植物

2009年10月16日 (金)

ヒヨドリバナにイカリモンガ

 今日は代休なので出勤する必要は無かったのだが、ピットフォールトラップに入っている虫を見たくなったのと、給与明細をもらうために、ちょっとだけ出勤した。
 結局ピットフォールトラップには何も入っていなかったが、ピットフォールトラップを仕掛けてある場所の近くに種名まではわからないがヒヨドリバナの仲間(Eupatoriumであることは確か)が生えていて、ちょうど開花していたので、アサギマダラでも来ていないかと思って探してみた。もっとも、このあたりはアサギマダラの渡りの経路からはかなり外れており、渡りの時期であるこの季節にアサギマダラを見たことはほとんど無いので、それほど期待をしていたわけではなかった。予想通り、アサギマダラなどは見られないばかりか、ヒヨドリバナの仲間を訪れている昆虫も少なかった。そのなかで辛うじて見つけたのがイカリモンガ。口吻をしきりに動かして蜜を吸っているようだった。
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2009年10月 3日 (土)

朝食前の栗拾い

 昨日までの雨が上がったので、朝食前に三男坊と一緒に近所の墓地に栗拾いに出かけた。数日間雨だったので、拾いに来る人も少なかっただろうと期待していたわけだが、期待に違わずまあまあの収穫だった。
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2009年9月23日 (水)

栗拾いにはまだ早かったが・・・昼間でもアオマツムシの鳴き声が

 昼食後、三男坊と一緒に近所の墓地に栗拾いに出かけた。ほんのわずかに収穫はあったが、まだほとんどが緑色の毬のままで木についており、まだ栗拾いの季節にはなっていないと思った。
 別の栗の木に向かう途中、墓地に生えるソメイヨシノの木の比較的低い場所からアオマツムシの鳴き声が聞こえてきた。昼間にアオマツムシの鳴き声が聞こえるようになると、本格的な秋になったような気になる。鳴き声の場所を探してみたところ、三男坊が鳴いているアオマツムシをソメイヨシノの葉の上に発見した。すると、そのすぐ隣に接している葉の上にはアオマツムシの雌が見つかった。おそらく鳴いている雄は、すぐ近くに雌がいることを知っていて鳴いていたのではないかと思う。しばらく観察していたが、雌は雄の鳴き声にあまり反応するようでもなかった。

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2009年8月24日 (月)

2009年・稲刈り始まる

 今朝、出勤のとき、既に稲刈りが始まっているのに気付いた。この週末ぐらいから始まったのだろう。今朝は、やや気温が低く、爽やかだった。

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2009年7月15日 (水)

森上信夫著『樹液に集まる昆虫ハンドブック』

森上信夫著『樹液に集まる昆虫ハンドブック』
2009年7月17日発行
文一総合出版
ISBN978-4-8299-1025-2 C0645
1400円+税

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目次
 樹液酒場の魅力とは
 本書の使い方
 用語解説
 ギャラリー
 チョウ目
 ・チョウ
 ・ガ
 甲虫目
 ハチ目・ハエ目
 そのほかの昆虫
 樹液の出るおもな樹木
 索引
 おもな参考文献
 おわりに

コラム
1. 樹液に接近するときは、直進してはいけない
2. 樹液派?花派?チョウたちの正餐
3. 古つわものの勲章
4. 樹液酒場の「番付表」は正しいか
5. 吸う口・なめる口
6. 樹液酒場は出会いの場?
7. 人気樹種・不人気樹種は、何がちがう?
8. 樹液酒場のハンターたち

 著者の森上信夫さんから新刊を贈っていただいたので紹介したい。
 『樹液に集まる昆虫ハンドブック』は文一総合出版から出版されているハンドブックのシリーズの1冊だ。このシリーズのハンドブックは『昆虫の食草・食樹ハンドブック』(森上信夫・林 将之 著)と『朽ち木にあつまる虫ハンドブック』鈴木知之 著)の2冊を見ているが、どちらもポイントを絞って、対象が明確になっている気がした。『朽ち木にあつまる虫ハンドブック』は、某雑誌に書評を書くために熟読したが、実にマニアックで楽しそうな本だった。
 本書も、樹液に集まる昆虫に焦点を当てたもので、対象は明確だ。
 今ちょうど、樹液に集まる虫の種類が増え、楽しみが多い季節だ。昨日、本ブログに書いたように、ぼくもときどき近所の樹液の出ているクヌギの木に観察に出かけている。カブトムシ、コクワガタ、モコギリクワガタ、ヒラタクワガタ、モンスズメバチ、フクラスズメ、ベニスズメ、キシタバなどが夜の樹液で観察できる目立つ種だ。ぼくが近所の樹液で観察できる種は、本書にはほぼ網羅されており、それ以外にもたくさんの種の写真が掲載されている。
 著者の森上信夫さんは昆虫写真家だ。さすが、ぼくのような素人とは違って、写真の技術は確かだ。このシリーズは、「ハンドブック」ということもあり、手軽に持ち運びできる大きさにまとめられており、そのために個々の写真が小さいのは残念だと思う。
 それはともかく、本書は眺めているだけでも楽しそうな本だし、本書を持って樹液酒場を観察に行くにはうってつけのハンドブックになると思う。

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2009年6月21日 (日)

安濃川の河原のヤナギが無くなっていた

 図書館に行った帰り道のこと、最近は広い道をバイクを走らせることが多かったのだが、今日は久しぶりに細い裏道を通った。このとき、安濃川にかかる細い橋を渡るのだが、そのときに違和感を感じた。
 よく見てみると、去年の夏にヤナギグンバイが大発生していたヤナギが無くなっているのだ。
 河川管理者にとっては邪魔なヤナギだったかも知れないが、ヤナギグンバイやコムラサキが発生していたヤナギが無くなったのは寂しい。
 これも「郷愁」の感覚なのだろう。

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2009年6月20日 (土)

2009年・今年はヤマモモが豊作のようだ

 仕事なら別だが、名古屋に行こうと思うと、二つ以上の用事がなければ行こうという気にはなかなかならない。今日は、二つの用事ができたので、名古屋に行くことにした。結果的にはそれ以上の用事をこなしたのだが。
 一つの用事は、昨日開店した「マジックスパイス名古屋店」でスープカレーを食べること。もう一つはアマチュア無線家仲間の集まり。偶然だが、この両方の場所が同じ大須だった。
 午前11過ぎの「快速みえ」に乗るために10時半過ぎに家を出て、例の樹液がいっぱい出ているクヌギをチェックし、偕楽公園の中を通って津駅に向かった。偕楽公園の中に入って目についたのが、地面に落ちているヤマモモの実。偕楽公園のヤマモモには去年は全く実がつかなかっただが、上を見上げると、今年はほどほどに実がついており、ちょうど食べごろになっているものも多い。偕楽公園にヤマモモがあるのに気付いたのは一昨年のことだったが、一昨年と較べると、今年はやや不作のようにも思える。しかし、十分に豊作と言えるほどだと思う。
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 名古屋に着いてからはあちこちで用を足し、大須に着いたのは午後1時をかなり過ぎていた。「マジックスパイス」はすぐに目についた。
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 確かこの場所は、以前はトルコ風のケバブか何かを売っている店だあった場所ではないかと思う。ケバブは繁盛していなかったのだろうか。時間的にはちょうどお昼どきに入った客が店を出る時間帯かと思ったが、まさにそのとおりで、店に入ったときにはほとんど席が埋まっていたが、次々と席が空いてきた。最初はカウンターに案内されたが、狭かったのでテーブル席に移らせてもらった。
 注文したのは「マジックスパイス」の基本である「チキン」で、辛さは「涅槃」。7段階のちょうど中間の辛さだ。3月の札幌でも4月の東京でも「チキン」だったので、店の間の比較ができる。辛さを「涅槃」にしたのは札幌と同じで、1段階下げた東京では辛さがまるで足りなかったので、やはりそれなりに辛い方が良いと思ったからだ。出てきたのはこれ。
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 東京で食べたときには野菜が少ないと思ったのだが、札幌で食べたとき以上に野菜が入っている感じだ。チキンが隠れていて見えないが、チキンの大きさも東京より明らかに大きく、札幌より大きいのではないかと思えた。
 食べてみてビックリ。何と予想以上に辛いのだ。スープをすすろうと口の中に入れると、むせて咳が出る。明らかに札幌の「涅槃」より辛いと思われた。しかし、「マジックスパイス」の場合、「辛い≒美味しい」なので不満は無い。しかし、胃袋は熱くなるし、明日の朝、トイレに座るときが心配だ。
 ま、とにかく、名古屋の「マジックスパイス」を味わうことができて良かった。満足度は「名古屋≧札幌>東京」である。そうしょっちゅう名古屋に行くわけではないが、名古屋の中では、大須は行く機会が多い場所なので、大須に行く楽しみができた。
 次に向かったのは沖縄物産を扱っている「にらい」。「わしたポーク」を探したのだが、「スパム」とか「チューリップ」ブランドのものしか無い。予定の時間までにはまだ余裕があるので、上前津から地下鉄に乗って栄の「わしたショップ」に向かった。ところが「わしたショップ」の前に行くと、シャッターが閉じていて店が休みのように見えた。近くまで行ってみると、「移転しました」とのこと。「中日ビル地下1階」と書かれているのだが、名古屋の地理には詳しくないので、「中日ビル」がどこにあるのかわからない。しかし、ぐるっと見渡すと、東の方に「中日ビル」を発見できた。何と、今降りたばかりの地下鉄の駅の乗り場からすぐ近くだ。知らなかったから仕方がないが、ずいぶん無駄に歩かされてしまった。ここでは間違いなく「わしたポーク」を買い求めることができた。そのあとは、もう一度地下鉄に乗って上前津へ。いつも名古屋に出たときには使うのだが、こういうこともあろうかと思って「ドニチエコきっぷ」金600円也を買っておいたのは正解だった。
 このあとは、上前津駅近くの大須の某所で開催されたアマチュア無線家の集まりに出席。顔を合わせるのは初めての人ばかりだが、有意義な時間を過ごすことができた。
 会が終わったのは夕方6時過ぎ。18:30発の「快速みえ」に乗れるかどうか微妙な時間。上前津駅に向かうと金山方面が18:17発、栄方面が18:16発だったので、栄経由の方が早いと思って栄に出た。栄では18:21発の高畑行き。乗り換えに便利なように、最後部の車輌に乗り、名古屋駅に着くと、改札口目指してダッシュした。途中で息切れがしたが、何とか「快速みえ」に間に合い、遅くならない時間に帰宅することができた。
 津駅を下りると小雨が降っていたが、傘をさすほどではなかった。例の樹液が出ているクヌギを見ると、フクラスズメと大変小さいコクワガタが来ていた。残念ながら、モンスズメバチはいなかった。

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2009年6月 9日 (火)

2009年梅雨入り

 今日は朝からどんよりと曇っていて、雨こそ降らなかったが梅雨のような天気だと思っていたら、気象台から「梅雨入りしたもよう」との発表。
 職場への行き帰りの途中には麦畑がたくさんあり、収穫も始まった。麦秋である。
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2009年6月 6日 (土)

