仕事

2009年9月30日 (水)

つくばへ・・・同定研修会に参加

 津市内に住む虫屋のOさんやAさんからウスバウバメガを見たという話を聞いたが、津に来てからは、まだ一度も見たことが無い。昨日の朝、出張でつくばに出かけるために桜(ウスバツバメガの寄主植物だ)の名所の偕楽公園の中を通ったが、やはり姿を見ることができなかった。
 昨日はまだ疲れが抜けておらず、名古屋まで立ちっぱなしというのもかなわないと思ったので、本当に久しぶりに名古屋まで近鉄特急に乗った。名古屋に行くのに近鉄特急を使ったのは、ほぼ2年ぶりだ。津7:15発の特急に乗ったら、名古屋8:20発ののぞみにギリギリで乗れた。N700系。時間に余裕があったので、何も慌てて乗ることは無かったのだが、ついつい階段を上がってすぐ、目の前のドアから乗ってしまった。そこはグリーン車だったが、そこから自由席車輌まで、けっこう歩かなくては行けなかった。予想通り、自由席にはほどほどに空席があり、問題無く着席できた。
 東京には10時過ぎに着き、すぐ上野に向かい、上野駅で少し時間を潰して早めの昼食もとった。常磐線の列車に乗り、牛久駅に着いたのは昼前だった。ここでもバスの時刻までベンチで一休み。
 午後1時前につくばの現地に着いたら、天気はあまり良くなかったが、ツクツクボウシとアブラゼミの鳴き声が聞こえた。
 昨日から今日まで、現在行っているプロジェクト研究の同定研修会だ。去年はハサミムシを担当して講義をする側だったが、今回は受ける側だった。昨日は午後半日で講義を受け、夕方は懇親会。農林水産省の施設の中の食堂で行われたのだが、量も質も質素だった。かなり不満は残ったが、食べ過ぎで具合が悪くなるような危険性はなかったので良かったのかも知れない。普段ならこの施設の中の宿泊施設に泊まるところだが、満室だと言うことだったので、近所(と言ってもバスで4〜5分ぐらいの所だ)のホテルを予約しておいた。このホテルも質素だった。その割には、値段はそれほど質素ではなかった。
 今日は実際のサンプルをもとに同定の実習。ゴミムシやクモのサンプルを持参したのだが、専門家の目で見てもらうと、同定間違いがたくさんあった。特にクモがひどい。そのうち慣れてくると思うのだが、科のレベルで間違っているのだから話にならない。しかし、今回の研修を受けたことで、着実に同定能力はスキルアップされたと思う。
 研修は昼までで、施設の食堂で昼食をとったが、やはり味は不満が残る。バスで牛久駅に向かったら、ちょうど1時間に1本の特別快速が来て幸運だった。特別快速ならつくばエクスプレスにも見劣りしない。日暮里で山手線に乗り換え、秋葉原で途中下車し、しばし秋葉原見物(若干の買い物も)。
 東京駅に向かい、ちょうど発車する新幹線に乗ったら、またN700系だった。名古屋で降り、久しぶりに「想吃担担面エスカ店」に行く。最近は比較的出張が多かったのだが、列車(快速みえ)の時間の都合で食べそびれていた。しかし、今日はちょうど良い具合の乗り継ぎ時間だった。汁なし担々麺とマンゴープリンを食べる。うまい。
 食事を終え、名古屋駅の関西線のホームに行くと、既に快速みえには乗客が乗り込んでおり、座ることはできなかった。まあ、これも桑名までの辛抱と思って乗ったところ、予想したとおり、桑名では相当数の客が降り、座ることができた。
 東京でも雨が少し降っていたが、こちらでは傘をささずに歩くには無理がある程度の雨が降っていた。このところ、長い間雨らしい雨が降っていなかったので、しばらくは雨が降ってくれた方が良いのではないかと思う。

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2009年9月11日 (金)

2年ぶりの神戸・・・関西病虫害研究会に参加

 神戸で開催される関西病虫害研究会の第91回研究発表会に参加するため、昨日から神戸に行った。昨日は移動日で、長男が使い残していた「青春18きっぷ」が1回分あったので、それを使っていわゆる「乗り潰し」をした。新しく乗ったのは、JR東西線の尼崎から放出までとおおさか東線の放出から久宝寺駅まで。電車の中では、誕生日にアレクス君から贈られた『フェルマーの最終定理』を読み終えた。長い本なので読み終えるのに数日かかったが、わくわくさせられるような面白い本だった。夕方は同僚と落ち合って、神戸元町の南京町の中華料理店で夕食をとった。
 朝は早めに起きてホテルの1回のロビーで簡単な朝食をとった。喉が渇いていたせいか、ジュース1杯、スープ2杯、コーヒー3杯も飲んでしまった。南京町の西安門の近くのホテルから会場までは歩いて12〜13分だった。するとそこにあったのは、「小泉八雲旧居跡」という碑。小泉八雲と言えば松江、という印象しかなく、神戸にも住んでいたとは知らなかった。
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 一応関西病虫害研究会の事務局なので、会場では受付に座っていた。講演が始まると講演会場へ。
 昼食は神戸出身のIさんの案内で、美味しいという噂のラーメン屋へ。地下鉄の駅で2/3駅ほど西へ歩く。「神戸の中華そば・もっこす本店」。
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 昼食時のセットメニューがお得ということで、それを注文。中華そば+餃子+御飯で800円。なかなか美味しいラーメンだった。ただの中華そばなのにチャーシューが多かった。中華そばとは別にチャーシューメンというメニューもあったが、どれぐらいチャーシューが乗っているかを想像すると恐ろしい。お腹がいっぱいになり、午後からは目の皮も弛みがち。
 夕方4時半前に講演会は終了。同僚は軽い打ち上げに参加するということだったが、ぼくは一人でさっと阪神元町駅に向かう。目的地は大阪なにわ筋のマジックスパイス大阪なにわ店。ここで食べれば、マジッックスパイスの全国4店を全部制覇したことになる。3月の札幌4月の東京下北沢6月の名古屋大須に続いて半年で達成ということになる。関西病虫害研究会の研究発表会は、本当は5月に予定されていたのだが、例のインフルエンザ騒ぎで延期になっていたので、その騒ぎが無ければ、3月末から6月半ばまでの3か月で達成できていたはずだった。マジックスパイス大阪なにわ店の最寄り駅は桜川だが、阪神なんば線の乗り潰しのため、大阪難波まで乗り、大阪難波駅から現地に向かった。
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 注文したのは、チキンの涅槃。辛さは札幌の涅槃とほぼ同様。名古屋大須の涅槃は異様に辛かったので、やはり店によって辛さの基準が違うように思える。野菜の量も多く、満足。満足度の順番は、名古屋大須≧札幌≒大阪なにわ≫東京下北沢、ということろか。
 マジックスパイスでのでの食事を終え、再び大阪難波駅へ。19:00発のアーバンライナーの切符を買う。近鉄特急に乗るのはほぼ2年ぶり。2年前に神戸大学で昆虫学会の大会が開催されたとき以来だ。それまではちょくちょく乗っていたのだが。まあ、このところ大阪方面に行く用事がなかったということなのだろうと思う。津に着いたのは夜8時半前。自宅には戻らず、そのまま三重昆虫談話会のサロンの会場に向かう。今日は盛会で8人も集まった。甲虫の和名の話(「ルリクワガタ」を「オオルリクワガタ」にするべきかどうか、とか)や、オオトラカミキリやカワラハンミョウの話など、話題も多かった。夜10時半前に散開。楽しい時間だった。

