自宅でもツクツクボウシの鳴き声(2018年8月5日)
我が家の隣の団地の庭には色々な木が植えられていて、様々なセミが鳴き声を聞かせてくれる。個体数が多いのは、ニイニイゼミ、クマゼミ、アブラゼミであるが、ツクツクボウシも常連であるし、ごく稀にヒグラシの鳴き声を聞くこともある。
今日は今年初めて自宅でツクツクボウシの鳴き声を聞いた。ツクツクボウシも個体数が増えてきたということであろう。
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我が家の隣の団地の庭には色々な木が植えられていて、様々なセミが鳴き声を聞かせてくれる。個体数が多いのは、ニイニイゼミ、クマゼミ、アブラゼミであるが、ツクツクボウシも常連であるし、ごく稀にヒグラシの鳴き声を聞くこともある。
今日は今年初めて自宅でツクツクボウシの鳴き声を聞いた。ツクツクボウシも個体数が増えてきたということであろう。
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前置
学会誌の編集の仕事で忙しくてブログを書くのが億劫だったり、体調の不良などもあって、ブログをしばらく書いていなかったので、学会参加の印象記を書いていなかったので、本当に久しぶりの印象記である。
普段この時期は日本応用動物昆虫学会(応動昆)の大会が開催される時期である。普段日本昆虫学会の大会は秋に開催されるのであるが、今年は秋に国際昆虫学会議がアメリカ・フロリダのオーランドで開催され、日本からも多数の参加が予想されるの。そのため、秋の日本昆虫学会(昆虫学会)の大会の開催の時期をずらして、春の応動昆の時期に合わせ、合同大会として大阪府立大学で開催された。一時期、両学会の合併を視野に入れて合同大会が続けて開催されていたが、今回の合同大会は1996年の山口大学以来、実に20年ぶりである。
会期は普段のそれぞれの単独の大会より長い4日間である。齢も重ねてきたので、会期が長くなるのは疲れもたまってだんだん大変になってきた。
前日(3月25日)
まずは大会前日の評議員会。ボクは評議員ではないのだが、代理の出席を依頼されて昆虫学会の評議員会に出席した。津駅10:45発のアーバンライナーを予約していたのだが、早く準備ができたので1時間早いアーバンライナーに変更しようと思って津駅まで出たところ、何と満席だった。ホームの特急券売り場に係員がいなかったので、一旦改札を出て外で切符を変更し、11:00発の賢島行き特急にして伊勢中川で乗り継ぐことにした。この賢島行きはそこそこ混雑していたが、伊勢中川で乗り換えた難波行きは4両編成と短かったにもかかわらず、それほど混雑していなかった。
13:00前に大阪難波駅構内の「船場カリー」で黒いカレーを食べた。イカ墨が入っているそうである。可もなく不可もなくといった感じである。特にリピートしなくなるわけではなかった。
南海難波駅から13:15発の橋本行き快速急行で堺東駅に出て、とりあえずホテルに荷物を預けてチェックインして、もう一度堺東駅から白鷺駅まで普通電車に乗り、定刻より20分ほど早く会場へ。
評議員会は法人化を前にして解決しなくてはいけないことがたくさんあり、執行部のみなさんは大変そうである。18:30に終了の予定であったが、議事が終わらず、19:00過ぎまでかかった。評議員の懇親会もあったが、それには参加せず、ホテルに戻った。最寄りの南海白鷺駅から堺東駅まで電車に乗った。夕飯をどうしようかと考えていたところ、堺東駅構内に551蓬莱で「豚まん」を売っていたので、2つ買って夕食にした。やはり551蓬莱の「豚まん」の誘惑には勝てない。
ホテルに戻りメールをチェックしたら、新しい論文が割り当てられたとの通知が来ていたので、ダウンロードした。こんなことをしていたので、なかなか寝付けず。
1日目(3月26日)
午前中は両学会の総会。多少時間はずれているが、ほぼ同時並行で開催である。両学会共通の評議員もいるので、ちょっと大変ではなかったか?ボクは前日の昆虫学会の評議員会に出たので、総会は応動昆の方に出て、ほぼ終わってから昆虫学会の総会に顔を出した。
午後の最初は一般講演4コマ。F→E→E→Fと会場を移った。大型ヒョウモン類の「夏眠」についての考察(低地と高地の間を移動しているだろう、ということ)は的を射ているだろうと思ったのだが、データが少なすぎて何とも言えない。イラクではタマムシによる果樹の被害があるということ、興味深い。