出張のあとで・・・初めて国立科学博物館へ

 昨日は職場である研究所が主催する某プロジェクト研究の成果発表会である研究会が東京で開催された。今日は休日なので、東京に泊まって、これまで「行きたい!行きたい!」と思いながら果たせていなかった国立科学博物館に行くことにした。
 上野駅の公園口を出ると、すぐ前が東京文化会館で、その北隣が国立西洋美術館だ。国立西洋美術館では「ルーブル展」が開催されており、入館を待つ長蛇の人の列ができていた。さすが東京である。人が多い!
 国立西洋美術館の入館を待つ人の列を見ながら歩くと国立西洋美術館の裏手にあるのが国立科学博物館だ。こちらは人はまばらだった。これを見ただけでも、日本人の科学への興味の低さを実感できる。
 国立科学博物館の建物は風格のあるものだった。
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 内部は奇麗に改装されているが、建物そのものは歴史を感じさせる荘厳なものだった。
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 この風格のある建物は地下1階、地上3階建ての「日本館」で、その奥にある「地球館」は地下3階、地上3階建ての比較的新しい建物だった。「地球館」3階から「日本館」を見るとこんな感じ。
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 国立科学博物館を訪れるのは初めてだが、さすがに「国立」というだけあって規模は大きく、とても1日ですべてを観ることは不可能のように思われた。とにかく、自分が特に興味を持っている自然環境と天文に関するところを重点的に観て、その他はざっと流して全体像を把握できるように努めた。
 入館した時刻は開館直後だったので人もまばらだったが、徐々に人が増えてきて、やはり東京は人が多いと感じさせられた。昼食は館内のレストランで食べたが、ちょっと遅めに時間を外したつもりだったにもかかわらず30分ほども待たされた。100食限定、という言葉に釣られて「オムハヤシ」を食べたのだが、ちゃんとしたレストランと較べれば、遥かに凡庸な味だった。700円という値段ではそんなものかも知れない。
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 展示を観て気になることがひとつあった。学名が問題になっているナナホシキンカメムシとハラアカナナホシキンカメムシのことだが、「日本館」に展示されていたこの2種の学名が、図鑑に掲載されているものとは逆になっていた。ぼくもこの扱いが正しいと思うのだが、ちゃんと論文で訂正されたのかどうかは不明のままだ。この展示の責任は国立科学博物館のT部長に違いないと思うので、一度質問してみたいと思う。
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 最後にミュージアムショップで少し買い物をして、午後2時半頃に館を後にした。中身もかなり濃いものだったので、肉体的にも気分的にも疲れを感じた。
 そのあとは秋葉原に出て、月に1回開催されているアマチュア無線家の懇親会に出席した。もちろん、この集まりに出るのは初めてのことだ。ネット上で名前(コールサイン)だけを知っている人に直接お会いすることができ、直接情報を交換することができ、楽しい時間を過ごすことができた。
 この会合が行われているのは秋葉原駅ビルに隣接する電波会館内の「炭火珈琲庵 古炉奈」という喫茶店の「会議室」だが、この店が今月中旬に閉店することになり、来月からは場所を変えて行われることのことだ。「炭火珈琲庵 古炉奈」はぼくが結婚したばかりの頃、妻と二人で一度だけ入ったことがあり、秋葉原の喧噪の中にありながら、落ち着いた雰囲気で美味しいコーヒーが飲めるオアシスのような場所だと感じたのだが、閉店するというのは大変残念なことだ。会合に出席するひとは席が予約されていたので問題なかったのだが、一般の人は入店待ちの列を作っていた。3階まで登る階段の1階まで列ができていて驚いた。閉店前にもう一度入っておこうという人が多いのだろうか?

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2009年5月31日 (日)

いつもの里山へ・・・ウラゴマダラシジミやササユリなど

 今日は明け方にはかなり激しい雨が降り、午前中は天気が悪かったのだが、午後からは晴れてきたので、いつも(と行っても、最近はご無沙汰していることが多いのだが)の里山に出かけた。晴れてはいるが北西の風がやや強く乾燥気味で、生き物の観察にはあまり良い条件ではなかった。でも、家にじっとしているよりはマシだ。
 コアオハナムグリやクロハナムグリなどが集まるイボタノキの花はとうに終わっており、ハナムグリ類は全く見られなかった。咲き残りのイボタノキの花の近くで生き物を物色していると、1頭の蝶が飛んできた。ルリシジミかウラゴマダラシジミかどちらだろうと見当を付けたのだが、止まってくれないと確認できない。運良く目の前のイボタノキの葉の上に止まり、ウラゴマダラシジミだということがわかった。ゼフィルス(ウラゴマダラシジミを含むミドリシジミの仲間の総称)を見るのは、今年はこれが初めてだ。
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 何かいないかとウロウロしていると、何かは見つかる。コナラの葉の裏で交尾しているコイチャコガネ、地面にじっとしているニホンアカガエルなど。
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 この里山は、あるNPOが管理している。里山の自然を守ろう、という趣旨で運営されている。ところが、このNPOが行っている里山への手の入れ方は、どう見ても適切なものだとは思えない。
 林の下草を全部刈り取ってしまったり、特定の種の植物を管理して「保護」しようとしたり・・・・・。『「自然との共生」というウソ』でうまく説明されているように、特定の種を管理して保護しようという考え方は、ある個人なり、ある集団なりの「趣味」に過ぎない。
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 このササユリは、木製の杭に支えられている。ここからは「ササユリを保護しよう」という意思が読み取れる。しかし、杭に支えられているササユリは哀れであると同時に、これを見ていると滑稽に思えないだろうか?自然に存在するものは、たとえ傾いたり倒れたりしていても、やはり自然のままの姿の方が美しいと思えるのだが。

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2009年5月 3日 (日)

シイノキの開花

 今日は珍しく映画を観に行った。わざわざ鈴鹿まで。津の映画館では上映されていないのだ。去年も『西の魔女が死んだ』を鈴鹿まで観にいったのだが、これも津では上映されていなかったからだ。
 『鴨川ホルモー』・・・母校のとあるサークルが舞台になっている映画だ。登場人物が携帯電話を使っていることを除けば、ぼくが学生時代を送っていた1980年前後と見間違うような情景が多く、青春時代を思い出すような気分で、リアリティも感じさせられ、何となく気恥ずかしさも感じた。登場人物も、あんな人は確かにいたなぁ、と思わされるキャラクターになっていた、テンポも早すぎず遅すぎずで、楽しめる映画だったと思う。1980年代から1990年代ぐらいにかけて京都大学で学生生活を送った人は、同様な気分を感じさせられるのではないかと思う。一般の人が観たら、また別の感覚を持つかも知れないが。
 鈴鹿からの帰り道、車を走らせていると、シイノキの林が所々が白くなっていた。花が咲いていたのだ。もうそんな季節になってきたのだ。我が家の近所にもシイノキの林がある。帰宅してから嗅覚を集中させると、シイノキの花の臭いが感じられた。

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2009年4月29日 (水)

この春も堀坂山へ・・・2009年

 運動不足で体が鈍っているので、山に行こうということになった。妻が誘ってくれたのだ。こういう時に一緒に付いて来てくれるのは、一番下の息子だけ。というわけで3人で出かけた。
 手軽に行ける、ということで、去年の5月6日にも登った堀坂山(ほっさかさん)に行くことになった。おにぎりを持って、熱いお湯を入れたポットを持って、途中でカップヌードルを買って行くことになった。
 登山口までは、車で一時間弱。良い天気で気持ちが良い。
 本当に体が鈍っていたので、登り始めてすぐに息切れするような状態だった。そのような時に目を楽しませてくれるのは植物や昆虫。登り始めてすぐにウラシマソウが目についた。
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特徴のある植物なので、つい気になる。
 さらに目についたのは、シリアゲムシの仲間。去年も見たのだが、去年はそれほど個体数も多くなく雌がほとんどだった。今日は個体数も多く、雄も多かった。去年より多少時期が早いので、ちょうどこのシリアゲムシの発生時期のピークに当たったのだろうと思う。名前は・・・・・まだ調べていない。
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 山頂にはちょうどお昼ぐらいに着いた。家で食べるカップヌードルは美味しいとも何とも思わないのだが、山の上で食べると美味しく感じられる。
 山頂はこんな感じ。登山者はけっこう多かった。結構年配の方も多かったが、それだけ手軽な山だということなのだろう。
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 去年に較べると、山頂の虫は少ない感じだ。去年たくさん見られたウスチャコガネはほんの僅かに見られただけ。蝶はミヤマセセリが見られたぐらいだ。

 せっかくなので、今日はアマチュア無線の無線機を持参した。交信できるとは全くあてにしていなかった自分で組み立てた50MHzのAMのたった10mWしか出ない無線機。受信部も非常にシンプルな超再生式。
 ところが、聴いてみると、交信している局の声が聞こえてくる。交信している局の一方は大台ケ原の日出ガ岳で、もう一方の局は伊豆半島の万三郎岳。大台ケ原の局ははっきり聞こえたが、伊豆半島の局はかすかに存在が確認できる程度で、話す内容はわからない。交信が終わるのを見計らって、こちらからCQ呼び出しをする。すると、その大台ケ原の局が応答してくれた。直線距離にして約45kmぐらいだ。それにしても、おもちゃのトランシーバと大して変わらない無線機で何十キロも先の局と交信できたのには感激した。何かアマチュア無線に復帰するきっかけになりそうな出来事になったような気がする。
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 無線機を持ったボク。

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2009年4月12日 (日)

2009年・田圃に水が入り始める

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 今年も近所の田圃に水が入り始めた。季節は進んできている。

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2009年3月23日 (月)

2009年ソメイヨシノ開花

 連休明けで出勤したら、職場のソメイヨシノがちらほらと咲き始めていた。西風が強かったので寒かったのだが、ソメイヨシノの花を見れば春を感じさせられる。
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 モクレンも連休前にはまだ咲いていなかったのだが、今日見たところ、かなりたくさん咲いていた。連休のうちに咲いたのだろう。
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 驚いたことに、ツツジの蕾も大きく膨らんでいるのがあった。陽当たりが良く、落ち葉が溜まった地面近くのものだけが蕾を膨らませていたので、おそらくその地面近くは温度が高く、早く蕾が膨らんだのだろうと思う。
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 春が着実に近づいている。

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2009年3月 5日 (木)

2009年・今年もヒサカキの匂いが漂い始める

 今日は職場内のトラップなどの調査。今日の午前中は晴れて風もなく、穏やかな日になった。
 いつもの巡回コースを歩き始めると、匂ってきました。ヒサカキの花の匂いが。独特の匂いなので、花が咲けばすぐにわかる。月曜日には気付かなかったので、まだ咲き始めたばかりなのだろうと思う。
 回りを見渡せば、セイヨウタンポポ、シロバナタンポポなどの花も咲いていたし、ツクシも伸びていた。
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2009年2月15日 (日)

三重県環境学習情報センター インタープリター研修『三重県における外来生物の問題』

 三重県環境学習情報センターによる『三重県における外来生物の問題』という表題のインタープリター研修が行われたので、別にインタープリターではないのだが、受講者の対象の中に「自然に興味のある人」というのが含まれていたので、前もって申し込んでおいて出席してきた。
 外来生物については前々から考えるところが色々あったので、自分なりの回答を得るための参考になるのではないかと期待して出かけた。
 外来生物の問題として、生態系への影響、人の生命・身体への影響・農林水産業への影響、等々ある。しかしながら、この研修の講義を受けても、外来生物として特有の問題があるわけではない、という考え方を否定できるほどの自信を持てたわけではなかった。これらの問題は、在来生物でも問題になっているものは問題になっている(例えば、シカ、ニホンザル、イノシシ、オオスズメバチなど)。
 ま、なんだりかんだりで、講義のあと、自分として納得させたかったため、講師の先生にはやや意地悪な質問を重ねてしまって、申し訳ない気持ちが無いわけではないので、この場でお詫びとお礼を申し上げたい。
 納得させられなかったことのひとつとして、ブラックバスの問題がある。ブラックバスの問題は、在来種への影響が大きい、という点に集約されるのだと思うのだが(危険な生物でもないし、少なくとも三重県においては農林水産業への影響があるとは考えにくいので)、ブラックバスが侵入したことによって、そこにいた在来種が絶滅することのどのような点が問題なのかが、自分としては未だに納得させられない。生物の長い進化の歴史から見れば、それぞれの種がいつかは絶滅するのは確実なのだから、それが将来であろうと、今であろうと、あまり関係ないような気がする。絶滅することを問題視している人にとっては、今絶滅するのが問題なのだろうが、どうしてもそれが納得できない(ぼく自身は絶滅しない方が良いと思っているのだが)。
 こういう問題を某Tさんと話し合ったことがあるのだが、今自分の目の前で絶滅するのを見るのが嫌だ、という人間の感情の問題に過ぎないのではないか、というところでほぼ意見が一致した。こういうことを書くと、「自然保護活動」を実践している人たちから突っ込まれそうだな、と思うのだが、やはり自分として納得できるとすれば、感情論に帰着する。だから、すべての人間が納得できるような回答は無いのだと思える。
 そのように考えると「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関わる法律)」というのは、存在根拠の薄いもののように感じられて仕方がない。日本の生態系にはまりこんでしまった外来種を駆逐するのはまず不可能だから、今まだ日本に入ってきていない種を日本に入れないことに予算を注ぎ込むのがもっとも必要とされることではないかと思う。