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2009年8月19日 (水)

フェロモントラップの誘引剤が消えた

 先週の調査の時、調査地のうちの一か所に5個設置してあるフェロモントラップのうち、ハスモンヨトウ用の誘引剤を設置したトラップの誘引剤が無くなっていたので、一旦研究所までもどって新しい誘引剤を持って再設置した。ここまでは片道約30分の道程なので1時間ちょっとの時間を無駄に使わされた。誘引剤は粘着板にくっついているので、風で飛ばされたという可能性はまず考えられない。考えられるとすれば、鳥(カラスが疑わしい)が誘引剤をくわえて何処かに持ち去ったという可能性も考えられるが、もしそうだとすれば、粘着板に羽毛のひとつぐらいくっついていてもおかしくない。いずれにしても、謎であった。
 今日は、先週そういうことがあったので、誘引剤を交換する予定の日ではないが、あらかじめ誘引剤を持参して(4週間ごとに交換しているので、交換しない日には持ち歩いていない)調査に出た。
 早速、先週誘引剤がなくなっていたトラップを見てみると、何と今日も同じトラップの誘引剤がなくなっていた。粘着板にくっついているハスモンヨトウも、脚の数の割には胴体の数が少ない。このことから判断すると、粘着板にくっついていたハスモンヨトウを鳥(おそらくカラス)がハスモンヨトウを食べたついでに、誘引剤も持ち去ってしまったと考える妥当性が高くなったような気がする。しかしながら、今回も鳥の羽毛は確認できなかった。
 あらかじめ誘引剤を持参していたので、無駄な時間を使わされることはなかったが、困った事だ。研究費に困っているわけではないが、誘引剤1個の値段も1000円近いので、バカにならない。気休めかも知れないが、今日はトラップの配置を隣のヨトウガ用のものと入れ替えてみた。来週見るのが楽しみだ(などと暢気なことを言っていてはいけないが)。
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これが初期状態のフェロモントラップ。粘着板の中央にある赤いゴム製のキャップが誘引剤。普通はハスモンヨトウを調査する場合、専用のトラップ(この写真のものは汎用のもの)を使うのだが(おそらく、汎用のものではオーバーフローしてしまうため)、厳密な調査ではないので、汎用品を使っている。来週見るときには、おそらくビッシリとハスモンヨトウがくっついているはず。

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2009年8月 6日 (木)

学会のプログラム作成作業がほぼ終わる

 10月10日から12日まで三重大学で開催される第69回日本昆虫学会大会のプログラムを作成する作業をしていたが、一昨日の大きな山を越え、自分がやらなければいけない仕事はほぼ終わったような感じがする。それにしても色々あった。
 プログラムは近々公表されると思うので、ここに細かいことは書かないし、ここで質問されても答えるつもりはないが、今回の大会は、シンポジウムと小集会に使う時間が多くなったことだけは書いておこうと思う。
 一般講演は全部で177題で、5会場使用し、3日間とも9:00から12:00まで。シンポジウムは1日目の午後のはじめに1コマ、2日目の午後に2コマ、それぞれ2会場各2時間半。小集会は2日目の夕刻に1コマ、3日目の午後に2コマ、それぞれ5会場各2時間割り当てた。一般講演の申し込みが思ったより少なかったので、小集会に多くの時間を割り当てることができたわけだ。
 ぼくの仕事はほぼ終わったが、大会事務局のT先生の仕事はまだいっぱい残っているはずだ。
 まだ参加費を払っていないアナタ。T先生が困っているので、早く振り込んで下さいね。

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2009年7月30日 (木)

学会のプログラム作成作業を始めて思ったこと

 10月に三重大学で開催される第69回日本昆虫学会大会のプログラム作成の担当になり、その作業をしている。先週一杯で申し込みを締め切ったので、作業に入ったのは今週になってからだ。実際に作業を始めてからわかったのだが、主催者側の意図が参加者(=申込者)になかなか伝わらないのをひしひしと実感している。
 参加申し込みのウェブサイトには講演要旨用のひな形ファイルが準備されているので、それに従って講演要旨を作成すればいいのだが、大変理解しにくいことに、それをわざわざ自分勝手に変えてしまっている人がいる。それも少数ではなく、登録された講演要旨の半数近くはひな形の原型を留めていない。ひな形ファイルは、講演要旨集を作成するのに都合が良いように作られているわけだから、そこのところが理解されても良いと思うのだが、全く理解されているとは思えない人が半数近くいるわけだ。
 中には、講演を申し込んでいるのに講演要旨を登録していなかったり、講演要旨に演題や発表者名が書かれていなかったり、驚くべきことに、ひな形ファイルがそのまま講演要旨として登録されていたものもあった。
 こういう人たちには連絡をとって、講演要旨ファイルを送ってもらうようにしているのだが、1日以上経っても返事の無い人もいる。
 このほかにも、講演要旨の差し替えを依頼してくる人もいたりするし、面倒なことこの上ない。
 それにしても、大変困ったことだ。明日は週末なので、電話をかけまくって催促することになるかも知れない。

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2009年5月22日 (金)

あっと言う間の英文校閲・・・こういうこともあるわけね

 某学会誌に投稿するための短い論文を日本語で書いたのだが、それには英文の摘要を付けなければならない。その英文の摘要は、投稿前にネイティブによる英文校閲を受けることが義務づけられている。
 というわけで、今朝、いつも(お金を払って)お願いしているアメリカ人に「今すぐできるか?」と電子メールを出した。するとすぐに返事が返ってきて「週末前ならすぐにできる」との返事。おお、アメリカは時間が遅れているから、まだ週末までには時間があるな、などと考えながら、早速原稿を送ったところ、昼前には校閲が済んで原稿が返ってきた。短い論文の英文摘要とは言え、2時間半足らずで片付いてしまった。アメリカ合衆国東部時間では、木曜日の夕食後にくつろいているような時間帯だと思うが、こうやってすぐに対応してもらえると嬉しい。
 というわけで、論文は早速投稿することができた。論文を一つ投稿すると、一つ仕事が片付いたような気がする。

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2009年3月18日 (水)