その後は学会賞の受賞講演があったのだが、それはパスして休憩室で雑談など。
時間がきたらチャーターバスで懇親会の会場へ。懇親会では「昆虫学会モード」で参加。自分のギョーカイの人とはあまり話をせず、博物館とか分類関係の若い人たちが集まるテーブルに陣取った。ツノゼミの知久さんと初めてお話したのは知久さんが初めて昆虫学会で講演した2014年の広島大学での大会の半翅類学会小集会の懇親会でのことだったが、今回初めてゆっくりお話できた。
二次会には様々な祝賀会が企画されていたが、それには参加せず、セミの税所さんと一緒に歩いてホテルまで。やはりなかなか寝付けず。
2日目(3月27日)
この日は応動昆の編集委員会に出れば良い、というぐらいのつもりであった。プレナリー講演はパスして一般講演から、と思ったのだが、最初の講演を聞いてから休憩室へ。さらに子供たちによるポスター発表と「昆虫じまん」の会場へ。三重県総合博物館に出入りしている子供たちのポスターや「自慢の標本」が展示されていることを知っていたが、そこで思いがけずお母さんから声をかけられ、ボクの職場でパートで働いているとのこと。部署が違うとパートさんの顔も知らない人が多いので、こういうことはありえる。息子さんはスズメガが好きということで、スズメガの話で盛り上がった。
昼休みは応動昆の編集委員会。内容については特に何事もなく終わってしまった。
午後も休憩室で雑談して過ごす時間が長かったが、夜の小集会に出席するつもりだったので、ホテルには戻らず。休憩室では出身大学の研究室の後輩たち(と言っても年上の後輩がいたり)が集まっていたので、仲間に入れてもらったり。一度ゆっくり話をしたいと思っていた後輩とも色々話ができた。
小集会の前に腹ごしらえで、大学の門の前にある徳島ラーメンを謳っているラーメン店へ。それなりに美味しかったが、味が濃すぎるので、しょっちゅう食べようと思える味ではなかった。若者向きであろう。
夜は「応動昆モード」になり、殺虫剤作用機構談話会の小集会に出席。ジアミド系殺虫剤の抵抗性に関してはある程度知っておいた方が良いので、とりあえず情報収集のため。
会場を出たところ、別の小集会に参加していたと思われるクモの田中さんがいたので、話をしながら中百舌鳥駅まで歩いた。堺東駅構内の551蓬莱の隣にあったお菓子屋さんでシュークリームを買ってホテルに持ち帰った。
3日目(3月28日)
体調も万全でない上に疲れも溜まってきているが、一般講演で自分の発表もあるので気力を振り絞って会場へ。
自分は2番目だったが、自分の前は日本人の大学院生さんによる英語の講演。秋のアメリカでの国際昆虫学会議で講演するため、その練習を兼ねているとのこと。自分も一度だけ英語で講演したことがあるが、やはり大変であったと思う。
自分の講演はキャベツで被覆作物を同時栽培したときの天敵類の発生について。事前に練習したときは16分もかかったのでスライドをかなり削ったところ、13分ぐらいに収めることができた。会場からの質問はほぼ想定内のもの。
その後、午前中はほぼF会場。シカの死骸に発生する昆虫を調べた研究、ミノムシの蓑の捕食者に対する防衛、セミの羽化日のばらつきが交尾率に与える影響、ニクバエの休眠の臨海日長の性差の進化の研究、いずれも面白かった。
午後はやはり休憩室にいる時間が長く、ポスターもあまり見なかったが、西川さんのオオハサミムシの地理的変異と分子系統の話は面白かった。Labidura japnicaという名前はLabidura ripariaのシノニムにされているが、種として復活するかもしれないし、南西諸島のオオハサミムシには別の名前が付くかもしれない。
講演もキャベツの被覆作物としてカラシナや葉大根を使う研究の講演を聴いたぐらい。アブラナ科作物の被覆作物にアブラナ科を使うとは、常識に囚われない面白い発想である。
夕方の2コマの小集会は「日本半翅類学会小集会」に出てから「昆虫の生物音響学の最前線」の途中まで出た。やはり夜はしんどいのである。税所さんが一緒だったので、堺東駅の地下の食堂街で一緒に食事をした。多少落ち着いた感じの定食屋さんのような店だったが、そこそこ安くて美味しくて満足した。
