Orthoptera

2009年11月13日 (金)

まだマツムシが鳴いていた!

 今晩、三重昆虫談話会のサロンに出かけた。津駅西口からほど近いいつものホテルのレストランに行くと「本日貸切」の張り紙。ここでできなければ、コメダ珈琲店津県文前店で集まることになっていたので、そちらに向かう。雨もほとんど上がっていたので、自転車で出かけたわけだが、途中起伏の多い道を1キロ以上ある場所に行くのは疲れた。しかし、思いがけぬことに、途中でマツムシの鳴き声が聞こえた。我が家の近所では、とうの昔に聞かれなくなっていたのに。
 サロンが終わってからは、三重県総合文化センターの前を通って帰宅したが、こちらでもマツムシの鳴き声が聞こえた。
 そろそろ「秋の夜長」という言葉を使っても良い季節になってきたと思うが、この前、「秋の夜長を鳴き通す、ああ面白い虫の声」というのはウソくさいと書いたのを多少は訂正しなければいけないかな、と思った。が、そのほかの虫の声を確認することはできなかった。マツムシは秋遅くまで鳴く虫なのだろうか?

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2009年10月20日 (火)

2009年・秋に鳴く虫も寂しくなってきた

 日は短くなってきたが、まだ「秋の夜長」というような季節でもない。「秋の夜長を鳴き通す、ああ面白い虫の声」と歌う歌があるが、既に我が家の周辺で鳴く虫は寂しくなってきた。
 あれほど騒々しく鳴いていたアオマツムシの鳴き声は、いつの間にか聞こえなくなってしまった。聞こえてくるのはオカメコオロギの仲間やエンマコオロギの鳴き声だ。数日前には、辛うじてマツムシの鳴き声も聞こえていたが。場所を変えればツヅレサセコオロギやミツカドコオロギは鳴いていると思う。通勤経路の途中にはクツワムシがたくさんいる場所があるのだが、もうだいぶ前から鳴き声を聞かない。
 こうやってあらためて見直してみると、上に示した歌は、どうやらウソくさい気がしてくる。本当の秋の夜長を鳴き通す虫は、それほど多くはないのではないだろうか。

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2009年9月23日 (水)

栗拾いにはまだ早かったが・・・昼間でもアオマツムシの鳴き声が

 昼食後、三男坊と一緒に近所の墓地に栗拾いに出かけた。ほんのわずかに収穫はあったが、まだほとんどが緑色の毬のままで木についており、まだ栗拾いの季節にはなっていないと思った。
 別の栗の木に向かう途中、墓地に生えるソメイヨシノの木の比較的低い場所からアオマツムシの鳴き声が聞こえてきた。昼間にアオマツムシの鳴き声が聞こえるようになると、本格的な秋になったような気になる。鳴き声の場所を探してみたところ、三男坊が鳴いているアオマツムシをソメイヨシノの葉の上に発見した。すると、そのすぐ隣に接している葉の上にはアオマツムシの雌が見つかった。おそらく鳴いている雄は、すぐ近くに雌がいることを知っていて鳴いていたのではないかと思う。しばらく観察していたが、雌は雄の鳴き声にあまり反応するようでもなかった。

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2009年9月 7日 (月)

間近から聞こえてくるマツムシの鳴き声

 帰宅したときには既に暗くなっていた。今日はこれまでになく近くからマツムシの鳴き声が聞こえてきていた。昨日までは気づかなかったので、どうやら今日になって庭にマツムシがやってきたか、庭で羽化したらしい。庭に面した縁側は網戸になっているので、庭で鳴く虫の声は間近から聞こえる。
 まだ夜が浅いうちは遠くから聞こえてくるアオマツムシの合唱が耳についたが、夜10時半ぐらいになったらアオマツムシの鳴き声はぴったりと止んでおり、マツムシの鳴き声だけが際立つようになっていた。やや遠くから時折ツヅレサセコオロギやハラオカメコオロギと思われる鳴き声が聞こえてくるが、庭で鳴いているマツムシの鳴き声はいつまでも続いている。
 子供の頃は本当の街中に住んでいたのでマツムシは憧れの虫だったが、居ながらにしてマツムシの鳴き声を聞く事ができるのは幸せだと思う。

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2009年8月30日 (日)