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2008年12月28日 (日)

養老孟司/池田清彦/奥本大三郎 著『虫捕る子だけが生き残る』

養老孟司/池田清彦/奥本大三郎 著
「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか『虫捕る子だけが生き残る』
2008年12月6日発行
小学館 101新書 014
ISBN978-4-09-825014-1
700円+税

目次
 まえがき
 第一章 虫も殺さぬ人が人を殺す−虫の世界から見た教育論
 第二章 虫が生きにくい社会にしたのは誰か−虫の世界から見た環境論
 終章  虫が栄える国を、子どもたちに残そう−虫と共栄する未来へ
 あとがき

 12月6日の日本鱗翅学会東海支部第139回例会の折りに、特別講演の演者である著者の一人の池田清彦氏からも紹介があり、朝日新聞にも広告が出ていたので早く読みたいと思っていた。読むのが遅くなったのは、図書館にリクエストして、それが届くのを待っていたためだ。本代をけちろうと思っているのが主な理由というわけではなく(多少それもあるが)、面白いと思われる本は図書館買ってもらって、多くの人に読んでもらえた方が良いと考えるからだ。たかだか735円で買える本が買えないわけではない。
 本書は、著者三名による鼎談を本にしたものである。この三名による鼎談を本にしたものには『三人寄れば虫の知恵』(洋泉社)があるが、本書は同じメンバーによる鼎談が12年ぶりに実現されたものだ。
 この三人が集まれば面白くないはずがなく、実際に読んでみて、その場に居たいと思わせられる気になったのは、Zikadeさんと同じだ。しかしそれには、虫屋と自認している自分だからなのかも知れないと感じさせられる部分も多かった。明らかに誤りだと思われたり、言い過ぎだと思われたりする箇所はあちこちにあり、虫屋でない人に誤解を与えかねないと思われる部分も多々あった。特に第二章ではひどかったと思う。dantyuteiさんが批判する気持ちも理解できる。しかし、そこまで言いたい気持ちにさせられているのは、自分にはよくわかる。
 全体としては、身近な自然的存在である虫という現実的存在を通して、頭の中だけで空想した仮想的(バーチャル)な世界だけではなく、決して人間が制御しえない現実的(リアル)な世界を、五感を通して理解することを重要性を強調しようとしていることは確かだと思う。
 しかし現実問題として、自分が子どもだった頃と較べると、虫の数は明らかに少なくなり、特に街中では現実の虫に触れることすらままならないという現状では、身近なリアルな世界を体で理解する人間が、遠からず絶滅することは容易に想像できる。リアルな世界を体で理解できなくなった人間は、やがて絶滅するだろうし、頭の中だけで考えたことで政治や経済を動かしている社会の足元は、極めて危ういものだと言えると思う。そう言った意味で、『虫捕る子だけが生き残る』という本書の表題は、内容をよく表していると思う。

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2008年12月 4日 (木)

キャベツは五角形

 今日は職場でキャベツの収穫調査をした。風もなく、暖かい日で、収穫日和だった。
 収穫作業を手伝ってくれていたTさんが「キャベツって五角形してるんやなぁ」と言う。よく見てみると、畑のキャベツは全てと言って良いほど五角形に見える。何で今まで気付かなかったのだろう。キャベツは円形をしているものとばかり思っていた。それとも、植えてあったキャベツの品種の特性なのだろうか。
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2008年10月25日 (土)

久しぶりの散策でキノコと幼蛇を見る

 久しぶりにいつもの(と言いながら、随分長い間ご無沙汰していたので、「いつもの」と言えるかどうか怪しいところだ)フィールドに出かけた。今日の一番の目的はスッポンタケ。秋のキノコだ。
 キノコは種類が多いので、一緒に歩いて名前を教えてくれる「先生」がいないとなかなか名前を憶えられない。スッポンタケは数少ない名前がわかるキノコだ。ずいぶんいろいろキノコを見たが、名前がわかったのは、ツチグリ、クチベニタケなど。
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 いつものフィールドには竹林もあり、中はそれなりに気持ちが良い。おそらく春にはキヌガサタケなども生えると思うのだが、なかなか出会うことができない。クリはアケビはもう遅かった。来年はもっと早く行かなくては。
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 そう言えば、今日は思いのほか多くのヘビを見た。普段はそんなに見ないのだが、ヤマカガシの幼蛇を1頭、ジムグリの幼蛇を2頭見た。去年の今頃はニホンマムシの幼蛇を1頭見たのだが、今頃は幼蛇が多く見られるのだろうか。
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2008年10月23日 (木)

熊野の森ネットワークいちいがしの会編『明日なき森 カメムシ先生が熊野で語る……後藤伸講演録』

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熊野の森ネットワークいちいがしの会編『明日なき森 カメムシ先生が熊野で語る……後藤伸講演録』
吉田元重・玉井済夫監修
2008年10月10日発行
新評論
ISBN978-4-7948-0782-3
2,800円+税

 この本は、2003年に73歳で亡くなった後藤伸さんの講演を文章にしたものだ。後藤伸さんは、和歌山県生まれ和歌山県育ちで、和歌山県立田辺高等学校に長く教鞭を執られ、その傍ら紀伊半島の自然を見て、行動されてきた方だ。自然全般に関して様々な経験をされ、体で自然を理解しておられる方だ。
 と、このように書いたが、ぼく自身は後藤伸さんについて詳しく知っていたわけではなく、この本に収録されている講演録を読んで、そのように感じたのだ。
 後藤伸さんは、生物の中でも、昆虫のカメムシに特に造詣が深い。実は、1997年、ぼくが石垣島に移り住んだ年に、和歌山県の虫仲間と、宮本正一先生をはじめとするプロのカメムシ研究者等、総勢10名以上の団体で石垣島においでになり、そのときに一度お会いしてお話したことがある。そのときに記念写真を撮り、それは高橋敬一著「八重山列島昆虫記」(随想舎、2001年)の76~77ページに掲載されている。実を言えば、そのときは、こんなに壮大な思想の持ち主であることを知らなかった。もっとじっくりをお話をしていれば、ぼくのその後の生き方も変わっていたかも知れない。
 とにかく、この本はあまりに面白く、一気に読み終えてしまった。普通の人間は、物心ついた後のことしか思考が及ばないものだが、後藤伸さんは何百年、何千年という単位で自然の移ろいを想像できる力をもち、しかもそれを他の人に理解できる言葉で語ることができる、類稀なる人物だと言える。文献などで得た知識を持っていても、実体験を持っていない、いわゆる偉い学者の考えを一刀両断で斬り捨てていることなどは、痛快ですらある。実体験は重いのだ。
 昨今のエコロジーブームなど、この後藤伸さんの言葉を読めば、いかに浅はかなものであるかがわかる。これから自然を考える気のある人は、ぜひともこの講演録を読んで、自然を読んで考えるとはどんなことであるか、ということを理解して欲しいものだと思った。もちろん、ぼく自身もそうである。この講演録を読んで、目から鱗が何枚はがれ落ちたことか。
 亡くなった73歳という年齢は、最近にしてはちょっと早い。晩年は癌との闘病生活をおくられ、辛かったことだろうと思う。もう少し長く生きて、もっと多くのことを語って欲しかったと思う。 

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2008年10月10日 (金)

ヒメジュウジナガカメムシ続報15

 観察を続けていた職場の中のガガイモが一部刈り取られてしまった。昨日までは何の前触れもなく、たった一つ果実を太らせていたガガイモの種子が穫れるのを楽しみにしていたのに、その部分は残念ながら刈り取られてしまった蔓についていた。写真はたまたま昨日、刈り取られる前に撮影することができたものだ。
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 ひょっとしたらヒメジュウジナガカメムシはいないだろうかと探したところ、あっけなく見つけることができた。これまでは、ひどい藪の状態になっていて、奥の方まで見ることができず、気が付かずにいたということになる。
 5齢幼虫が30頭ほど見つかり、そこで羽化したと思われる成虫も2頭見つかった。8月以来ヒメジュウジナガカメムシの発生が途切れてしまっていたと思っていたのだが、どうやら細々と世代を繰り返すことができたということのようだ。
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 ということは、春以来、この場所では、2世代を繰り返すことができたということになる。ここで成虫になったヒメジュウジナガカメムシは、冬の間に何処へ行ってしまうか見当もつかないが、また来年もここで発生して、ぼくの目を楽しませて欲しいと思う。

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2008年10月 9日 (木)

キンモクセイとサザンカの花の香り

 熊80さんから「最近写真が少ない」という意見をいただいたので、今日は写真を入れてみた。今盛りのキンモクセイの花。キンモクセイはあちこちに植えられていて、香りを頼りにすぐに見つけることができる。
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 キンモクセイに気を取られていたわけではないだろうが、知らないうちにサザンカも花をつけはじめていた。キンモクセイと較べればわずかな香りしかないが、キンモクセイの香りよりは上品な香りだと思う。サザンカの花の季節は長いので、これから寒くなるまで楽しむことができるはずだ。
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2008年10月 7日 (火)

我が家のキンモクセイからも香りが

 今朝出勤しようとして扉を開けた途端にキンモクセイの香りが鼻に飛び込んできた。やっと我が家のキンモクセイも開花したようだ。我が家だけでなく、あちこちからキンモクセイの香りがするようになった。
 しつこい風邪はまだ完治していないが、徐々に回復に向かって行くのが実感できる。あと数日の辛抱だろうか。

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2008年10月 4日 (土)

キンモクセイ香りはじめる

 我が家の玄関先にあるキンモクセイはまだ花が咲いていないが、近所の家では既に咲いている場所もあるらしく、キンモクセイの花の香りが感じられるようになった。
 一番下の息子はキンモクセイの花の香りが嫌いだと言う。確かに、あまり香りが強すぎると、ちょっと嫌な感じがしないでもない。でも、この香りを嗅ぐと、季節を感じることができるのも確かだ。

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2008年10月 1日 (水)

栗拾いの季節到来

 寒さに当たったせいで風邪を引いてしまったが、喉が痛く、痰がからむものの、寒気は治まり、それほどひどい状態ではなくなった。今朝は、ここ数日と比べると、気温もやや高めのようで、風邪を引いている身にとってはありがたい。
 今日は週に一度の有機栽培農家の畑での調査。朝出かけたときには時折霧雨も混じるほどだったが、戻る頃にはかなり明るくなった。台風15号は遥か南の海上を進んでいるらしい。その職場への帰り道の山の中の道でのこと。道端に車を停めて、何やら探している熟年男性二人連れ。何かと思ったら、そのあたりの路上には栗の毬が落ちていた。なるほど、栗拾いというわけか、と納得したら、またしばらく走ると、今度は熟年女性二人連れ。やはり栗拾いらしい。近所の栗の毬も落ちているかも知れないので、見に行かなければいけない。
 昼頃にはかなり暖かくなり、職場に戻るとツクツクボウシが鳴いていた。何度も鳴いていたので、まだ複数の個体がいるように思えた。いつまで鳴き声を聞くことができるだろうか?