やはりなかなか寝付けず。
4日目(3月29日)
朝一番の長島さんのピンセットの講演を聴くために遅刻しないようにいないといけないので、いつもより早い電車に乗った。朝一番であるのに、この異色の講演を聴きにきた人はさくさんいて驚いた。良い標本を作る時など、良いピンセットを良い状態にして備えておくのは、実は大切なことなのであるが、これまでなかなかこういう情報が無かったのも確かである。
その後はミバエの繁殖干渉を聴いた。この講演のあと、講演をした本間さんをつかまえて、自分が興味を持っているカメムシの繁殖干渉についての話を聞いてもらった。職場ではこのような話をなかなかできないので、やはり学会に参加する意義は大きい。
一段落してからI会場に移動して斑点米カメムシの講演を昼まで続けて聴いた。
昼休みは今野さんと一緒になったので、話をしながら一緒に食事をした。「なぜ陸上生態系は緑色なのか?」という疑問に答える今野さんのモデルの話は面白い。近くEcological Monographs誌に論文が掲載されるとのこと。
最後は外来種問題に関するシンポジウム。外来種なくして我々の生活が成り立たないという状況の中で、外来種の問題を扱うのは難しいことであるが、意義のあることだと思う。港湾近くでハサミムシが見られるということでスライドにハサミムシの写真が登場したが、コブハサミムシの写真であった。コブハサミムシはそんな場所にはいないはずなので、違和感を感じた。東京の港湾で見つかったヨーロッパクグヌキハサミムシは現在どのような状況なのだろうか?
個人的な考えでは、外来種すべてを目の敵にするのには違和感がある。是々非々で対応するしかないと思う。未侵入の外来種が国内でどのような振る舞いをするのかは予想がつかないから、外来種問題で最も重要なのは水際での抑止だと思う。既に定着してしまった外来種については、それを駆除する価値があるかどうかで判断せざるをえないと思う。何が何でも根絶させようという原理主義的な考え方には違和感を感じる。
個人的な印象
このところ分子系統に関する研究が増え、それはそれで悪くないことだと思うのだが、形態や生態などと関連付けられていない「分子系統だけ」しか見ていない研究はやはりダメな研究なのだろうと思う。
帰路
シンポジウムが終わると知久さんが若い人二人と一緒にいたので、何となく一緒に白鷺駅まで歩いた。二人はいずれも若い大学院生。同じ電車に乗り、堺東駅で乗り換えて難波まで。知久さんは翌日広島で仕事ということだったが、その夜は大阪泊まりとのこと。南海難波駅で別れて、ボクは一人近鉄の大阪難波駅へ。20:30発のアーバンライナーを予約していたが、食事をしても時間が余りそうだったので、20:00発のアーバンライナーに変更。当初からデラックスシートを予約していたので、変更した列車でもデラックスシート。なんばウォークの和食の店で食事を済ませて土産を買ってホームに降りると、発車まで15分ぐらいあったのに、既に入線していた。何と21020系、アーバンライナーNextであった。初めて乗ったデラックスシートが21020系だったのは運が良かったのか悪かったのか。座席はゆったりしていて気分は良かったが、ヘッドレストの位置が良くなく、思ったほど快適ではなかった。アーバンライナーの最前部は(最後部も)展望室になっているので、青山トンネルに入ったあたりから中川の短絡線あたりまで、展望室で前の景色を楽しんだ。青山トンネルの中は初めて見たが、単調な景色が続くので、運転する人も気が滅入るのではないかと思った。
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この春はやたらに天気が悪く、一昨日までは気温も低かった。自律神経の調節がうまくいっていないので辛い。昨日はやっと晴れ間が見えるようになり、今日は朝から晴れた。もっとも、夕方にはまた曇ってしまったが。
今日の夕方、職場からの帰り道、田圃の中の道に差し掛かると、既に田植えが終わっている田圃があちこちにあった。今朝は気付かなかったので、今日田植えが始まったのだろうと思う。いよいよ春である。
夕方は既に暗くなりかけていたので、写真はない。