調査日和・・・モンシロチョウ・モンキチョウ・キタテハが飛ぶ

 今日は晴れて風もなく、いい天気になった。今日はいつものように、毎週1回の調査の日だ。これまで他の研究課題を担当していたIさんが、4月からぼくと一緒に仕事をすることになり、今日はその予行のような意味合いで、一緒に調査に同行してもらった。
 いつもは一人で調査に出かけているので、自分が写真に写ることは無いのだが、今日はIさんにカメラを持ってもらって、仕事をするふりをしている写真を撮ってもらった。この前植え付けられたばかりのキャベツの苗が並んでいるところにピットフォールトラップを仕掛けている。この畑は回りが広々としていて気持ちが良いところで、3か所の調査地点の中で一番好きな場所だ。
 このあたりで、モンシロチョウ、モンキチョウ、キタテハが飛んでいるのを見た。モンキチョウの数が一番多かった。モンシロチョウはこれから増えてくるのだろう。
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2009年3月13日 (金)

論文査読の依頼が来る・・・今度は受けようかなぁ

 さきほどメールをチェックしたら、知らない外国人からメールが来ていた。どうせスパムだろうと思ったのだが、よく見てみると論文の査読の依頼文書だった。
 知らない雑誌だったが、ホームページを検索してみると、外国の大手の出版社から出ている雑誌で、まともな雑誌のようだし、メールの本文に書かれていたアブストラクトを読んでみると、自分に対応できそうな内容だった。その内容を読むと、編集担当者が、ぼくが一昨年出した論文を読んでいるらしいことが伺われる。
 ヒマというほどヒマではないのだが、査読の依頼を断ることはあまり良くないことなので(と言いながら、ちょっと前には本当に忙しかったので一つ断ってしまったのだが)、今度は受けてみようかと思う。英語で書かなければいけないのは面倒だが、それも自分の勉強になると思えば損なことではないと思う。

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2009年3月 1日 (日)

メールが届かないことも悪くない

 金曜日の夜から、明日の未明まで、職場で繋がっているメールシステムが更新されるために不通になっている。メールが届かないということは、こなさなければいけない仕事が増えないということなので、たまには悪くないことだと思う。
 明日の朝には復旧しているはずだが、メールの嵐にならないことを期待している。

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2009年2月24日 (火)

害虫生態研究者の立場としての昆虫分類・同定への関わり(その2)

 何とか無事に話を終えた。社交辞令かも知れないが、面白かったと言ってくれた人が複数いたので、まあまあの内容だったかも知れない。
 ところが、ぼくを分類学の研究者だと勘違いしていた人が複数いたことがわかったのは意外だった。今日の話も、あくまで害虫の生態の研究者の立場として話題提供するということになっていたはずなのだが。勘違いの一つの理由は、某T氏が某著書の中で、ぼくのことをハサミムシ屋だとしつこく書いていることがあることがわかった。確かにぼくは、日本産のハサミムシであれば、一部の未記載種を除けば同定できるし、さらにいくつかの種では、幼虫でも同定できる。これが勘違いの一つの原因だったのだ。
 でもやはり、ぼくは生態屋なのだ。学会誌に書いた論文は、生態関係のものばかりだし、学位論文もホシカメムシの生態に関するものだ。分類や同定の問題は、避けることができるなら避けて通りたい、というのが本音だ。

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害虫生態研究者の立場としての昆虫分類・同定への関わり

 組織内の会議で昨日からツクバに来ている。今日行われるその中の『昆虫研究における分類・同定の重要性について考える—応用分野と基礎分野の相互発展のためにできること—』というシンポジウムで「害虫生態研究者の立場としての昆虫分類・同定への関わり」という演題で話題提供することになっている。他の3名の話題提供者は分類屋さんだが、ぼくだけでが分類屋さんではない。何故ぼくが話題提供者としてお声がかかったのか、全くわからないフシが無いでもないが、ぼくが多少は分類に首を突っ込んだことがあることを見透かされていたのだと思う。
 昨晩は、話題提供者4名で打ち合わせをしたが、準備したとおりの内容で話をすることで決着した。
 総合討論ではどんな意見が交わされるか、ちょっと楽しみでもある。

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2008年11月19日 (水)

一番安全な農薬・・・・・テデトール

 有機農業をやっている農家さんの畑を研究に使わせていただいているのだが、今日そこで調査をしていると、となりの畑で仕事をしていたおばあさんから声をかけられ、「虫がいっぱいおるんやないの?」。ぼく「いっぱいいますよ、薬かけてないから」。おばあさん、「わしも薬かけてないけど、毎日手で取ってるよ」。一番安全な農薬、テデトールである。手間はかかるけど。
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2008年10月17日 (金)

ハサミムシの同定の実習を行う

 今日は受講者が持参した材料の同定の実習だ。ハサミムシは種類数が少ないので同定に困るような種が出て来るとそれはそれで楽しみなのだが、幸か不幸か同定ができないような材料を持参した受講者はいなかった。予想したとおり、初心者にはヒゲジロハサミムシ、コバネハサミムシ(キアシハサミムシ)、コヒゲジロハサミムシの3種の間の同定が難しいようだという感触を得たが、十分に理解していただける説明ができたと思う。
 実習は忙しすぎることもなく、ヒマすぎることもなく、充実した時間を過ごせたと思う。このような充実感は、これまでのツクバ出張では感じたことは無かった。
 実習が終わり、他の講師や受講者の8名ほどで、果樹研究所の前の「天将」という店で昼食をとった。聞くところによれば、この店は、その昔果樹研究所の前身の園芸試験場が神奈川県の平塚にあった頃には園芸試験場の前で店を開いており、試験場のツクバ移転(昭和50年代前半頃のことだ)とともにツクバの果樹研究所(当時は果樹試験場)の前に移転してきたとのことだ。天ぷら定食840円。際立った特徴はなかったが、御飯と味噌汁は特に美味しいと感じられ、それなりの満足感はあった。
 その後、一緒に食事をしたMさんの車で受講者のYさんと一緒にみどりの駅まで送ってもらったら、すぐに電車が来た。すると目の前に現れたのはツクバの某研究所のYさん。受講者のYさんとぼくの間に席を移ってもらい、某研究所のYさんとぼくの共通の前任地(任期は重なっていないが)の石垣島の話などをしたので、電車の中で飽きることはなかった。
 例によって秋葉原で電車を降りてから、電気街の電子部品屋を数軒ハシゴした。そして自動販売機のペットボトル入りのドクターペッパーを土産にするために入手しようと思ったのだが、ペットボトル入りは無く、350ml入りの缶入りだけしかなかった。仕方がないので、帰りの新幹線の中で飲むために1本だけ買った。ペットボトル入りのドクターペッパーが入手できなかったことに落胆しながらJRに乗り、東京駅で土産を入手し、新幹線に飛び乗った。名古屋からは18:30発の快速みえ。列車を待つ人の列の後ろの方に並んだが、珍しく4両編成だったので、難なく座ることができた。
 新幹線と快速みえの中では持参した池田清彦氏の著書を読んだ。最近、氏の他の著書も読んだので、このブログには近いうちにその読後感を書こうかと思っている。
 風邪の症状の咳がまだ残っており、体調は万全ではないはずなのだが、今回の出張では、思いのほか疲れが残らなかった。今回は、これまでのツクバ出張のうちでは、もっとも充実感があるものだったが、その充実感が気分に影響して、疲れが残らなかったのではないかと思う。もっとも、昨日たくさん歩いた後遺症の筋肉痛が出そうな気がするのだが。