我が家の庭のトノサマバッタの成長

 ちょっと前に我が家の庭にトノサマバッタの幼虫が発生しているのに気が付いた。その後、草や芝を刈ってしまったので、どうなったかと思ったのだが、今朝見たところ、数は少ないながら、終齢幼虫や成虫が見られた。意外なほど成長が早い。
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2009年8月21日 (金)

2009年・ツヅレサセコオロギ初鳴き

 アオマツムシの鳴き声が賑やかになってきた。と思っていたところ、今日、庭からツヅレサセコオロギの鳴き声が聞こえてきた。この鳴き声を聞くと、秋を感じてしまう。今日は夜になっても蒸し暑い日だが。

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2009年8月12日 (水)

アオマツムシの鳴き始めは意外にも耳に心地よい

 昨日ぐらいからアオマツムシが鳴き始めた。最盛期になると、アオマツムシの鳴き声は騒々しくて耳に障るほどだが、まだ1匹1匹の鳴き声が聞き分けられるうちは、けっこう耳に心地よく響くものだと思った。

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2009年8月 9日 (日)

我が家の庭にトノサマバッタが発生

 昨日は天気が良かったが、今朝は明け方に雨が降り、今も曇っている。気温はそれほど高くはないが、湿度が高く、体調の管理が難しい。
 朝食後、何気なく庭に出てみたら、小さな虫がピョコピョコ跳ねるのが目についた。よく見てみると、どうやらトノサマバッタの幼虫である。それも、けっこうたくさんいる。
 トノサマバッタの幼虫がどこか他所から飛んでくるわけはないから、どうやら我が家の庭に卵が産まれていたということになる。トノサマバッタは、基本的には原っぱに発生する種なので、何で我が家の庭のような場所に発生したのはか謎だ。
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2009年7月15日 (水)

森上信夫著『樹液に集まる昆虫ハンドブック』

森上信夫著『樹液に集まる昆虫ハンドブック』
2009年7月17日発行
文一総合出版
ISBN978-4-8299-1025-2 C0645
1400円+税

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目次
 樹液酒場の魅力とは
 本書の使い方
 用語解説
 ギャラリー
 チョウ目
 ・チョウ
 ・ガ
 甲虫目
 ハチ目・ハエ目
 そのほかの昆虫
 樹液の出るおもな樹木
 索引
 おもな参考文献
 おわりに

コラム
1. 樹液に接近するときは、直進してはいけない
2. 樹液派?花派?チョウたちの正餐
3. 古つわものの勲章
4. 樹液酒場の「番付表」は正しいか
5. 吸う口・なめる口
6. 樹液酒場は出会いの場?
7. 人気樹種・不人気樹種は、何がちがう?
8. 樹液酒場のハンターたち

 著者の森上信夫さんから新刊を贈っていただいたので紹介したい。
 『樹液に集まる昆虫ハンドブック』は文一総合出版から出版されているハンドブックのシリーズの1冊だ。このシリーズのハンドブックは『昆虫の食草・食樹ハンドブック』(森上信夫・林 将之 著)と『朽ち木にあつまる虫ハンドブック』鈴木知之 著)の2冊を見ているが、どちらもポイントを絞って、対象が明確になっている気がした。『朽ち木にあつまる虫ハンドブック』は、某雑誌に書評を書くために熟読したが、実にマニアックで楽しそうな本だった。
 本書も、樹液に集まる昆虫に焦点を当てたもので、対象は明確だ。
 今ちょうど、樹液に集まる虫の種類が増え、楽しみが多い季節だ。昨日、本ブログに書いたように、ぼくもときどき近所の樹液の出ているクヌギの木に観察に出かけている。カブトムシ、コクワガタ、モコギリクワガタ、ヒラタクワガタ、モンスズメバチ、フクラスズメ、ベニスズメ、キシタバなどが夜の樹液で観察できる目立つ種だ。ぼくが近所の樹液で観察できる種は、本書にはほぼ網羅されており、それ以外にもたくさんの種の写真が掲載されている。
 著者の森上信夫さんは昆虫写真家だ。さすが、ぼくのような素人とは違って、写真の技術は確かだ。このシリーズは、「ハンドブック」ということもあり、手軽に持ち運びできる大きさにまとめられており、そのために個々の写真が小さいのは残念だと思う。
 それはともかく、本書は眺めているだけでも楽しそうな本だし、本書を持って樹液酒場を観察に行くにはうってつけのハンドブックになると思う。