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昨日の晩は、妻は送別会で不在、三男は山行で不在だったので、次男と二人だけだった。とういうわけで、夕食は外食することにした。行き先は近鉄江戸橋駅前の「にっこう亭」である。この家に引っ越してから2年半になるが、「ご近所」の「にっこう亭」は今回が初めてである。次男は一度行ったことがあるとのこと。もともと中華料理屋と喫茶店が隣同士にあったのを、一つにまとめてしまった店ということである。メニューは中華中心だが、店のつくりは喫茶店風。ボクは中華料理の店では、まず中華飯を食べることが多いが、その定石どおり中華飯を食べた。ついでに餃子も。
見た目は色が濃いので味が濃いように思われたが、他の中華料理屋の中華飯と比べると味付けは薄いように感じた。餃子も「餃子の王将」のものに比べれば薄味であった。でも、何となく落ち着く味だった。こちらのブログによれば、かなり長く続いている店らしい。それは納得できる感じである。
美味しいものを食べるのは嫌いではないので、ネットで情報を拾って、その情報をもとに出かけることも多い。しかし、ネットの情報は自分の好みと合わないと感じられることが多いと感じるようになった。大抵は味が濃すぎるのである。とくに新しい店にはその傾向が強いように思われる。
それは考えてみれば納得できる話で、新しい店が手っ取り早く客を掴もうとすればインパクトが無ければならず、そのためには味が濃い方が効果的である。しかし、長期的に考えれば、飽きが来るのも早そうなので、徐々に効果が薄れて行くように思える。
吉野家の牛丼は「チェーン店だから」という理由で敬遠していたが、出かけた先などで手軽に安く食べるために利用することもあるようになってきた。そこで気が付いたのだが、吉野家の牛丼は他の牛丼チェーンと比べると薄味なのである。これなら飽きずに食べることができると感じた。かつては「吉野家に熱烈なファンがいること」が理解できなかったが、今は納得している。
そういう意味で「にっこう亭」も飽きが来ない店なのかも知れない。一人暮らしの学生にとっては、外食する機会も多いだろうから、「飽きが来ない」というのは重要だと思う。そういう意味で、「特別ではない外食」をするためには、学生が支持するような店を狙うのが良いようにも思える。
江戸橋駅は三重大学の最寄り駅だが、(かつてはどうだったかわからないが)今は学生街というほどでもないように思える。しかし、探せば学生が支持する店もいろいろ見つかるかも知れない。先ほどのブログに名前が出ていた「中華100番」も学生に支持されていた店のようだが、店主が高齢になったために店を畳んでしまった。「中華100番」には一度しか行ったことがないが「上品とは言えないかも知れないが安心できる味」だと感じた。閉店したことは残念だと思う。
今後、このような店が新しく出来てくることは難しいかも知れない。わざわざ遠くから食べに行くような価値があるわけでもないし。だから、今ある「昔ながらの味の店」には頑張って欲しいものだと思う。そのためには、こちらも応援する(食べに行く)必要があるわけだが。
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午後からいつものフィールドに出かけた。ハルゼミの鳴き声を期待していたのだが、ハルゼミの鳴き声は全く聞こえなかった。まだ時期が早すぎるのかも知れないし、今年は発生しないのかも知れない。
今日はいつもと違うコースを歩いた。すると、ハンノキとヤナギの仲間が生える湿地に、奇妙なものを見つけた。空き缶がビニルの紐にぶら下がっているのである。何か昆虫を捕まえるためのトラップのようにも見えるが、そうではないようにも見える。どなたか分かる人にはご教示いただきたい。
今日はいつもより歩いた距離が長かったせいもあると思うし、体調がまだ良くないせいもあると思うが、疲れたので早く切り上げてしまった。
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体調はあまり良くないが、妻に誘われて「ふじの寺」に行ってきた。昨日の中日新聞に紹介されていたのでその存在を知った。正しい寺の名前は「泰巖寺」である。亀山市の郊外にある小さな寺だった。「ふじの寺」の別名のとおり、藤の花で昔から有名らしい。樹齢何百年という立派なフジが1本あった。フジの花はもう少しで満開といったところ。でも、ちょうど見頃だった。