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2008年10月16日 (木)

あてにならないバス時刻表

 某プロジェクトの研修会の講師を依頼されて、ツクバにある果樹研究所に出かけた。ハサミムシの同定法についての講演だ。ハサミムシは、ぼくの研究生活の出発点における材料だったので、それをネタに話をする機会を作っていただいたことは、やはり嬉しい。
 インターネットで列車やバスの時刻を調べ、津駅7:21発の近鉄の急行(この列車は名古屋に到着するまでに特急に1回も追い抜かれない数少ない急行の一つだ。途中で2本の特急に抜かれる急行も少なからずあるので、1回も追い抜かれないのは気分が良い。)に乗り、つくばエクスプレスのみどりの駅に11:45分に到着し、みどりの駅の近くで食事をとって土浦行きのバスに乗って榎戸バス停で降りて、そこから果樹研究所まで歩いて行く計画を立てた。
 ところが、朝予定より早く準備ができたので、その1本前の7:11発の急行に乗る事ができた。すると名古屋では予定より10分早い新幹線に乗ることができ、しかもそれはN700系だった。東京で京浜東北線に乗り換え、日暮里で常磐線に乗り換え、北千住でつくばエクスプレスに乗り換えてみどりの駅には予定より30分早い11:15に着いてしまった。ちょっと時間は早いが食事にすることにした。入った店は駅から歩いて数分のところにある「にんたまラーメン」という看板が出ている店。津市にもあるチェーン店だが、興味惹かれる店だったので当初からチェックしていた。チェーン店なので大きな期待はしていなかったが、それなりに美味しく、スープも飲み干してしまった。と言うことは、ぼくにとっては合格点だった。
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 そこであらかじめ調べておいたバスの時刻までしばらくあったので、店の中で持参した新書を読んで時間をつぶし、バス停に向かった。するとどういうことか、インターネットに出ていたのとは時刻表が全く異なっており、バスは出たすぐあとだった。目的地の近くまで行く次のパスまでに40分近く待たなければいけないことがわかり唖然とした。そこで気を取り直し時刻を計算すると、歩いて行っても開始時刻に余裕で間に合うことがわかったので、黙々と歩き始めた。天気が良く気温もやや高かったが、幸い荷物も軽かったので、足取りも軽かった。歩き始めてしばらくすると、何やら誰かに後を付けられているような気がして後ろを振り向いた。すると、長身の若い女性が日傘をさして歩いていた。やがて間は徐々に縮まり、ついには追い抜かれてしまった。足を動かす速度はほとんど同じなのに、歩く速度が違うのだ。どうやらぼくの歩幅が小さいらしい。はっきり言って悔しかった。その女性も同じ方向に歩き、女性が交差点で信号に引っかかる度に、ぼくが少しずつ追い付くなどして、差が開いたり縮まったりした。その女性がサイエンス大通りの信号に引っかかったときに何とかまた追い付いた。女性はサイエンス大通りを渡ったところで方向を変え、ぼくと別れることになった。みどりの駅から歩いてきたとしたら、その女性もかなりの距離を距離を歩いたことになる。ぼくと同じ酔狂な人だったのだろうか。ぼくはそのまままっすぐ歩き、上横場の信号の少し手前で脇道に入り、目的地の果樹研究所に向かった。ラーメン屋を出てから約45分で着いた。かなり早足で歩いたつもりなので、距離は4kmぐらいあったのではないかと思う。それにしても良い運動になった。
 目的地に着いてから地元の人にバスの時刻が変わっていた話をすると、「関東鉄道バスはちょくちょくダイヤが変わるのに、それを知る方法がバス停に行かなければわからないんですよ」とのこと。それにしても、とんでもない目にあったと感じた。みどりの駅に着いたときに、ちゃんとバス停で時刻表を確認すべきだった。
 今回の出張では、ぼくのハサミムシのほか、寄生蜂、クモ、ゴミムシ、トンボの同定法の講演があった。ぼくのハサミムシは他の分類群と較べると、種数が遥かに少ないので、十分に余裕のある話ができたと思う。
 夜は研究所の中での懇親会。この類の懇親会はあまり好きではない。何故かと言えば、ぼくの体は食べ物として汁物を要求するのだが、この類の懇親会では汁物が出る事は決してなく、水分を摂ろうと思えば、ビールかジュースかウーロン茶を飲むしか無いのだ。懇親会を終えてホテルに行っても、体が汁物を欲していたのだが、そんなものはなく、我慢して寝ることにした。
 明日は受講者が持参した材料を見る実習だ。どんな材料が見られるか楽しみだ。

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2008年9月 5日 (金)

信州のセミは少なかった

 某プロジェクトの中間検討会と現地視察のために昨日、今日と長野県に出かけた。
 昨日、長野駅を降りると、それなりに暑かったのだが、セミの鳴き声は全く聞かれず、もうセミは終わってしまったのかと思った。昼過ぎのほんの十数分のことだったので、たまたまその時間帯にセミが鳴かなかっただけなのかも知れないが。
 検討会が済み、夜は懇親会。懇親会が終わって外に出ようと思ったところ、このプロジェクトの評価委員であるK大学名誉教授のS先生が「今でもオペラを観ているんですか?」と話しかけてきたのでタマげてしまった。ぼく「何でそんなことをおっしゃるのですか?」。S先生「ドイツの国際学会のとき、オペラに通っていたと話されていたのを憶えてますよ」。う〜ん。もう20年以上も前のことなのだが、妙なことを憶えられてしまっているのに驚いてしまった。確かに学会の会期中、3回オペラハウスに行ったのは確かだ。ハンブルクのオペラハウスでは「フィガロの結婚」、「ナクソス島のアリアドネ」、「トスカ」を観たのはずだ。でも、あれほどオペラを観たのは、あのヨーロッパ旅行のときだけだ。日本ではそれほどオペラを観られるわけではない。
 二次会は失礼させていただき、ホテルでくつろぐ。とは言っても、テレビを見ながらゴロゴロしただけ。持参した本はほとんど読めず。
 ぐっすり眠ることはできたが、朝は必要以上には早く目が覚めてしまった。仕方がないので昨日買っておいた朝食用とサンドウィッチを食べ、コーヒーを飲む。テレビのニュースを見ていると、津市は大雨が降っているとのことで、津の街の景色が映された。
 今日は現地視察。集合時刻は7:50。普段の現地視察の場合よりちょっと早い。まず長野駅から北へ向かい、飯綱町の減農薬栽培のリンゴ農園を見た。害虫はほどほどに見られるのだが、天敵類の密度がかなり高く、実質的な被害にはなっていない。一般にリンゴは農薬が非常に多く使われている作物だが、やり方によっては農薬を減らせる良い事例だと思う。ここでは、ミンミンゼミの鳴き声をわずかに聞いたのみ。ヒメシロチョウも飛んでいたらしいが、自分は見ることができず。
 ここから高速道路を使って佐久へ。とあるホテルの宴会場のような場所で食事をとってから、軽井沢町のキャベツとレタスの産地へ。ここはこれまでに2回行ったことがある場所だ。しかし、9月に入ってから行くのは初めて。これまでは8月20日過ぎぐらいだった。去年も行ったのだが、そのときはエゾゼミの鳴き声が騒々しいほどだった。ところが今年は、着いたときにはセミの鳴き声は全く聞かれず。
 圃場で行われている調査の概要の説明を受けているうちに、遠くでミンミンゼミが鳴き出した。やがて、エゾゼミとアブラゼミも鳴き出した。しかし、鳴き声はまばらで、もうシーズンの終わりであると感じさせられる。圃場からバスを待たせてある場所へ行く途中、チッチゼミの鳴き声を聞くことができた。チッチゼミの鳴き声を聞くのは久しぶりだ。Zikadeさんによれば、松林の林床にツツジの仲間があるような場所に多い、ということだが、付近にはどちらも見当たらなかった。
 ということで、今回はエゾゼミの合唱を楽しみにしていたのだが、今年はもうシーズンをはずしてしまって、目的を十分に達することができず、というような状態だった。
 帰りは佐久平駅から新幹線で長野に出て、「しなの」に乗り換えて名古屋へ。疲れてしまっていたので「しなの」の中では3時間近く爆睡状態だった。名古屋からは「快速みえ」で津へ。疲れました。