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いしもりよしひこ(石森愛彦)著『うちの近所のいきものたち』

いしもりよしひこ(石森愛彦)著『うちの近所のいきものたち』
2009年6月29日発行
ハッピーオウル社
ISBN978-4-902528-34-3 C0045
1500円+税

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もくじ
 はじめに
4月 春です。チョウがさかんにとびはじめました!
 アブラムシ退治はテントウムシの幼虫で!
5月 カメムシいろいろ
 クズの虫たち
 このアオムシはなんの幼虫でしょうか?
 カマキリ誕生!
6月 ビオトープで見られるトンボ
 コウガイビルってしってる?
 アゲハの羽化を見よう!
7月 虫はだいすきヤブガラシ
 カナヘビを飼ってみました
 ヤモリは夜、でてきます
8月 セミがなきたててこそ、日本の夏!
 8月は虫にとっても暑い!
 夕方、コウモリがとびまわります
9月 夜、コオロギたちの合唱です
 ガガンボ出現
10月 赤トンボが急にふえます!
 この時期のカマキリ
11月 晴れた日には、まだチョウがとぶけれど
12月 ベランダに小鳥をよんでみました
1月 冬の虫さがし
 冬、カモの集まるところ
2月 「メスしかいない?」冬のヒゲジロハサミムシ
 こんな鳥が1羽だけ、いました
3月 ヒキガエルの卵とオタマジャクシの観察


 著者の石森愛彦さんから新刊を贈っていただいたので紹介したい。
 著者の石森愛彦さんは多才な方なので、なんという肩書きにしたら良いのか迷うのだが、とりあえずイラストレーターであることは確かだ。昆虫関係では、吉村仁先生の著書『素数ゼミの謎』の挿画を描かれている。
 石森さんには、出版社の方と一緒に、一昨年の4月に我が家を訪ねていただいた。子供向きにハサミムシの本を作りたいということで、ハサミムシの生態について色々お話をしたのだった。それだけでは十分ではなく、その年の7月には電話をいただいて、またハサミムシの話をした
 結局、ハサミムシの話だけで本を作るという計画は立ち消えになってしまった、とその後伺っていたのだが、その代わりに(というわけでは無いと思うのだが)ハサミムシの話が盛り込まれてできたのが本書『うちの近所のいきものたち』だと思う。
 石森さんは、東京都板橋区の街中にお住まいだ。本書には、石森さんのお宅の近所の生き物が、一年を通して描かれている。板橋区には大きな公園もあるとのことだが、ここに登場するのは、石森さんのお宅と、その近所にある学校のビオトープで見られる生き物だ。だから、特別に珍しい生き物が登場するわけではなく、ごく普通に見られる生き物が主役となっている。哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類も登場するが、主役はやはり昆虫だ。描かれている昆虫の種類も多岐にわたっているが、冒頭に書いたように、無視されることが多いハサミムシ(ヒゲジロハサミムシ)についても、きちんと描かれているところが嬉しい。
 季節は4月から始まり3月で終わっている。この一年を通して、"石森流"の観察術が描かれている。添えられている言葉も、"石森流"だ。アゲハの幼虫の飼育のところでは、『さなぎからこんな虫がでてくることもよくあります。寄生バチと寄生バエです。さまざまないきものがすんでいる地球、しかたありません。』とか『羽がきれいにのびないこともあります。「目の前で見る」とは「成功の保証がない」ということ。だからこそ感動するんだと思います!』とか書かれているが、これは自然の捉え方や感じ方としては極めて正しいと思う。様々な普通に見られる生き物に対して、しっかりした観察がなされており、それが"石森流"の表現で、実に効果的に描かれていると思う。
 都会で生き物の観察をするのは難しいような気もするが、この本を読んでいると、どこに住んでいても生き物の観察はできるものだと感じさせられる。
 本書はイラスト満載の本で、写真は一切載っていない。しかし、イラストは丁寧な観察に基づいて実物に忠実であるので、下手な写真よりもよほど説得力があると思う。生き物の観察のためのガイドブックとしても、本当にお薦めだと思う。

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