Neuroptera

2007年7月16日 (月)

ヒグラシとアミメカゲロウ

20070716blog2  今日は休日だが、毎週月曜日に行っている粘着板トラップの粘着板の交換や、飼育している虫の餌の交換などのために出勤した。台風一過で久しぶりの晴れだ。
 仕事を済ませ帰宅する前、ヒグラシ Tanna japonensis (Distant, 1892) がいないかと思って職場の畑の近くのヒノキ林に立ち寄った。人工のヒノキ林は太陽光が地面まで届かないので、下草も生えず、中は歩き易い。ところが、太陽光が届かないということは、すなわち暗いということなので、幹にヒグラシが止まっていても、向こうに気付かれる前にこちらが発見するのは困難だ。結局撮影することはできなかったが、3頭のヒグラシを確認できた。まだ鳴き声は聞いていないが、近々鳴き声を聞くこともできるだろう。
20070716blog1  するとそのとき、何やらフワフワと飛んでヒノキの葉に止まる昆虫を発見した。よく見るとアミメカゲロウ Nacaura matsumurae (Okamoto, 1912) だった。アミメカゲロウを前に見た記憶が残っているのは久留米に住んでいたときのことなので、十数年ぶりのことになる。それほど珍しい種だという気はしないが、意外に目にする機会は少ない。意識していればもっと見つけることはできるのだろうが。

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2006年9月25日 (月)

アリジゴク?

 職場で落とし穴式のトラップを使って地表を徘徊する捕食性昆虫の調査をしているが、今日はそこにアリジゴクのような昆虫が落ちていた。アリジゴクはウスバカゲロウの仲間の幼虫だが、落ちていたものはけっこう活発に歩き回っており、形態も何となく本当のアリジゴクとは違って見えるような気もするので、ヘビトンボの仲間の幼虫ではないかと思う。どちらなのだろう?
 コマダラウスバカゲロウ Dendroleon jesoensis Okamoto, 1910 の幼虫ように擂鉢状の巣穴を作らないアリジゴクの存在を知っていたものだから、石垣島に住んでいたときも、木の幹に止まっていた"アリジゴク"を本当のアリジゴクの仲間だと思って、アリジゴクの生態学的研究で有名なM先生のところに送ったことがある。M先生から最初に来た返事は、新種かも知れない、というものだったが、そのあと届いた返事は、ツノトンボの仲間だと思います、というものだった。要するに、分類が専門ではない昆虫の専門家でも間違えることがあるぐらいに、一見したところでは似ている、ということだ。両方とも脈翅目に分類されているわけだから、決して他人の空似ではない。
 ツノトンボの仲間だとすれば、まだ大きくなるはずなので、種名を確定するには飼育しなければいけない。捕食性だということは疑いないが、何を餌として与えればいいのか、よくわからない。

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2006年8月20日 (日)

歩いて動くセミヤドリガの繭?

 今日やらなければいけない仕事が少しだけあったので、休日だが職場に行った。行ったついでにセミヤドリガ Epipomponia nawai (Dyar, 1904) の幼虫を探そうと思って、畑の隣の杉林に行った。
20060820blog1  暗い杉林の中でも、真っ白のセミヤドリガの幼虫が寄生しているヒグラシ Tanna japonensis  (Distant,1892) も、樹皮にくっついた繭もよく目立つ。体調があまり良くなく、蒸し暑いので、長居をするつもりはなかったが、セミヤドリガが寄生したヒグラシを1頭、樹皮につくられたセミヤドリガの繭を3個見つけた。
 と、そのとき、セミヤドリガの白い繭が動いて歩いているように見えた。ところがよく見てみると、動いていたのはセミヤドリガではなく、セミヤドリガの繭についている蝋状の物質らしきものを背負っているクサカゲロウかヒメカゲロウの仲間の幼虫だった。こんな暗い場所で真っ白の物体を背負っていると、かえって目立って都合が悪いのではないかと思うのだが、実際はどうなのだろう。
20060820blog2

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