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2008年6月22日 (日)

また海外からの査読の依頼を断ってしまった

 現時点においてGoogleで「査読」、「断る」という検索語で検索すると、このブログの記事が2番目にヒットする。どういう理由で上位でヒットしているのか、理屈は謎だが、とにかくそうだ。
 あのとき査読を依頼されたのは海外の植物科学の論文誌で、「自分の専門は昆虫学のしかも生態学で、植物学は専門外だから」という理由で断った。今度はこともあろうに、海外の植物科学の総説誌からの依頼だ。インパクトファクターは9に近く、自分にはとても手が届くようなところにある雑誌ではない。論文の内容は、前回査読の依頼を断った論文と似通ってるところがあった。どうやら、ぼくが植物科学の研究者である、などという間違った情報が海外に飛び回っているとしか思えない。その理由が思い当たらないわけでは無いのだが・・・・・。今回も前回と同じ、この分野の研究者である某Kさんを代わりの査読者として推薦してしまった。Kさん、申し訳ない!
 こうやって書いていると、ぼくは査読を断ってばかりいるようだが、ぼくが査読の依頼を断ったのは、ここに書いた2回しかない。これまでに、国内19件、海外1件、合計20件の査読をこなしている。だから、査読拒否率は2割以下だ。今年度(4月以降)だけでも、それ以前からの継続も含め4件の論文に関わった。自分で書くのも何だが、十分に学会に貢献していると思う。

 査読とは何か?ご存知ない方はこのサイトをご覧いただくと良いと思う。

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2008年5月23日 (金)

山梨県の有機栽培農家を訪ねる

 昨日から山梨県北部の有機栽培農家を訪ねてきた。KさんやAさんなど、山梨県職員の皆さんには大変お世話になった。
 去年の秋、ある研究会でKさんとAさんにお会いしたとき、山梨県では有機栽培でしっかり経営が成り立っている農家がありますから是非見にきてください、というお誘いがあり、それに応える形でそれが実現した。
 あまり詳しいことは書けないが、これまでぼくが持っていた有機栽培のイメージが完全に破壊されるような衝撃を受けた。もっとも、三重県という温暖地と山梨県というやや高冷な地域とでは事情が異なるのかも知れないが、それにしても大きな規模で有機栽培を実現している現場を目にして驚かないわけにはいかなかった。
 これから数年の間、環境保全型農業と関連した研究プロジェクトに関わることになっているが、今回の見聞は大きな意味のあるものになるに違いない。
 山梨県を訪れたのは、学生時代以来かも知れない。そのときはオオムラサキで有名な日野春に行った。今回はオオムラサキの季節にはまだ早すぎるので思いを馳せたに留まったが、あちこちに雑木林や松林がある環境は、ぼくにとって心安らぐ所にように思えた。昨日も今日も天気がよく、松林に行けばハルゼミが元気に鳴いていた。本当に久しぶりにハルゼミの合唱を聞くことができた。山もまだ残雪を抱いており、南アルプスの雄大さは圧倒的だった。八ヶ岳の雪はほんの僅かしか残っていないように思われたが、山を南から眺めていたから残雪が少なく見えたのだろう。
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 昨日の夜は山梨県の皆さんと情報交換を兼ね懇親を深めた。一次会の席はとりたてて甲斐の国らしい場所とも言えなかったが、二次会に連れて行ってただいた店は、「おざる」と言って甲斐の国の名物の「ほうとう」をざる饂飩のようにして食べさせる店に連れていっていただいた。本当はこの店を一次会の場所にしたかったとのことだったが、他のグループに先に押さえられて予約できなかったとのことだ。ざるに盛られた茹でて水切りした「ほうとう」を具の入った暖かい汁をつけて食べる。麺食いのぼくとしては、大変満足できるものだった。この日ばかりは減量作戦も休戦だ。
 今回は行きも帰りも中央本線の塩尻を経由した。中央本線の名古屋方と甲府方の乗り継ぎはあまり良くない。行きは塩尻から先は普通列車の乗り継ぎしかなく、帰りは特急列車を乗り継いだが30分近くも待たなければいけなかった。甲府は東京方面に出るのは便利なようだが、それ以外の方向に出るのは極めて不便な場所と言わざるをえない。リニア新幹線ができれば大変近くなるだろうが、リニア新幹線そのものは無くても良いようなものに思える。

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2008年5月17日 (土)