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2008年9月10日 (水)

ヒメジュウジナガカメムシ続報14

 ヒメジュウジナガカメムシの今後が楽しみだ、と書いたのは8月17日のことだったが、8月20日を最後にヒメジュウジナガカメムシは姿を消してしまった。餌のガガイモの状態は決して悪いわけではなく、十分に繁殖に適した状態だと思われたのだが・・・・・。餌が十分にあるのに何処かに行ってしまうとは、よほど放浪癖のあるカメムシのようだ。
 ヒメジュウジナガカメムシに吸汁されたガガイモの花芽は、ことごとく枯れてしまって花芽が落ちるばかりだったが、ヒメジュウジナガカメムシがいなくなったせいでガガイモの花芽が順調に育つようになり、ちゃんと開花するようになった。それにしても、ここにいたヒメジュウジナガカメムシは何処へ行ってしまったのだろう?
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2008年6月 7日 (土)

2回目の豊田市昆虫調査

 今日は天気が良く、明日は雨になるという天気予報だったので、豊田市の昆虫調査に出かけることにした。息子たちを誘ったら、三男坊がついて行くことになった。
 某現地に到着すると、スミナガシが地面で吸水していた。ほかにダイミョウセセリ、テングチョウ、ヒメキマダラセセリなども。
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 しばらく歩いていいくと、木漏れ日が差すような場所にチラチラと飛んでいうものがある。蝶のようでもあり、蛾のようでもあったが、ヨツメトビケラだった。トビケラの仲間はパッとしない色彩のものが多いが、ヨツメトビケラはなかなかカラフルだ。
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 さらに進むと、イタドリにはオオツマキヘリカメムシも見つかった。普通種だと思っていたのだが、やっと見つけることができた、という感じだ。お馴染みのアカスジキンカメムシも見つかったが、成虫ではなく幼虫だった。もうすぐ成虫になる頃だと思うのだが。
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 土場を見つけたので、カミキリムシでもいないかと思ったのだが、カミキリムシはわずかにしか見つからず、ヒラタカメムシの仲間がいっぱい見つかった。名前がわからないので調べなくてはいけない。
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 虫ばかりでなく、キイチゴの仲間もたくさんあった、なかなか良い状態の果実をつけているものはなかったのだが、日陰に生えていたモミジイチゴがたくさん果実をつけていて、ちょうど食べごろだった。ちょっと一休みして採取し味を楽しんだ。程良い酸味があり、大変おいしかった。これには息子も大満足だったようだ。
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 今日は息子も大変活躍してくれた。近眼がひどく、老眼も入ってきたぼくにかわって、虫を探す目になってくれたし、視線も低いので、ぼくが見つけられないような場所の虫を見つけてくれるのだ。
 例によって、往復にかかる時間が馬鹿にならないが、充実した一日を過ごすことができたと思う。

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2008年5月25日 (日)

庭のホタルブクロが咲き始める

 昨日は仕事が溜まっていたので職場に出かけたが、今日は職場に出かける用事はなかった。とは言え、天気があまりよくないので、外に出ようという気もあまり起こらなかった。
 ということで、今日は午前中から夕方までずっと、昆虫同好会誌の編集の仕事をしていた。ちょっと前に別の編集幹事から原稿を受け取っていたのだが、時間がなくて、これまで全く仕事が進んでいなかった。読みやすい原稿を書いてくれる人もいるのだが、読みにくい原稿を書いてくる人の方がずっと多い。そういうのを手直ししなければいけないのだが、けっこう大変な仕事だ。電子メールで連絡をとれる人はまだ楽なのだが、そうではない人には手紙を書かねばならず、これも大変面倒だ。というわけで、かなり疲れた。
 ちょっと気分転換ということで、庭に出てみると、知らないうちにホタルブクロの花が咲いていた。ホタルブクロは繁殖力が旺盛らしく、雑草のごとくどんどん殖えてくる。とにかくいっぱい生えているので、これからたくさん花を見ることができるはずだ。
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2008年5月20日 (火)

ヒメジュウジナガカメムシ続報3

 少々時間の間が空いてしまったが、またヒメジュウジナガカメムシの観察に行ってきた。驚いたことに、ガガイモはほとんど枯れてしまって、もう1頭のヒメジュウジナガカメムシもガガイモの蔓にはついていなかった。
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 ヒメジュウジナガカメムシは何処へ行ってしまったのだろうかと探すと、わずかばかりだったが地面を歩いている個体が見つかった。雌はすべて交尾していたが、雄は1頭だけで歩き回っており、交尾しているペアに出会うと交尾しようと試みている様子だったが、雌を横取りできた雄は見つからなかった。
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 今日見つかったヒメジュウジナガカメムシは全部合わせても10頭ほど。いったい何処へ行ってしまったのだろうか?

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2008年5月11日 (日)

ヒメジュウジナガカメムシ続報1

 職場のガガイモに集まっていたヒメジュウジナガカメムシが気になったので、仕事を片付けるために職場に行ったついでに観察してきた。
 一昨日観察したときより、明らかに個体数が少なくなっているのがわかった。ヒメジュウジナガカメムシが寄生しているガガイモの蔓は、明らかに萎れてしまって、このままここで繁殖できるようには思えない。少なくなってしまったということは、かなりの個体が何処かへ行ってしまったということなのだろうが、この先どうなるのか、やはり気になる。
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2008年5月 9日 (金)

多量のヒメジュウジナガカメムシ出現

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 職場の同僚から、職場の中のとある場所で赤と黒のカメムシが集団を作っているとの情報を得た。その場所から判断すると、そのカメムシがヒメジュウジナガカメムシではないかと想像した。現場に急ぐと、予想通りヒメジュウジナガカメムシだった。それにしてもすごい数。集団がいくつもあり、総個体数は軽く100を超え、200か300ぐらいいるのではないかと思われた。ちょっと前までは見つからなかったということなので、おそらくこの連休あたりに何処からか集団で移動してきたらしい。伸び始めたばかりのガガイモの蔓から吸汁していたが、蔓の先は萎れて枯れかけている。おそらく、集団でこのカメムシによって吸汁されたのが原因ではないかと思われる。多くの個体が交尾していたので、ここで繁殖が始まるのではないかと一応期待されるのだが、蔓を枯れさせてしまって、また何処かに移動してしまう可能性も高いように思われる。今後の動向に注目したい。
 このカメムシ、三重県では非常に記録が少ないので、一応証拠のために10数個体だけ採集した。

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2008年4月29日 (火)

春本番・フジも花盛り

 今日は昼前にいつものフィールドに出かけた。風もそれほど強くなく、気持ちが良い日になった。
 目に映る緑も4月20日に来たときとは全く違って、鮮やかな緑色になってきた。たった9日の間に風景はずいぶん変わるものだと思った。この前に来たときには気が付かなかったが、フジの花も盛りになっていた。
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 雑木林の中を歩いていると、大きな黒っぽい蝶が飛び出した。すぐにクロコノマチョウだと直感したが、止まったのを確認すると、やはりそのとおりだった。成虫で冬を越したはずなので、翅はボロボロだった。そろそろ繁殖を始める頃ではないかと思う。
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 ふと林の日だまりの葉の上を見ると、比較的大きなコメツキムシが見つかった。コメツキムシのことはあまり詳しくないが、シモフリコメツキではないかと思う。確か、近縁なものが何種かいると記憶しているのだが、そのなかでもおそらく一番普通に見られる種だと思う。
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 他にも色々見たが、さすがに全部を書き連ねても意味が無いように思われる。これからますます見られる昆虫も増えてくるはずだ。コアオハナムグリやクロハナムグリなどもそろそろ見られる頃かと思ったのだが、今日は見られなかった。またの機会を楽しみにしようと思う。
 Zikadeさんの住む広島ではハルゼミが羽化しはじめたとのことだが、こちらではハルゼミの鳴き声もまだ聞かれなかった。もっとも、この場所ではハルゼミの個体数が少ないので、最盛期でも運が良くないと鳴き声を聞けないのだが。

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2008年4月20日 (日)

シュンランが盗掘されたらしい

 午後からいつものフィールドに出かけた。特に目的は無かったが、天気が良くて気持ちが良さそうだったからだ。
 4月5日に来た時は、まだ木々の芽吹く前だったが、もう既にクヌギやコナラは新芽を出して、新緑の装いになっていた。気持ちが良い。
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 いつも歩くルートにはシュンランがあるので、花はどうなったかと確かめようと思ったのだが、目を凝らしてゆっくり歩いているにもかかわらず、シュンランがあるはずの場所を通り過ぎてしまった。おかしいな、と思ってあたりを探すと、花茎のついていない株が1株見つかったのと同時に、根元から切られてしまった小さな株が一つ見つかった。どうやら盗掘されてしまったらしい。どういうつもりで掘り採ったのか知らないが、野にあってこその野草だ。残念でならない。
 この写真は4月5日に訪れたときに撮影したもの。今日は見つける事ができなかった。
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2008年4月19日 (土)

あちこちで田植えが見られる

 数日前から田植えが始まっていたが、今日はあちこちで田植えが行われているのが見られた。おそらく第二種兼業農家が多いだろうから、この土曜、日曜のうちに田植えをしようということなのだろうと勝手に想像している。明日もまた、たくさん田植えが行われるのだろう。
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2008年4月12日 (土)

藤原岳へ

 ぼくの職場をこの春定年退職されたNさんのお誘いで藤原岳に登った。同僚のOさんも一緒だ。前々から登りたいと思っていたのだが、なかなか実現できていなかったので、渡りに船であった。コースは聖宝寺から登り、藤原山荘を経て展望台に行き、帰りは藤原山荘から大貝戸に降りた。
 暑くもなく、寒くもなく、ちょうど良い気候だった、と言いたかったが、少々風があり、山頂付近ではちょっと寒かった。山頂付近は滋賀県側からガスがかかることが多かった。
 藤原岳はフクジュソウがたくさんあることで知られているが、8合目から9合目ぐらいにかけて、ちょうど花の盛りで、良い時期に出かけられたと思った。
 今日の文章はこれぐらいで、あとは写真でごまかすことにする。見ることができた花は、ミヤマカタバミ、フクジュソウ、キクザキイチゲ、アマナなど。
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2008年4月11日 (金)

田圃に水が入り始める

 昨日の雨で田圃に水がたまっているのかと思ったが、田圃のわきの水路に水が流れていた。田圃に水を入れ始めたようだ。来週ぐらいから田植えが始まるのだろうか?

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2008年4月 5日 (土)

コブハサミムシの孵化はじまる

 飼育実験中の虫を見に職場にでかけたついでに、ちょっと足を伸ばしてコブハサミムシを見に行くことにした。そろそろ卵が孵化して、仔虫に食われた母親が見られるかも知れないと思ったからだ。
 職場からそれほど遠くないコブハサミムシの棲息地はスギの植林地の中にある。まだまだ花粉が飛んでいるはずなので、厳重にマスクをして現場に向かう。
 3月に観察に行ったときは、まだ寒かったが、今日はかなり暖かくなった。暖かくなると体調も良いので、観察に集中できる。
 河原に降り、これぞと思う石を持ち上げると、すぐにコブハサミムシが見つかった。次々と見つかるのだが、まだ孵化していなかった。今年は冬が寒かったので、孵化が遅れているのかも知れない。それでも、気を取り直してさらに探すと、何とか孵化がはじまっている卵塊を見つけることができた。まだ色が白く、今日孵化したばかりという雰囲気だった。孵化したばかりの幼虫は、まだ動きもぎこちないが、あと1週間もすれば、母親を食べてしまうほど頑丈になっているはずだ。
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 3月に来たときにはまだ雄も生きていたが、今日は既に死んでしまっていたのを2頭見つけることができただけだった。やはり、雄は卵が孵化するまでに「野垂れ死に」してしまうようだ。
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 これまでに書いていなかったが、コブハサミムシが見つかる場所はこんなところだ。谷川が少し幅広くなっていて陽当たりが良く、礫がゴロゴロとした砂地の河原や中州ができているような場所だ。慣れれば、国土地理院の1:25,000の地形図を見れば、コブハサミムシがいるかどうか、だいたい見当をつけることができる。
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 スーパーマーケットで買ってきた調理パンを食べながら辺りをながめていると、テングチョウが飛んできたり、キブシの花にはルリシジミが飛んできたりしていた。食事も済ませ、そろそろ帰ろうかと思ったとき、イトトンボの仲間が目についた。この時期に見られるイトトンボの仲間はオツネントンボの仲間に違いない。子供の頃から今に至るまで、トンボの仲間はどうも苦手で、なかなか名前が憶えられない。でも、このトンボは青色っぽいので、おそらくホソミオツネントンボだろう。
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 この場所にはそれほど長い時間いたわけではないが、色々な虫や花を見て、満足する事ができた。良い季節になってきたものだ。

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2008年3月16日 (日)

モンキチョウが飛ぶのを見る

 飼育している虫の様子を見たり、畑の様子を見たりするために職場に出かけた。晴れていて風もあまりないので、そろそろモンシロチョウでも飛ばないかと思ったのだが、まだ見られなかった。ヒサカキも匂い始めたので、そろそろだろう。
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 職場からの帰り道、伊勢自動車道の津インターチェンジの近くを走っているとき、畑の上を蝶が飛ぶのが見えた。よく見るとモンキチョウだった。
 去年、遅くまで見られたのもモンキチョウだったので、やはり昔の人がモンキチョウが成虫で越冬すると勘違いしたのも仕方がないと思わされる。
 それにしても、モンキチョウの生活史の制御はどうなっているのだろう。と思いながらも、論文を検索してみようと思ったことはない。モンキチョウの属するColias属は、全北区に分布していて、アジアではそのなかでモンキチョウだけが南の方まで分布を拡げている。石垣島で見ていた印象では、休眠があるようには思えなかった。ひょっとしたら、本州のモンキチョウにも休眠反応はなく、冬は低温のために発育が抑制されているだけと考えても不自然ではないように思える。実際のところはどうなっているのだろうか?