第90回記念関西病虫害研究会大会2日目

 昨日に引き続き第90回関西病虫害研究会に行った。今日は朝9時から始まるので、ちょっと朝が早い。名古屋大学は街の中心からはかなり離れているので、名古屋駅からだと最低でも30分はみておかないと間に合わない。今日は土曜日なので混雑はひどくなかったが、それでもやはり名古屋駅で地下鉄東山線に乗ったときには座れなかった。今日は土曜日なので600円で地下鉄と市バスが乗り放題の「ドニチエコきっぷ」が使えるので、それを使った。普通に往復するだけなら普通運賃を払った方が安いのだが、帰りに寄り道を考えているのだ。東山公園駅で降りて、会場まで歩く。電車を降りてから12〜13分で到着。本山で名城線に乗り換えて名古屋大学駅まで乗ると、乗り換えに時間がかかり、へたをすると10分も待たされるので、明らかに東山公園駅からの方が時間が節約できる。
 今日は一般講演のみ。今日受付をする人は少なく、受付業務ははっきり言ってヒマだった。一般講演が終わるちょっと前、受付を撤収し、帰ることにした。
 2人のKさんと一緒に東山線の東山公園駅に向かう。一緒の電車に乗ったが、2人のKさんは名古屋駅まで乗ったもようだが、ぼくは途中の栄駅で降りた。目的地は「わしたショップ」と三越名古屋栄店で開催されている沖縄物産展だ。息子から頼まれていたミキを探したのだが、どういうわけか、どちらにも見つからなかった。物産展の会場で「ナーベラー定食」を食べる。840円。どういうわけか知らないが、えらく待たされた。30分近く待たされたような気分だったが、実際には20分ぐらいだったかも知れない。味は悪くなかったが、ちょっと量が少なかった。まあ、体重制限中の身としては悪いことではない。でも、もう少し安くても良いのではないかと思った。
 最近は寝酒を飲むことが多くなり、一昨日それが切れてしまったので、泡盛を買うことにした。結局、物産展の方ではなく「わしたショップ」で買った。八重山の銘柄ばかり3合瓶を3本買った。「於茂登」と「白百合」は石垣島、「舞富名」は与那国島の泡盛だ。それぞれ1本892円。石垣島で買えば600円ぐらいのものだが、輸送費がかかっているだろうから、この値段は仕方がない。
 ついでに、沖縄そばの乾麺と「ちょっちゅね」も買う。
 泡盛を3本も買ったので、けっこうな重さになり、歩くのがちょっとつらくなってきた。しかし、もう一度物産展を物色してから名古屋駅に戻った。
 快速みえに乗ったが、列車が入ってくるまでには随分長い列ができた。中程に並んでいたので、何とか座席を確保できた。座ってから持参していた文庫本を取り出したのだが、眠気が襲ってきてなかなか頭に入らない仕方が無いので、文庫本を片付け、居眠りすることにした。途中ところどころで意識が戻るのだが、降りる一つ手前の鈴鹿駅の停車の時にも意識が戻った。もうすぐだから起きていよう、と思ったのだが、まだ居眠りをしてしまった。次に意識が戻った時には津の駅に着いており、列車の扉は既に開いていた。慌てて飛び降りて、なんとか松阪まで連れていかれずに済んだ。大していたことはしていないとは言え、やはりこの2日間で疲れたのだろう。
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2008年5月16日 (金)

第90回記念関西病虫害研究会大会1日目

 第90回記念関西病虫害研究会大会に参加した。と言っても、この研究会の庶務会計幹事をしている関係上、研究発表はほとんど聴くことができず、評議員会と総会で会場の中に入った以外は、受付に座っていた。
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 会場は、名古屋大学野依記念学術交流館。まだ新しい立派な建物だ、野依先生のノーベル賞の賞金が注ぎ込まれているのではないかと想像する。
 会場のすぐ前に生えているコナラの木の近くを通ると良い匂いがした。いかにもクワガタが来そうな匂いだ。見てみると、ゴマダラチョウが来ていた。写真を撮っていると、会長のT先生から「何してるの?」と声をかけられた。T先生も昆虫少年の前科があるので、ぼくの行動をよく理解していただけたのではないかと思う。ゴマダラチョウは年に2〜3回発生するが、幼虫で越冬して最初に羽化してくる世代の個体の翅は白っぽい。このコナラの樹液に来ていた個体もかなり白っぽい個体だった。
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 樹液に来ているのはチョウばかりではない。スズメバチも来ていた。オオスズメバチは大きいので迫力がある。その他にもやや小型の個体も来ていたが、コガタスズメバチかモンスズメバチか何かだろうと思った。
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 夜は大学内の食堂「花の木」で懇親会があった。普段はあまり飲まないのだが、名古屋大学ブランドのビールがあったのでコップに1杯だけ飲んだ。エールだったが、ラガーとは違ってコクがあり、味を楽しむビールとしてはラガーよりも上等だと思った。料理はやや少なかったが、味はまあまあ。体重制限中の身としては量が少なかったことは幸いと言えるかも知れなかった。
 会場に来る時は、JR大曽根駅から地下鉄名城線に乗って名古屋大学駅で降りた。ここに辿り着くまで、ずっと座ってくることができる程度に空いていた。地下鉄東山線に乗ってきた同僚の話では、名古屋駅から栄駅までの間は、とんでもない混雑だったそうだ。時刻は10時を過ぎていたから、ラッシュ時はとうに過ぎていると思うのだが。名古屋大学駅は地下のけっこう深いところにあり、地上に出るまでにけっこう時間がかかった。帰りは農学部の近くの門を出て地下鉄東山線の東山公園駅に出た。ちょっと道を間違えてしまい、やや遠回りになったが、名城線に乗るよりは早く帰り着くことができたのではないかと思う。

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2008年3月18日 (火)

春の暖かさの中で有機栽培農家を訪問する

 昨日、今日の両日は、近郊の有機無農薬栽培を行っている農家を訪問し、話を伺い、畑を見せていただいた。
 昨日も今日も、いい天気で暖かくなったが、スギの花粉の飛散も多かったらしく、体調が悪くなってしまった。
 両方の農家とも、土づくりに力を入れておられることがわかった。畑を見せていただいたが、我が職場である研究所の土よりも、遥かに良い土だということがわかった。
 畑に足を踏み入れてすぐに気が付いたことは、両方の農家の畑とも、コモリグモの仲間が非常に多いことだった。ウヅキコモリグモなどは、畑に普通に見られるクモであることは確かだが、我が職場の畑にはそれほど多くない。クモは昆虫などの他の小動物を餌にして暮らしているわけなので、クモが多ければ、それによって害虫の発生が抑制されることが期待できる。しかし、期待できるだけであって、まだ証明されたわけではない。
 もちろんこれだけで全てが解決するわけではないのだが、このあたりも明らかにして、有機無農薬栽培における適切な害虫管理の方法の確立に近づきたいものだ。

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2007年12月 7日 (金)

石森愛彦作品展「多賀城焼けた瓦の謎」原画と虫の絵など

 春にハサミムシについて対談をした石森愛彦さんから作品展の案内状が届いた。東京で開催されるし、期間もそれほど長くないので、とても行けそうにない。というわけで、このブログを読んでいただいている人に宣伝しようと思う。石森さんは吉村仁先生の著書「素数ゼミの謎」の挿画を描かれているのだが、その原画も展示されるとのことだ。行きたいなぁ。

石森愛彦作品展「多賀城焼けた瓦の謎」原画と虫の絵など
2007年12月19日(水)〜12月24日(月)
11:00〜19:00(最終日17:00迄)
GALLERY Repolier ギャラリー ルポリエ
東京都豊島区南池袋1-21-7 池袋画荘ビル6F
TEL 03-3988-5631 会場直通(会期中のみ) 03-2988-6450

案内状には無限階段を歩いているゾウムシの絵が描かれている。
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2007年8月 9日 (木)