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2008年1月 6日 (日)

カンザキナタネは満開

 飼育している虫の様子を見に職場に出かけた。一昨日、職場の窓から見えた畑が黄色く見えたのが気になったので、出かけたついでにそこへ行ってみた。すると黄色く見えたのは菜の花だった。葉の形を見ると、普通のアブラナやカラシナとは違っていたので何かと思ったので、ちょうどそこにいた農家のおじさんに訊いてみた。すると、それは「カンザキナタネ」とのこと。今日は風もそれほど強くなく、暖かいので、何か虫が花に来ていないかと思ったのだが、さすがにモンシロチョウはいなかった。秋の生き残りでもいないものかと期待したのだが。
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 空も澄んでいて、経が峰もはっきり見える。
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2008年1月 3日 (木)

2008年初フィールド

 昼過ぎまでテレビで「のだめカンタービレ」をずっと観ていたが、いい天気なのでいつものフィールドに出かけた。長男は青春18切符を使って始発列車で旅立ってしまったので不在だったが、それ以外の全員が参加した。
 年末に行ったばかりで、そのときにはクヌギカメムシの成虫がまだ見られたが、今日は卵塊が見られただけだった。それにしても、この冬はクヌギカメムシの卵が少ない。そのかわりに、丸々と太ったジョロウグモを見つけた。まだこれから産卵するのだろうか。
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 フユイチゴはまだたくさんあり、子供たちは実を摘み取るのに一所懸命だった。その甲斐あって、わずかな量ではあったがジャムを作ることができた。
 湿地は枯れ野原になっていたが、陽当たりが良く、気持ちが良かった。
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 林の中のイチヤクソウはどうなっているかと思ったが、少ないながら葉を出しているのが見られた。もっとたくさんあったはずなので、落ち葉の下にでも埋もれているのかも知れない。
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 竹林の中も、日が当たっていて、適度な湿気が感じられ、気持ちが良かった。
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 さすがに虫はほとんど見られないが、冬のフィールドを歩くのも、それなりに楽しいものだ。それにしても、フユシャクの仲間が見られないのは、ちょっと期待はずれだ。1年前にはちゃんと見られたのだが。

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2007年12月23日 (日)

久しぶりの自然散策・・・クヌギカメムシなど

 クヌギカメムシが気になり、いつもの(と言いながら、本当に久しぶりなのだが・・・)のフィールドに出かけた。昨日は雨降りだったので、林床はほどよく湿っていて、カラカラに乾いているより気分が良い。
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 例年ならクヌギカメムシがたくさん見られる時期なので、一所懸命探すのだが、今年は個体数が少なく、成虫も卵もそれほどたくさん見つからなかった。今年はいろいろな虫が少なかったが、クヌギカメムシもその例外ではなかったのかも知れない。
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 毎年、この時期、このフィールドは枯れたススキなどがたくさんあるのだが、どうやらかなり刈り払われていたようだった。そのせいかどうか知らないが、フユイチゴがたくさん目に付いた。これまでにもフユイチゴがあることには気付いていたのだが、今年はやけにたくさんあるように見えるのだ。
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 すこしつまんで食べてみたが、昔の記憶にあるほど味は乗っていなかった。ちょっと水っぽいのだ。ちょっとがっかりして、それ以上食べるのをやめた。
 ここの近くには農業用の溜池があるのだが、一見干上がっているように見えた。しかしそれは見間違いで、水草か何かが水面を一面に覆っているのだった。風向きの影響で、手前に吹き溜められてしまったようだ。水面ははるか向こうにしか見えない。

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2007年12月15日 (土)

伐られた林を近くで見た

 自宅裏の斜面の向こうにある墓地に行ったら、林の木がすべて伐られているわけではないことがわかった。よく見てみると、斜面の頂点近くに測量用の標石がいくつもあり、それの斜面側の木が伐られていることがわかった。クワガタ採りや栗拾いのときにも、標石があるのは目についていたが、それをそれとして意識したことはなかった。ところがこうやって伐られてしまった林を見ると、この標石には大きな意味があったことを感じさせられないわけにはいかなかった。
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 土地に対して権利を持たない自分には何もできないと諦め、この場所を離れ、今度は栗拾いをした場所を下から眺めてみた。落ち葉に半分隠れたような栗を拾いながら歩いた斜面は、地肌を見せて哀れなものだった。
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2007年12月13日 (木)

クワガタムシやカブトムシの林が潰された!

 我が家の裏の坂の上に家が建つことになったことは書いたが、半月ぐらい前から実際に作業が始まった。
 今朝、ゴミを出しに行って気が付いたのだが、その家が建つ場所の上の墓地の斜面の木がことごとく伐られていた。ぼくが毎年夏にクワガタムシやカブトムシを観察に行き、秋には栗拾いに行っていた場所だ。来年からは、もうクワガタ採りや栗拾いもできなくなってしまった。
 それだけでなく、こんなに木を伐ってしまったら、大雨でも降れば土砂崩れが起きてしまうのではないかと心配にもなる。
 この斜面はおそらく津市が管理する土地だと思うのだが、どうして伐ることにしてしまったのだろうか?斜面の下に家を建てる人は、土砂崩れが怖くないのだろうか?自然観察者には理解できない。

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2007年12月 2日 (日)

ホトケノザやナズナは春の花だと思っているのだが

 先週は普段と違う仕事が色々入っていたので、普段の週とは調査の日程がずれてしまい、今日は出勤して調査をすることになった。風はやや強かったものの、晴れていて陽射しが暖かく感じられた。
 しばらく前から咲いているのに気が付いていたのだが、今日はちゃんと写真を撮った。畑の回りに生えていたホトケノザとナズナ。いずれも春の花だと思っているのだが、もう秋の終わりには咲き始めていたことになる。今日は暖かくモンシロチョウも飛んでいた。そのほかにはキタテハやヤマトシジミも。
 これから寒さが厳しくなると、ホトケノザやナズナの花はどうなるのだろうか。興味津々だ。
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2007年10月24日 (水)

キタテハはサザンカがお好き?

 職場の庭にサザンカの香りが漂うようになった。木によってはまだこれからと思われるものもあるが、もう満開を迎えているものもある。天気が良いと、このサザンカの花には色々な虫がやってくる。その中で目立つものの一つにキタテハがある。キタテハの幼虫は、カナムグラという荒れ地に生えるクワ科の蔓性植物の葉を食べるので、荒れ地があるような場所なら何処にでもいるような蝶だが、それにしてもサザンカの回りで目立つのだ。
 考えてみれば、この時期に花を咲かせる植物はそれほど多くはないだろうから、サザンカを依り好んで集まってきているというよりは、他に花が少ないから仕方なしにきているというところが実態に近いかも知れない。
 キタテハは年に数世代繰り返し、今いる成虫が冬を越すわけだから、サザンカの花が咲いているうちは、まだしばらく見られるのではないかと思う。
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2007年10月 6日 (土)

海上の森へ

 JGさん(@ニフティの昆虫フォーラムでのハンドル)が岩手からおいでになるとのことで、一緒に海上(かいしょ)の森へ行きませんか、というでんでんむしさん(同じく@ニフティの昆虫フォーラムでのハンドル)さんからお誘いがあり、初めて海上の森へ行った。海上の森は2004年に「愛・地球博」の瀬戸会場になった場所だ。里山を壊して、何が「自然の叡智」だったか知らないが、ぼくの親が買った(買わされた)チケットがあるからということで、「愛・地球博」へは行った。しかし、そのときは、長久手会場に行っただけだったので、海上の森には行かなかったのだ。
 とにかく、ぜひ海上の森へ、というでんでんむしさんの強いお誘いを信頼し、それなりに期待しながら行くことにしたのだ。いつものことながら、三男坊も一緒に行った。
 海上の森の中には、もちろん人手が加わった場所もあるのだが、雑木林も残されており、歩いていて飽きることは無かった。しかも、起伏がほどほどで、しんどいこともなく歩くことができた。今の地元、三重県中勢地方の山は、里との境界がはっきりしていて、森に入るということは、ほとんど急峻な山に登ることとほぼ同義だ。手軽にハイキング気分で楽しく歩ける海上の森を羨ましく思った。
 とにかく、案内していただいたでんでんむしさんには感謝の念に堪えない。仕事の都合で一緒に歩けなかったPhasmidさん(やはり@ニフティの昆虫フォーラムでのハンドルで当時のシスオペさん)には夕食をご馳走していただいてしまった。一緒に歩けなかったのに、本当に申し訳ない気分だったが、やはり感謝の念に堪えない。
 では、このあとは写真を中心に。
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ヒツジグサの上の小さなウシガエル.

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歩いていたら飛び出して近くの木に止まったアブラゼミ.三男坊が発見した.アブラゼミの鳴き声は聞けなかったが、ツクツクボウシとチッチゼミの鳴き声が聞こえた.

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色が白ければシロオニタケに似ているのだが、何かよくわからないキノコ.テングタケの仲間には違いないと思う.

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小さなクモを運んでいたハチ.ウロウロしていたが、近くに巣穴があったのかどうかわからなかった.

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ギンリョウソウかと思っていたが、帰ってきてから調べてみたら、アキノギンリョウソウだった.

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立派な休憩所もある.この場所を含め、お手洗いも何か所かあるので助かる.

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大正池と呼ばれている池.枯れた木が水中から出ているところが上高地の大正池(見たことはないが)に似ているとのこと.

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2007年9月24日 (月)

永田輝喜治著『食は土にあり−永田農法の原点』

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永田輝喜治(ながた・てるきち)著『食は土にあり−永田農法の原点』
2003年6月24日初版発行
NTT出版株式会社
ISBN 4-7571-2115-6
1,600円+税

 永田輝喜治氏の『永田農法 おいしさの育て方』に続く著書である。基本的な考え方は『永田農法 おいしさの育て方』に述べられているとおりで、作物の原産地の気候風土に合わせ、肥料も水も極限まで控えることによって作物の美味しさを引き出すというものである。
 1980年代末から1990年代始めごろ、国の農業試験研究機関から栽培や土壌肥料の分野の研究が大幅に削減され、それらの分野の研究者は半ば無理矢理関連の他分野へ転向させられたりして、現在では栽培や土壌肥料の研究はほとんど壊滅状態だと言っても良い。かつての栽培や土壌肥料の分野の研究は、ただひたすら増産を目指すものであり、美味しさを目指したものではなかった。近年は、国の試験研究機関における研究でも、美味しさとか機能性とかいう合言葉での研究が増えてきたが、考え方はあくまで育種中心であり、栽培や土壌肥料は軽視されていると言っても過言ではない。
 この本を読んで気付かされたのは、当たり前のことを当たり前に考える、という考え方が重要であり、自然の法則と矛盾しないものである。
 つい最近、有機農業促進法なる法律ができたが、自然を自然な目で見る立場からすれば、有機農業促進法は頭の中だけで考えられて作られた法律で、宗教的だと言っても誤りではないと思う。
 それに対して永田氏は、実践を重視しているものの、その実践に裏打ちされた考え方は合理的であり、頭の中だけで考えた有機農業よりも科学的だと感じられる。
 「永田農法」などという個人の名前を冠された農法は一見いかがわしいように感じられたが、少なくとも宗教的ではなく、真面目に研究対象として取り組んでもおかしくないものだと思われた。
 害虫研究者の立場から言えば、永田農法を実践するにあたり、病害虫との関係ではもっと明らかにしなければいけないことがあると思った。
 「永田農法」では、肥料や水を制限することによって、えぐみの少ない野菜を作ることができ、それによって病害虫も少なくなる、という趣旨のことが書かれていたが、えぐみとは本来、植物を食べる動物に対する防御物質として植物が生産する化学物質である、というのが定説であり、えぐみが少ないということは、害虫に対する防御物質を欠くことになるので、害虫の被害が増えると予想されることになる。このことは、現時点では納得できないことであり、今後解明すべき研究課題になると思う。

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永田輝喜治著『永田農法 おいしさの育て方』

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永田輝喜治(ながた・てるきち)著『永田農法 おいしさの育て方』
2002年2月20日初版発行
小学館
ISBN 4-09-386080-7
1,500円+税

 とあるきっかけで「永田農法」なるものの存在を知った。津市図書館に行ったら、「永田農法」の考案者であり実践者である永田輝喜治氏の著書をいくつか見つけた。
 端的に言えば「永田農法」とは、作物の原産地の気候風土に合わせ、肥料も水も極限まで控えて作物の美味しさを引き出す農法であり、具体的な方法は、作物ごとに異なる。現代の大量流通に踊らされている農業に対して批判的であるのはもちろんのこと、妄信的な有機農業に対しても批判的である。美味しさを追求する姿勢はあくまで科学的であり、単なる経験の積み重ねだけでもない。現代の大量生産大量消費の思想とは相容れないものであるが、考え方は合理的に感じられる。
 この本では、前半では「永田農法」の考え方について解説されており、後半では具体的な作物における応用が解説されている。

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石垣島紀行第6日目(8月4日)

石垣島紀行第5日目(8月3日)から続く)
 石垣島での滞在も、今日で最後になった。あとは帰るだけと言えば確かにそうなのだが、乗る予定の飛行機は午後なので、昼過ぎまでは時間がある。
 釣り道具は送り返してしまったので、今日はもう釣りはできない。そうなると息子たちが目覚める時刻も遅くなってくる。
 朝食はバイキング。エストランの入り口で案内している従業員が中に案内してくれる。ところが、中に入ってみると、空席が無い。空席待ちの人がレストランの入り口を入った場所に溜まってしまっていたのだ。それなりの値段をとっているホテルなのだから、このような対応はいただけない。今では、チェーンのファミリーレストランや回転寿司でも、入り口のところの椅子があり、そこで空席ができるまで待てるようになっているのに。
 しばし待って席に着いた。我が家一行が席に着いた頃からは、徐々に空席が増えてきた。いちばん混雑する時間にレストランに行ってしまったのが悪かったと言えば悪かったが、ホテルの対応も、もう少し考えて欲しいものだと思った。
 食事の後、チェックアウトする前に、ホテルのすぐ前の新しい離島ターミナルの中を探検してみる。かつては、それぞれの船会社の事務所内の小さな待合室で待たなければいけないような状態だったが、新しいターミナルビルには待合室ばかりでなく、売店なども入っており、船の運航予定も電光掲示されている。現在の石垣空港のターミナルより立派なぐらいだ。浮き桟橋の数も増えて、船の乗り降りも楽になったはずだ。
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 ターミナルビルを出ると、目の前に「海人(うみんちゅ)」ブランドで有名な手作り館の本店がある。3年半前に、すでにこの店は存在していたが、外装が派手になっていた。かつては、さんばし通りに小さな店を構えていたことを思えば、大変貌だ。かつては、フリントずれしたTシャツなどをさんばし通りの店で安く買えたが、今ではさんばし通りの店も無くなってそういうことをしなくなったか、あるいは流通ルートが変わったためか、簡単には入手できなくなったようだ。Tシャツの材質は良いので、多少のプリントずれした品物を安く買えたのは重宝していたのだが。
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 ホテルをチェックアウトして、息子たちをかつて住んでいた団地に送り届け、妻と二人でまたバンナ岳スカイラインに向かった。とりあえず「エメラルドの海を見る展望台」へ。昨日の夜に行ったときには暗くてよくわからなかった部分もあったが、昼間に見てあらためて驚いた。ここまで立派にしなくても良いのに、と言うのが偽らざる感想だ。唯一評価できる点は、便所が整備されたことだろうか。
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 展望台に向かうと、植え込みにゲッキツ Murraya exotica が植えられているのに気が付いた。ゲッキツは柑橘類の致命的な病気であるカンキツグリーニング病(黄龍病、huanglongbing)の病原体であるバクテリアを媒介するミカンキジラミ Diaphorina citri Kuwayama, 1908 が好む植物で、ミカンキジラミはこのゲッキツで爆発的に個体数が増えることがある。沖縄県の農業関係の行政部局では、ゲッキツを除去することを奨励してるのだが、公園を整備する部局ではどうやらこのことを理解していないとしか思えない。行政の縦割りが問題だとされることは多いので、このことに驚きはしないが、どうにかならないかと思う。
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 「エメラルドの海を見る展望台」からの展望は良く、市街地を一望できる。この場所まで大型バスを入れて観光コースにしようというのは理解できないことはない。
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 我が家が3年半前まで住んでいた団地も望むことができる。もっとも、我が家は3階建ての1階だったので、この場所からはほとんど見えない。
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 ここからさらに「渡り鳥観測所」の方に向かおうと思ったのだが、工事中で進入できなかった。仕方がないので八重守の塔のところまで戻り、Eゾーンを通ってCゾーン側の登り口から「渡り鳥観測所」に向かった。
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 「渡り鳥観測所」からは名蔵アンパル、ぶざま岳、屋良部岳、於茂登岳などが奇麗に望める。
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 於茂登連山のほぼ西の端のピークがぶざま岳。「ぶざま」とは奇妙な名前だが、どのような意味なのかは知らない。謂われはあるのだろうが、ぼくにとって既に「ぶざま岳」という名前は記号と化している。
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 かつての職場もよく見える。またこの場所で仕事をする機会を得たいものだ。
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 山から下りて、再び街へ。八重泉酒造が製造している「黒麹酢」を買うためだ。これは妻と三男の好物だ。津市界隈では買えないので、ちょっと多めに買うので、飛行機に持ち込むのもためらわれる。美崎町にある稲福酒販に行き、発送してもらうことにした。
 再び団地に行き、息子たちを回収し、食事をとる。何処で食事をとるかという話になると、なかなか意見が一致しないのが我が家の困ったところだ。結局、「島こしょう」という新しい店に入る。一昨日、妻が食事会に行った店だ。あまり食欲が無かったので、ゆしどうふだけを食べた。
 レンタカーを返却し、空港へ。ちょっと時間に余裕がありすぎた。それでも送迎デッキなどで十分に時間をつぶせる。美味しいソフトクリームもゆっくり食べる。
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 そうこうしているうちに、知人友人がたくさん見送りにきてくれた。フクザワさんの奥さんは、息子さんの誕生日だということで作った、豚の三枚肉の煮付けやおいなりさんを持ってきてくれた。フクザワさんのご主人は北海道の出身だが、奥さんは沖縄本島の出身だ。沖縄の人は大雑把なことも多いのだが、友達になれば本当に細かいことを気遣ってくれる。いちゃりばちょーでー、だ。
 飛行機はターミナルから一番近いスポットだったので、ターミナルからは徒歩で飛行機に。送迎デッキではみんなが手を振って見送ってくれる。自分たちも何度も送迎デッキから人を見送ったが、やはり見送られるのは寂しさを感じる。また石垣島を訪れたいものだ。
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 JTA616便はほぼ定刻に石垣空港を出発した。天気は良く、最後の石垣島の姿を見送ることができた。
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 JTA616便からは途中、宮古島も奇麗に望むことができ、慶良間諸島のすぐ近くを通って北上し、大きく右に旋回して残波岬を望むあたりから南に向かって那覇空港に着陸した。今日は夏らしく南風が吹いていたらしい。
 那覇空港では少々待ち時間があったので、一旦外に出てA&Wでルートビアを飲もうとも思ったのだが(この旅行の一つの目的としてA&Wのルートビアを飲むことがあったが、ここまで果たせていたなった)、長男と三男が「ゆいレール」の写真を撮りたいというので、それにつきあうことになり、結局ターミナルビルの中に店があるにもかかわらず、A&Wに入ることは出来なかった。
 那覇空港からはJAL2086便伊丹空港行き。ほぼ定刻に出発。やはり南向きに離陸。今回は通路側の席だったので、外はよく見ることができなかった。伊丹空港に着いてターミナルビルを出たのは18:40頃。リムジンバスの乗り場に向かう。切符を買って乗り場へ行くと、今日は淀川の花火大会が開催されているので、阪神高速が渋滞し、上本町まで50分から1時間ぐらいかかるとのこと。モノレールと地下鉄を乗り継いで行った方が早かったかも知れないが、切符も買ってしまったので、そのままバスを待つ。19:00定刻に出発したバスは上本町に19:48頃到着。近鉄の駅まで急いで20:03発のアーバンラーナーに乗ることができた。電車の中で、フクザワさんにいただいた煮付けとおいなりさんをいただく。21:25頃津駅に到着し、普段は歩く所だが、今日は荷物があるのでタクシーに乗る。ワンメーターなのでちょっと申し訳ないと思い、「すぐ近くで申し訳ないんですけど」と言うと、運転手さんも「もうこれが済めば営業所に戻りますから良いです」と言ってくれた。
 これで、6日間の「濃い」旅が終わった。

(2007年夏の石垣島紀行これにて完)

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2007年9月22日 (土)

『森は誰のものか? アジアの森と人の未来』

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地球研叢書 森は誰のものか? アジアの森と人の未来
日高敏隆・秋道智彌 編著

2007年3月10日初版発行
株式会社昭和堂
ISBN 978-4-8122-0708-6
2,300円+税

  • はじめに(日高敏隆)
  • この本のキーワード
  • 序章  森と人の生態史(秋道智彌)
  • 第1章 森の一万年史から(湯本貴和)
  • 第2章 ボルネオ・イバン人の「里山」利用の変化と日本とのかかわり(市川正弘)
  • 第3章 ボルネオ熱帯雨林ランビルの林冠でみえたこと(酒井章子)
  • 第4章 誰のための森か(阿部健一)
  • 第5章 「協治」の思想で森とかかわる(井上 真)
  • 第6章 世界の森の現状からみた地球未来(山田 勇)

 様々な視点、立場から森について議論されている。全体を通して感じさせられることは、人間が自然の上に立って自然を管理する「神」としてではなく、自然の中に生かされている自然の一員に過ぎない、という立場をとるのが、人間自身にとっても望ましいというということである。現実の世界には様々な問題が様々な段階で存在しており、これからの地球環境を考える上で考えなければならないことが浮き彫りにされ、そこに存在する問題を解決するための考え方が提案されている。
 これまで生きてきて様々な体験をすることにより、ぼく自身も人間は「神」になるべきではないという考え方を持つに至った。この本に書かれていることは、ぼく自身にとってみれば「ごくあたりまえ」のことが書かれていたわけだが、そうでない人に対して、このことをいかにして理解してもらおうか、ということに対する並々ならぬ努力が感じられた。問題はまだ山積しており、解決に対する簡便な手段が無いとこは明らかなのだから。

 地球研とは総合地球環境学研究所の略称で、2001年、京都に創設された。大学共同利用研究機関法人・人間文化研究機構の一機関として、地球環境問題を根本からとらえて研究を進めている。

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2007年9月18日 (火)

稲のひこ生えに実がついていた

 今日は休日に学会出張した代休なのだが、明日からの別の出張の前にこなさないといけない仕事をこなすために出勤した。一応休日なので、最低限の仕事をこなして帰るつもりだったが、結局午後4時ぐらいまでかかってしまった。でも、まだ十分に明るいうちの帰宅だ。
 これまでしばらくは学会の準備などで暗くなってから帰宅する日が続いていたので全く気付いていなかったのだが、8月に収穫されたあとの田圃の稲のひこ生えが伸びて、中には実がついているのもあったのだ。ひこ生えも、大きなものは50cm近いようなものもあった。
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 これだけ大きく稲が育っているということは、田圃の土の中にはまだ肥料がたくさん残っているのだろう。思い返してみれば、収穫前に稲が倒伏している田圃があちこちに見られたのを憶えている。大した風も吹いていないのに稲が倒伏するのは、肥料が過剰である証拠だと言っても良い。
 これだけ元気にひこ生えが育っている田圃は、これから肥料を入れなくても、来年十分に稲が育つのではないか、というような気がしてならない。肥料を控えめにすれば、植物体自体も堅くなり、病気や害虫に対しても耐性を持つようになるはずだろうが、おそらく収量は少なくなるであろうから、そんなことをする農家がいるとも思えない。現に、肥料過剰で稲を倒伏させている農家がいっぱいいるのだから。