サマー・サイエンスキャンプ

 職場である研究所では一昨日から今日まで、高校生を対象とした「サマー・サイエンスキャンプ」が行われた。去年までは研究所独自の企画として「高校生のための野菜研究体験セミナー」として行われたものだが、今年は科学技術振興機構の企画の一つとして行われた。内容は去年までのものと大きく変わらず、自分が関連する分野としては「野菜を食害する害虫とその天敵」という講義と実習が今日行われた。去年は自分が講義を担当したが、今年は同じ研究チームのオオタさんが講義を担当し、自分は自分の研究の紹介と、実習のお手伝いを少ししただけだった。
 去年までは研究所独自の企画だったため、広報が十分ではなく、応募してきたのはほとんどが地元の生徒だったが、今年は北は岩手県、西は広島県からの参加があった。去年は普通科の生徒ばかりだったが、今年は農業関係の学科の生徒も何人かいた。色々な生徒が来るということは、とても良いことだ。
 誘われて昨日の夕方は懇親会にも参加し、参加した高校生とも話をすることができた。目的をもって参加しているという理由だろうが、生徒は皆積極的に感じられた。DNAのことや食物の安全性のことを知りたいという生徒が多かったが、自分が作っている作物が害虫でやられてしまうことで頭を痛めているので参加したという生徒もあったので、害虫分野の研究者である自分としては、やはり嬉しかった。
 今日の研究紹介では、実際に扱っている虫を見せたのだが、女子生徒の中には気味悪がって近寄れない生徒もいた。ちょっと複雑な気持ちだ。たまたま生きたミイデラゴミムシがいたので、オナラをさせてみたのだが、これを面白いと思ってくれた生徒はほとんどおらず、いわゆる「すべった」という状態に近いものだった。現代の子供にとって「虫」とはその程度のものなのかも知れない。子供の頃の一番の遊びが虫採りだった自分としては、やや複雑な気持ちだ。

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2007年3月 9日 (金)

やっと返って来た論文

 ここ3日ばかり寒い日が続いていたが、今日は風も少し弱まり、暖かさが戻って来た感じだ。モンシロチョウ Artogeia rapae (Linnaeus, 1758) とモンキチョウ Colias erate (Esper, [1805]) も見ることができた。
 去年の年末に投稿した論文(難航していた論文とは別)がやっと査読から返って来た。ちょっと前までは郵便で送られて来たので、封を切るときはドキドキしたものだが、今は電子メールで結果が送られてくるので、その緊張感が無くなった感じがする。
 大筋では問題無いということだったが、細かい点でいろいろ指摘があり、修正しなければいけない。もともと短い論文で、しかも結論ははっきりしているので、だいたい予定どおりだ。しかし、この程度の論文の査読に2か月半もかかるということは、査読者も忙しいということなのだろう。今の世の中、業績評価の中に占める論文数の比率がますます高まっているので、論文に関わることでますます忙しくなるのは目に見えている。

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2007年3月 7日 (水)

早退しても早退にならないのは妙な気分

 昨日も今日も、風邪気味で頭がボーッとして仕事がはかどらないので早退した。ちょっと前までなら休暇を取って早退したのだが、先月から裁量労働になったので休暇を取る必要がなくなった。妙な気分だ。慣れれば何とも感じなくなるのだろうが。

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2007年2月 1日 (木)

裁量労働始まる

 今日から2月になった。今月から裁量労働制に移行した。ただ面倒なことが一つある。毎日の勤務時間を毎日記録しないといけないことだ。一見どうでも良さそうに見えることをやるのは気が進まないが、労働基準監督署の調査を受けたときにすぐに提出しなければいけないので、労働時間を管理する立場にとってはどうしても必要なものらしい。
 今日は8:15出勤、18:30退庁だったので、途中1時間の休憩(食事と卓球をした)を挟んで9時間15分の勤務ということになった。1時間15分の超過勤務に相当することになる。明日は早く帰宅しようかなぁ。

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2007年1月23日 (火)

裁量労働制を申請

 裁量労働制をどうしようかと少し思案したが、結局申請することにした。2月から勤務時間に拘束されることがなくなった。どうなりますやら。
 このことを妻に話したら、「裁量労働制って何?」と言われたので詳しく説明して、早く帰宅することもできることを話したら「やだぁ」と言われた。何が「やだぁ」なのかよくわからない。

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2007年1月19日 (金)

裁量労働制

 2月から研究を主な職務とする研究員に裁量労働制が導入されることになったので、今日説明を受けた。要するに、何時間働いてもきまった時間働いたことにして、それに基づいて給与が支払われるということだ。当局側から見れば、超過勤務手当の抑制を図るのを目的としているのは明らかだ。
 この制度を利用するかどうかは、労働者の方に任されている。もし自分が利用すれば、天気が良い日などは早々と仕事を片付けて、外に虫を見に行く事になってしまいそうで怖い。今は勤務時間がきまっているから、何とか踏みとどまっているような気がしているのだ。本当にそんなことで許されるなら夢のような制度だが、どこかに罠があるに違いない。

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2006年12月 1日 (金)

土着天敵と農薬

 病気からの復活宣言が出せるかと思ったのだが、激しい下痢に襲われて逆戻りしてしまった。抗生剤の副作用で腸内細菌相が完全に破壊されてしまったせいかも知れないし、若干の発熱もあったので今巷で流行している感染性の腸炎ウィルスが感染したのかも知れない。
 何とか熱は下がり、下痢も治まったものの、食べるものを食べていないので、全く体に力が入らない。しかし、前々から依頼されていた講演をしなければいけないので出勤した。病気になる前に講演用のスライドの準備だけは完成させていたので、準備だけは前もってした方が良いということを実感せざるをえなかった。心配性なのが吉と出たわけだ。
 東海三県の病害虫防除所の職員の皆さんの前で「土着天敵類に対する農薬の影響評価について」という演題で話をした。今おこなっている研究の紹介のようなものだ。最近は食品の安全性志向が非常に高まり、様々な形での減農薬の試みがおこなわれている。その中で、畑にもともと棲息している天敵類の役割を再認識させようというのが研究の主眼でもある。農薬を使用した害虫防除とは異なり、はっきり目に見える効果を期待するのは本質的に無理であるため、どこまで土着天敵の保護を意識させることができるかは非常に難しい課題だが、これまでに研究の蓄積がほとんど無いため、今おこなわなければいけない研究だと思う。話を聞いていただいた皆さんには納得していただけたかどうかわからないが、話したいことは話せたように思う。
 話をしたのはほぼ1時間だったが、体調が悪かったので大変疲れた。来週はまた別の話を1時間ほどすることになっている。病気のせいで、こちらの準備はまだ完成していない。

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2006年11月 3日 (金)

職場の一般公開

 今日は職場の一般公開だった。幸い、風もない好天に恵まれた。午前10時からということだったが、何と9時前から来ている人もいた。
 自分は、害虫と天敵に関する研究を説明したパネルと、地表徘徊性の捕食性天敵と標本と、生きたオオハサミムシ Labidura riparia (Pallas, 1773) (天敵のひとつ)を展示していたので、それの説明が中心だったが、ほかの病害虫関係の研究の説明もした。
 来場者は一般市民が多かったので、あまり突っ込んだ質問はされなかったが、趣味で蘭を栽培している人から、ウィルス病を何とか治せないか?という質問をされた。それに対しては、ウィルス病は治らないので他への感染を防ぐために早く焼却処分した方が良い、と答えるのだが、また、何とかなりませんか?と言われる。それだけ、ウィルス病への対応が求められているということなのだろうが、ウィルスの生態を考慮すれば、今後も植物のウィルス病の治病法が開発されるとは思えない。植物のウィルス病には予防法があるだけだ。
 生きたオオハサミムシを展示してあったので、ハサミムシに関する質問もいくつか受けた。種数がそれほど多くないハサミムシにも色々な種類があるが、日本に棲息する種で害虫に対する天敵として期待できるのはオオハサミムシぐらいだという説明をした。中にはオオハサミムシを害虫だと思っている人も少なからずいたが、害虫を食べる虫だからなるべく殺さない方が良い、という答えをした。世の多くの人は、虫を見ればすべて害虫だと思っているようだ。
 今日の来所者は1212名ということだった。感覚的には去年より少ないのではないかと感じていたが、去年より100名ほど多かった。来所者の数を判断基準にすれば、まあ成功だったと思う。しかし、本当に来て欲しい中学生や高校生はほとんどおらず、ちょっと残念だった。科学離れが色々言われている今、やはり中学生や高校生に来て欲しいのだ。個人的には。

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2006年11月 2日 (木)

職場の一般公開の準備

 明日は職場の一般公開なので、今日はその準備がいろいろあった。研究紹介のパネルや昆虫の標本を準備したり。野菜の研究現場は、一般の消費者から少し離れたところにあるので、どんな仕事をしているか、少しでも紹介できたら良いと思っている。

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2006年10月19日 (木)

キャベツの害虫の調査

 今月はじめに植えたキャベツで毎週3回ぐらいの頻度で害虫の調査をしている。はじめのうちは、モンシロチョウ Artogeia rapae (Linnaeus, 1758) の卵が目に付くぐらいだったが、ヨトウガ Mamestra brassicae (Linnaeus, 1758) の卵塊やキンウワバ類 (Plusinae) の卵も見つかるようになり、一部で孵化も始まった。
 キンウワバ類の種は、卵を見ただけではもちろん種名までわからないが、ここらで発生しているのはイラクサギンウワバ Trichoplusia ni (Hübner, [1803]) かタマナギンウワバ Autographa nigrisigna (Walker, 1858) のどちらかだと思う。
 まだ害虫の個体数が少ないので調査はそれほど時間がかからないが、これからどうなるだろう。

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2006年10月17日 (火)

キャベツの害虫の採集

 来月開催される職場の一般公開に備えて、キャベツの害虫の写真を準備することが必要になり、職場のキャベツ畑で害虫採集をした。完全無農薬の畑と定植時のみに農薬を施用した畑なので、キャベツの葉は激しく食害され、売り物になりそうにないものばかりだ。というわけで、害虫の採集は非常に容易だった。それに、害虫とは言え、昆虫を採集するのは楽しいことだ。
 食い跡が一番目立ったのはヨトウガ Mamestra brassicae (Linnaeus, 1758) だった。ヨトウガの幼虫は集中分布しており、食害が激しいので、何処にいるかはすぐにわかる。モンシロチョウ Artogeia rapae (Linnaeus, 1758) の幼虫も見られたが、一様分布する傾向にあるので、たくさん採集しようと思うと、たくさんの株を見なければならない。オオタバコガ Helicoverpa armigera (Hübner, [1808]) やイラクサギンウワバ Trichoplusia ni (Hübner, [1803]) の幼虫も見られたが、いずれもそれほど多くなかった。コナガ Plutella xylostella (Linnaeus, 1758) の成虫はたくさん見られたが、他の害虫による食害が激しいので、小さいコナガの幼虫を探すのは容易ではなく、結局見つける事ができなかった。
 ここであらためてこれらの種の学名について見てみると、いずれも記載年代が古いものばかりだということがわかる。リンネによる記載のものが3種もある。その当時からこれらの種は、害虫として重要な意味を持っていたのだろう。

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2006年10月12日 (木)

性フェロモン成分による交信撹乱

 今日は、ガ類の性フェロモンによる交信を性フェロモン成分を使って妨害することによって、害虫であるガ類の幼虫による被害を減らそうという野外試験の調査を手伝いに行った。この野外試験には広い面積が必要なので、研究所の畑だけでは面積が少なすぎて試験にならないので、農家のキャベツ畑を借りて試験をしている。研究中のことなので、詳しいことを書くわけにはいかないが、農家の畑を借りている都合上、こちらの設計どおりの試験を行うわけにいかないことが多いので、なかなかはっきりしたことを言うのは難しいと感じた。これが思惑どおりにいけば、農薬の散布回数を減らすことができるはずなので、何とか良い結果を出せるようにしたいものだ。

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2006年9月15日 (金)

日本昆虫学会第66回大会へ

 明日から鹿児島大学で開催される日本昆虫学会第66回に参加するために、これから出発する。泊まるホテルは安いビジネスホテルなので、おそらくネットワークにアクセスすることはできない。ブログは帰って来てからまとめて書くことにしよう。
 鹿児島へは飛行機ではなく鉄道を利用する。鉄道は時間がかかるが、列車に乗っている間は、けっこう落ち着いて読書ができる貴重な場所でもある。夕方5時ぐらいまでに鹿児島に着こうとすれば、こちらを朝9時過ぎに出発すれば良い。九州新幹線が開通したせいか、思ったより早く着けるようだ。
 しかし、台風13号の行方が気になる。学会の3日目ぐらいにもっとも鹿児島に接近するようだ。なるべく遠くにそれて欲しいものだ。

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2006年8月 9日 (水)

高校生のためのセミナー

 今日は職場で高校生相手にセミナーをした。「高校生のための野菜研究体験セミナー」というもので、昨日、今日の2日間行われたものの一部だ。そこで、「野菜を食害する害虫とその天敵」という表題で講義と実習をした。
 我が家には中学生以下の子供しかいないし、親が虫好きなので、普通の高校生が虫に関する知識をどの程度持っているか、全く見当がつかない。そこで、事前にアンケートをとった。「害虫」、「農薬」、「天敵」というものから、どんなものを想像するか、というものだ。「害虫」、「農薬」に関する回答は、おおよそ予想できる範囲内のものだったが、「天敵」に関しては、驚くべき回答ばかりだった。「害虫」や「農薬」よりも、「天敵」が悪者として扱われているようなのだ。
 現在、農業関係の公的な試験研究機関で研究されている害虫防除法の半分以上は天敵を利用したものだと言っても過言ではない。一般の認識が「天敵=悪者」では、天敵を利用した害虫防除、というのが悪い印象を持たれる可能性が無いとは言えない。なかなか難しいところだ。
 講義の方は、昆虫に関する生物学的な解説と害虫の防除法の概略。1時間半ほどだったが、まあまあうまくまとめて話すことができたのではないかと思っている。今日セミナーに参加してくれた高校生の何人かでも農学部に進学してくれたら嬉しい。

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