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2007年8月25日 (土)

稲刈り始まる(2007年)

 今朝、職場に出かけたところ、途中の田圃の何か所かで既に稲刈りが終わっていた。帰宅する途中では、現在進行中の田圃もあった。これから稲刈りは本格化するのだろう。

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2007年6月 2日 (土)

庭のナガチャコガネで子供の頃を思い出す

20070602blog1  我が家は借家だが、それなりの庭があり、庭だけでもいろいろな生き物を見ることができる。今ちょうどホタルブクロの花がたくさん咲いており、ハナバチの仲間が花粉を集めに来ている。じっくり観察すると面白そうだが、なかなかそういうわけにもいかないのが辛いどころだ。
 今日の夕方、もう薄暗くなってからだが、その庭で草を抜いていた。するとナガチャコガネ Heptophylla picea Motschulsky, 1857 が何頭も飛び出して来た。
 ナガチャコガネは子供の頃にも見た記憶がある。実家の家を建て替える前のことに間違いないので、小学校3年より前のことだ。その当時、実家の庭にはツツジが植えられており、夕方薄暗くなってからやや小さめのコガネムシがその近くの地面近いところをゆっくり飛んでいた。その当時は名前も知らなかったが、特徴がある虫だと思った。
 今日のナガチャコガネもツツジの近くの地面近くを飛んでいた。この光景が子供の頃の記憶を蘇らせているような気がする。ナガチャコガネはチャの木の害虫としてもよく知られているが、我が家の庭を飛んでいるナガチャコガネは、おそらく幼虫時代はツツジの根を齧っていたのだろう。だからと言って、ツツジの木が枯れているわけでもないので、目の敵にすることもないと思った。

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2007年4月30日 (月)

京都へ日帰りの家族旅行

 今日は家族揃って京都へ出かけた。いつかは家族揃って京都へ行こうと言っていたのだが、やっと実現した。
20070430blog1  まずは鉄分の多い二人の息子のリクエストで梅小路蒸気機関車館へ。京都から丹波口まで山陰線に乗ったが、思った以上に混雑していた。沿線には嵐山などの観光地を控えているからなのだろう。梅小路には中学生の頃、一度行った事がある。現在の本館はかつての二条駅の駅舎だが、昔はそうではなかったはずだ。しかし、どんな建物だったか、全く記憶に残っていない。だからだと思うのだが、新鮮な気持ちで見る事ができたような気がする。蒸気機関車の運転席は、思ったより狭い。運転するのも大変だったのだろうと思う。
20070430blog2  梅小路から丹波口の駅に向かう途中、クスノキの幹にアオスジアゲハGraphium sarpedon (Linnaeus, 1758)が止まっていた。羽化して間もないと思われるのだが翅が折れていて飛べない状態だった。

20070430blog3_1  そこから花園まで山陰線に乗った。花園には、我が家の菩提寺の総本山の妙心寺がある。ここにもかつて来た事があるが、もう何年前のことだったか思い出せない。狩野探幽の雲龍図は有名だが、これは昔見たことがある。天井に描かれた龍の絵は、見る方向によって表情が変わるので面白い。
 さらに嵐電北野線で北野白梅町に出て北野天満宮へ。季節外れだと思うのだが、合格祈願の祈祷が受け付けられていた。ここは、学生時代に何度も行った。縁日の出店が面白いからだ。今度来る時は25日にしなければいけない。
 ここからバスで一気に東へ向かい、京都大学の構内を歩いた。北部の構内を歩いていると、何か実験が行われている形跡があり、網の中を覗くとタンポポだった。ふと気が付くと、そこには大学の先輩のNさんがいた。セイヨウタンポポとカンサイタンポポの関係を調べているとのこと。
 さらに本部構内を通って時計台の前から正門へ。さらに東大路に出てバスに乗って京都駅まで戻った。しかし、JR京都駅のデザインはひどい。よくもまあ、あんなものをJR西日本も京都市も許してしまったものだと思う。京都の街から完全に浮いてしまっている。設計したのは原広司という建築家らしいが、調和という感覚が鈍い人なのだろうか?
 朝も早かったし、それなりにたくさん歩いたので疲れた。ぐっすり眠れそうだ。

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2007年4月15日 (日)

田植えが始まる

 家に戻ったものの、震源に近いと思われる職場が気になったので、お茶を一杯飲んでから職場に出かけた。
 昨日の朝通ったときには、田圃に苗は植えられていなかったが、この週末のうちに一気に田植えが進んだのだろう。もうあちこちの田圃に苗が植えられていた。来週の週末ぐらいまでに、ほとんどの田圃で田植えが終わるのだろう。
 職場ではエレベータが止まっていたようだが、自分の関係する範囲では、多少物が倒れたりしていたものの、特に大きな異常も無かったようだ。もっとたくさん物が落ちているかと思ったのだが、揺れた方向が幸いしたのかも知れない。
 家に帰ってしばらくしたら、余震と思われる地震が来た。震度4、と予想したが、発表された震度も4だった。自分の震度に関する感覚は、だいたい正しいようだ。

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2007年4月11日 (水)

田圃に水が入りはじめる

 一昨日あたりから、水田に水が少しずつ入り初めていた。今日はついに、一枚の田圃いっぱいに水が入っているところを見つけた。今月末ぐらいには田植えが始まるのだろう。

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2007年3月16日 (金)

生長が良すぎるホウレンソウ

20070316blog  妻が近所のスーパーマーケットで買って来たホウレンソウは、大きく、太く、色も濃いものだった。ソテーにして食べたのだが、見た目ほどにアクは無く、美味しかった。しかしながら、どういう理由か知らないが、根元が切られて売られていたとのこと。本当はあそこが一番美味しいのだが。

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2007年3月 5日 (月)

ヒサカキが臭いはじめる

 ヒサカキ Eurya japonica Thunberg の花が咲いていたのに気が付いたのは先週の火曜日だったが、その時に臭いは感じられなかった。が、今日は独特の臭いが辺りを漂っていた。
 異様な暖かさだった昨日の余韻が残るかのように今朝も暖かく、雨が降り出しそうで風もなく、ヒサカキの臭いが余計に強く感じられたかも知れない。
 悪臭とまで言い切れないものの、良い匂いとも言えない。花を訪れる昆虫を見ると、ハエの仲間が多いような気がするのだが、やはりハエを呼ぶような臭いなのだろうか?
 日中は雨になったが、夕方には上がってしまい、それほど降水量が多かったわけでもないようだ。夕方雨が上がると西風が強くなり、寒くなった。明日の朝は、おそらく寒く感じられるだろう。

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2007年2月27日 (火)

ヒサカキの花

20070227blog1  週末は寒かったが、今日は風もなく暖かい日になった。陽気につられ、職場の庭に出ると、ヒサカキ Eurya japonica Thunberg の花が咲いていた。ヒサカキの花には独特の臭気があるので、すぐに気が付くはずなのだが、まだ咲き始めのためか、すぐ近くに行っても臭気を感じなかった。十数年前までは、春になると山では変な臭いがするものだ、という程度に感じていたのだが、その花の臭気だということを知らなかった。これを知ったときは、永年の謎が解けた感じがしたのは確かだが、臭気の元が予想外のものだったので驚いた。
20070227blog2  畑の方に行くと、地面をウヅキコモリグモ Pardosa astrigera L. Koch が走っていた。卵嚢を腹端につけたウヅキコモリグモを見るようになるのは、まだまだ先のことだろうが、もうこんな時期に活動しているとは知らなかった。
 先週の木曜日にも見たが、今日もモンシロチョウ Artogeia rapae (Linnaeus, 1758)と モンキチョウ Colias erate (Esper, [1805]) とキタテハ Polygonia c-aureum (Linnaeus, 1758) が飛んでいるのを見た。他の蝶も飛ぶかと思ったが、見られなかった。

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2007年1月 8日 (月)

リンゴの名前

 今日は北海道から千島列島に発達した低気圧が抜け、冬型の気圧配置になり、雨まじりの強風が吹くはっきりしない天気だ。気象庁のサイトで天気図を見ると低気圧の中心は950hPaまで気圧が下がっている。台風以上だ。
 それとは関係なく、今日の午後、家族揃って電器店にいったついでに、その隣にある普段は行っていないスーパーマーケットに行った。「紅玉2玉299円」と書いてあったので、妻がリンゴを手に取ってみると、その包装ラップには「紅だま」と書かれたラベルが貼付けられていた。思わず笑ってしまったが、リンゴ産地出身の妻はあきれていた。

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2006年12月24日 (日)

フユイチゴ

 久しぶりにいつものフィールドに出かけた。クヌギ Quercus acutissima Carruthers  の樹幹にいるクヌギカメムシ Urostylis westwoodi Scott, 1874 は少し個体数が減ったような気もするが、まだ交尾をする個体もあれば、産卵している個体もあった。今年は去年よりも暖かいので、年が明けても産卵が続きそうな気がする。
20061224blog  雑木林の中を歩き回ったらフユイチゴ Rubus buergeri Miquel の実が目に付いた。しかし、葉はたくさんあるものの、それほど多くの実はついていない。学生時代は京都北山でたくさんのフユイチゴの実を集めてジャムを作ったことがあるが、ここにあるフユイチゴだけでは、とてもジャムを作れるほどたくさんは集められそうにない。フユイチゴは夏に実がなるキイチゴの仲間よりも味が濃いので、ジャムにはよく合うと思っている。たくさん集めるのが大変なのが最大の難点だ。

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2006年12月13日 (水)

盛口満著「生き物屋図鑑」

盛口満著「生き物屋図鑑」
ISBN4-87746-100-0
2006年12月15日発行 1,700円+税
木魂社
Ikimonoya_zukan  生き物が好きになってある一線を超えてしまった人たちのことが書かれているエッセイ集だ。自分も虫屋であり、さらに細かく見れば、カメムシ屋であったりハサミムシ屋であったりするし、生き物への接し方から見れば、生態屋と言える。この本で紹介されている人たちは、生き物好きでない人から見れば変な人たちばかりであるが、自分から見れば素晴らしい素質を持った人たちばかりだ。しかしまあ、いろいろな人がいるものだと思うし、ここに紹介されている人が著者のところに集ってきたということも、著者の才能のなせる業かもしれない。こういう人たちと比べてみれば、自分は少しは普通の人に近いかも知れないとも思える。
 エピローグに書かれている今の世の中に対する疑問は、自分の感じていることと共通している。みんな同じ土俵で競争するのではなく、それぞれの持ち場で生き生きとできる世の中になって欲しいものだ。
 著者であるゲッチョ先生の本は今までに何冊も読んで、面白い人だと思っていたが、ちょっと前まで直接のおつきあいは無かった。ところが、このブログを書いていたことがきっかけになって、繋がりをつくることができた。仲を取り持っていただいたひるぎさんには感謝している。

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2006年12月 2日 (土)

久しぶりの草むしり

 しばらく病気で寝込んでいたので、庭に出るのも久しぶりだ。機械で刈り込んだ芝は短いままだが、その短い芝の中にチチコグサ Gnaphalium japonicum Thunb. が勢力を増しているのがはっきりわかった。気温が下がって芝の伸びは衰えたが、チチコグサの伸長にとってこの程度の寒さは影響は少ないのだろう。
 まだ体の調子は戻っていないので、重い体を引きずりながらだったが、気分転換だと思いながらチチコグサを選択的に抜いた。選択的除去実験の一環だ。しかしながら、庭の一割も仕上げることもできないまま、退散することになってしまった。早く調子が戻ってほしいものだ。
 朝のうちは陽が射して暖かさを感じるぐらいだったが、昼前には曇り、風も強くなった。夕方には雨も降った。寒冷前線が通過したのだろう。

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2006年10月29日 (日)

クズにつく虫

20061029blog1  雨は朝のうちに既に上がっており、天気は徐々に回復した。今日は午後から近所を散策した。もう本格的な秋になり、植物の葉も秋の色になっている。クズ Pueraria lobata (Willd.) Ohwi も蔓を伸ばしきって、硬い葉ばかりになっている。クズによく見られる虫はいろいろあるが、マルカメムシ Megacopta punctatissima (Montandon, 1894) もそのひとつだ。我が家のすぐ裏にもクズの蔓が繁茂している場所があるが、ここでは見つけることはできなかった。もうそろそろ越冬に入りはじめる季節だろうから、少なくなって見つけることができなかったのだろう。近所の墓地に繁茂するクズでは、何とか見つけることができた。
20061029blog2  墓地のクズではツチイナゴ Patanga japonica (Bolívar, 1898) も見つかった。ツチイナゴはまだ羽化してからそれほど日数が経過していないように見えた。ツチイナゴは成虫で越冬するので、羽化したばかりだとしても不思議ではない。石垣島に住んでいたときはタイワンツチイナゴ Patanga succincta (Johansson, 1763) をイネ科の植物でよく見ていたので、ツチイナゴもイネ科を好むのかと思っていたが、帰宅してから図鑑で調べてみると、クズを好むということが書かれていた。ツチイナゴもクズにつく虫だということは今日まで知らなかった。

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2006年10月23日 (月)

サザンカの香り

 このところしばらく雨が降っていなかったが、今日は明け方に雨が降ったらしく、地面が濡れていた。
20061023blog  サザンカ Camellia sasanqua Thunb. ex Murray はしばらく前から咲いていたが、これまでは花の香りには気が付かなかった。今日は雨上がりで風も無かったせいか、サザンカの木のまわりには、サザンカの花の香りが漂っていた。それとも、雨が降ったことで、香りが出るようになったのだろうか?
 香りを言葉で表現するのは自分にはとても無理だが、サザンカの香りは良い香りだと思う。

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2006年10月 8日 (日)

強風の被害

 強風は今日も止まなかった。職場の前の並木の下に落ちている木の枝の量も、昨日より増えているように思える。
 畑に行ってみると、先週定植したばかりのキャベツの苗が、風に吹かれて傷んでいた。去年の12月の始めにも強風で畑のキャベツが痛めつけられたが、そのキャベツはその後信じられないぐらい復活し、春には立派なものが収穫できた。キャベツは意外に打たれ強いと思ったのだが、今回の強風の影響はどうだろうか?

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2006年10月 6日 (金)

秋の香り

 降り続いていた雨も午後には上がって、晴れ間が見えて来た。と同時に、西風がやたら強く吹きはじめた。日本の南海上の低気圧が台風並みに発達しているせいかも知れない。職場の前の並木の細い枝もたくさん折れて落ちていた。
 いつもなら午前中に済ませるキャベツ畑での害虫調査だが、今日は畑がぬかるんで無理かと思っていた。ところが、夕方には畑に入ることができ、何とか今日中に済ますことができた。今日できないと、連休中に調査をしなければいけなかったので、助かった。
 畑から居室にもどる途中、ふとキンモクセイ Osmanthus fragrans Lour. var. aurantiacus Makino の花の香りがした。秋の香りだ。だが、香りに気付くまでは、木の存在を忘れていた。しかし、よくよく考えてみれば、そろそろキンモクセイの季節だ。香りを嗅ぐまでは完全に忘れていたとは、日常が忙しすぎるのかも知れない。

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2006年9月30日 (土)

チチコグサ

20060930blog1  朝、庭の草を少し抜いた。借家ではあるが、我が家の庭には芝生があるのだ。この芝生は、たまには手入れをしないと、どうしようもない状態になる。去年までは、芝や草が伸びてくると芝刈り機を使って刈っていたのだが、だんだん綿毛のような種を付ける草が勢力を増して来たように見えた。その草の名前を図鑑で調べたところ、チチコグサ Gnaphalium japonicum Thunb. だということがわかった。ハハコグサ Gnaphalium affine D. Don. の名前は子供の頃から知っていたが、チチコグサというのかあるとは知らなかった。しかも、チチコグサとハハコグサは同じ属に分類されるほど近縁なのだ。この2種の外見は一見似ていないので、同じ属だとは思わなかった。しかし、花のつくりをよく見てみると、似ているのは確かだ。
 チチコグサが勢力を増して来た理由を考えてみたところ、その形態が意味を持っているように思えた。チチコグサはロゼット状の葉の塊から1本ないし数本の花茎を出して花を咲かせ種子をつける。芝刈り機を使うと、花茎は刈り取られるのだが、ロゼットは全く影響を受けないのだ。
20060930blog2  そこで少し考えて、チチコグサを選択的に除去することを試みた。これは一つの生態学的な実験だ。芝生の中のロゼットを抜き取るのは手だけでは無理なので、先端が二つに分かれた草抜きを準備した。これを使ってとにかく徹底的にチチコグサとその他の雑草を抜いたのが今年の初夏のことだった。
 その努力が実って、芝生の勢力が増し、この夏の芝生はこれまでよりずっと人工的な奇麗さを増した。本当は人工的な美しさは好きではないのだが、この芝生の持ち主は家主さんだから仕方がない。徹底的にチチコグサを抜いたにもかかわらず、花茎を出していないロゼットは見落とすことも多いので、今日のようにまた草を抜かなければならない。まだ生態学的な実験は続くのだ。

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2006年9月28日 (木)

ヒヨドリバナ属

 今日も風が強かったが、昨日よりは少し収まった感じがした。ツクツクボウシ Meimuna opalifera (Walker, 1850) とアブラゼミ Graptopsaltria nigrofuscata (Motschulsky, 1866) の鳴き声も聞くことができた。
20060928blog  職場の敷地の一角に、ヒヨドリバナ属 Eupatorium の一種が生えており、ちょうど今、開花の時期を迎えている。去年まではほんのわずかしか生えていなかったが、木を伐採して明るくなったために急に広がったらしい。ヒヨドリバナ属の分類はどうも素人には難しく、わけがわからない。ともかく、ここに生えているのは純白の花が咲くヒヨドリバナ属の一種だ。この仲間の花にはアダギマダラ Parantica sita niphonica (Moore, 1883) がよく集まることが知られている。マダラチョウ亜科 Danainae の蝶は、♂の腹端にヘアペンシルという構造を持ち、交尾の前に♀をなだめる作用のある匂いを出すものが知られている。この匂い物質は、幼虫のときに食べた植物のみからは合成することができず、成虫になってから必要な成分を摂取しなければ合成できないということだ。その成分であるピロリジジンアルカロイドがこのヒヨドリバナ属の花には含まれている。アサギマダラもどうやらこの匂いに惹かれてやってくるらしい。
 アサギマダラが飛んできていないかと思って、昼休みにその場所へ行ってみたが、強い風のせいか昆虫は少なかった。蝶はツマグロヒョウモン Argyreus hyperbius hyperbius (Linnaeus, 1763) の♂を1頭見ただけだ。もうあちこちからアサギマダラの南下移動が始まっているという便りが聞こえてきているので、こちらにも飛んで来ないかと期待している。

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2006年9月 2日 (土)

近所で散歩再び

 いちばん下の息子に誘われて、この前の日曜日と同じような経路を辿って散歩した。今週の半ばにかなり雨が降って、ゴミが流されたためか、美濃屋川の水が奇麗になっていた。水量も随分少なくなって、水底まではっきり見える。コイ Cyprinus carpio L. はいるだろうか?
20060902blog_1  美濃屋川を下ってもう少しで安濃川への合流点という場所にある堰堤の手前は、やや水深が深くなっていたが、そこには50cm近くはありそうなコイがたくさんいた。是非とも釣ってみたいと思うが、冷静になって考えれば、これほどの大きさのコイをつり上げようと思ったら、それなりの装備が必要だ。
20060902blog_2  美濃屋川から分かれて用水路に入ると、水は申し訳程度にしか流れていなかった。前から気になっていた果実をつけたアカメガシワ Mallotus japonicus (Thunb. ex Murray) Mueller-Arg. を見てみると、期待していたとおりオオホシカメムシ Physopelta gutta (Burmeister, 1834) が見つかった。幼虫が多いが成虫もいた。自宅の前にもアカメガシワの雌株があるが、果実はわずかにしかついておらず、まだオオホシカメムシも見られない。
20060902blog_3_1 20060902blog_4_1  さらに用水路を進むと、ギンヤンマ Anax parthenope julius Brauer, 1865 の産卵に出くわした。美濃屋川の本流でもギンヤンマはよく見られるのだが、いつも活発に飛び回っているので、写真撮影も容易ではない。ところが、ここで産卵中のギンヤンマは近づいても逃げること無く、じっくりと観察することができた。このあたりはさらに水量が少なく、ウキクサの仲間が溜まっている。そこには力尽きたナガサキアゲハ Papilio memnon thunbergii von Siebold, 1824 が仰向けになって浮いていた。鱗粉はまだかなり奇麗に残っていたが、何故死んでしまったのだろう?

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2006年8月23日 (水)

稲刈り始まる(2006年)

 台風10号が九州を通過したあと、湿気が高い日が続いていたが、今日は久しぶりにカラッとした日になった。気温は高いが、それほど嫌な気分ではない。ただし、自分は風邪気味らしく、ちょっと熱っぽく、頭は働かない。
 近所の水田では稲刈りが始まった。台風10号の影響で風雨が続いたとき、かなり多くの稲が倒伏したが、これぐらいならコンバインでの収穫も大丈夫だろう。稲の倒伏は1枚の水田全体でみられることが多く、隣の水田では全く倒伏していないのに、こちらでは全部が倒伏しているというような場所もあちこちで見られた。肥料を与えすぎると倒伏しやすいと言われているが、微妙な肥料の加減で倒伏するかしないかということが決まったように思われた。

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2006年7月31日 (月)

盗蜜

 職場に植えられているハナゾノツクバネウツギ Abelia grandiflora Rehder にクマバチ Xylocopa appendiculata circumvolans Smith, 1873 が来ているのに気が付いた。花から花へと飛び回っているクマバチをよく観てみると、花筒の開口部に口吻を差し込まずに花筒の付け根に口吻を刺しているのに気が付いた。盗蜜だ。ハナゾノツクバネウツギの花はそれほど大きい訳ではないが、花筒が長いので、どう見てもクマバチの口吻が蜜のありかまで届くようには思えない。花筒の付け根に穴を開けるのにはそれなりの手間がかかるだろうが、こうやって丹念に盗蜜しているところを見ると、ハナゾノツクバネウツギの花はたくさんの花蜜を蓄えているのだろう。
 自宅の近所にもハナゾノツクバネウツギの生け垣があり、ここにも多くの昆虫が吸蜜に訪れる。夕方行けば、ホウジャク類 Macroglossum spp. の姿がよく目につく。ホウジャク類は花筒の開口部に正しく長い口吻を差し込んでいる。ハナゾノツクバネウツギはホウジャク類によって送粉されることは可能だろう。
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2006年7月23日 (日)

ハマゴウ

 大学時代の友人のM君が来たので海辺に出かけた。我が家から海岸までは数キロしか離れていないのだが、市街地に近いということもあり、これまでは自然散策する場所とは考えていなかった。でも、M君は宮城県の内陸部に住んでいるので、山に出かけるより海の方が良いと思ったのだ。
20060723blog_1  行ってみて初めてわかったのだが、海岸林はほとんどなくなってしまっているものの、海岸の砂浜では、海浜性の植物がいろいろ見られた。現場では名前はわからなかったが、コウボウムギ Carex kobomugi Ohwi、ハマボウフウ Glehnia littoralis Fr . Schmidt ex Miquel などは、けっこうたくさん見られ、調べたらすぐに名前がわかった。ちょっと場所を変えるとハマゴウ Vitex rotundifolia L. fil. も見つかったが、それほど多くはなかった。ハマゴウは石垣島ではたくさん見られたので、懐かしく感じられた。
 小雨が降ったり止んだりしていたが、真夏の海岸を昼間歩くには、晴天よりこんな天気の方が楽で良い。浜に打ち上げられた植物遺体を脇に除けると、オオハサミムシ Labidura riparia (Pallas, 1773)が意外に多く見つかった。畑で見つかるオオハサミムシより明るい色彩の個体が多いような気がした。

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