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いつものフィールドに出かけた。「いつもの」などと書いているが、今年は今日が初めてである。去年の秋から体調を崩していたので、このフィールドからもずっと足が遠のいていた。体調は多少は回復してきたものの、まだ色々と調子が悪い。それでも、今日はほどほどに暖かくなったので、妻と一緒に出かけた。
空気が乾燥気味なのか、虫は思ったほど多くはなかった。それでも、モンキチョウ、モンシロチョウ、ツマキチョウなどを見た。花もいろいろ咲いていた。スミレの仲間も複数種。アケビの花もちょうど盛りだった。
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気候がよくなってきたので、旧街道歩きを再開することにした。前回(2012年6月 3日)は旧伊勢街道を津市の江戸橋から松阪まで歩いたので、今回は松阪から先、伊勢神宮に向かって歩けるところまで歩くことにした。8:12江戸橋駅発の近鉄急行で、まずは松阪駅へ。
ここは前回の終着点の和歌山街道との分岐。
歩き始めて間もなく、「小津安次郎 青春館」を発見。まだ朝早いので開いていなかった。
JR紀勢本線の徳和駅を過ぎたあたりで、キリギリスが何頭も鳴いている場所があった。キリギリスは真夏にさきがけて出現する夏の始めの虫だと思っていたので、まだ鳴いていたのは意外だった。ここからさらにしばらく歩いて櫛田川へ。
さらに歩いて祓川。河岸の緑が豊かである。
松阪の街を出たあたりから、家の玄関に「笑門」と書かれたしめ飾りを付けた家がたくさんあることに気付いた。津市の界隈では見た記憶がない。
明和町に入ったあたりでお昼になったが、街道筋には飲食店が全く見つからない。そんなときに目についたのは「へんば餅」と書かれた看板。
「へんばや」の本店である。国道23号線の宮川の近くにある店は知っていたが、本店がこんなところにあるとは知らなかった。しかしここは旧伊勢街道。江戸時代からある店なので納得である。
仕方がないので「へんば餅」でも食べて昼食にしようかと思って店に入った。すると、「へんば餅」だけでなく、赤飯などもあった。赤飯を買って店の中でいただくことにした。冷たいお茶のサービスもあった。
400円なり。ちょっと量が多かったが、ちょっと残すのも中途半端なので、全部食べてしまった。奈良漬けと昆布の佃煮もついていたが、それも美味しかった。
店の中は、このとおり。店の謂れも書かれていた。
店の前には駐車場があり、その脇にはトイレもあった。街道歩きをしていると、トイレに困ることもあるので、これはありがたい。
腹ごしらえをして、しばらく歩くと宮川である。宮川の堤の下にも1件中華料理屋を発見した。宮川を渡れば伊勢市の街に入る。伊勢市の街の中に入れば、飲食店に不自由することもなくなる。
「へんばや」を出てから1時間15分ほどで外宮に到着。一応お参りをする。
外宮を出てからは伊勢市の街の中であるが、旧伊勢街道は丘を越える道になっており、ここの上り坂が一番きつかった。もう20kmぐらい歩いていて、既に足も張っていたので、ちょっとの上り坂でもきついのである。
坂を下ると猿田彦神社。ここまでくると見慣れた風景である。
さらに歩いて「おはらい街」へ。さすがに連休なので人が多い。歩く時、適切な速さで歩くと疲れを感じないのだが、「おはらい街」では人が多すぎて、適切な速さで歩くことができず、少々ストレスを感じた。ゆっくり歩くのはかえって疲れるのである。
やっと宇治橋のたもとに到着。ちょっとした充実感を感じた。
ここでも一応お参り。
境内にいたチャボ。人に慣れている感じであった。
帰りは「おはらい街」から「おかげ横町」にちょっと入ってみた。これまでに何度も「おはらい街」には来ていたが、「おかげ横町」の奥まで入ったのは今回が初めてである。
とにかく人がいっぱいである。いろいろ店はあったが、昼食の量が多かったので、何も買わなかった。
ここを後にして、さらに歩いて近鉄五十鈴川駅まで歩く。内宮にお参りする人はたくさんいるが、ここから五十鈴川駅まで歩く人はほとんどいない。「おはらい街」の入り口から20分ほど歩く。
ということで、どこまで歩けるか見当がつかなかったが、結局旧伊勢街道の終点の内宮まで辿り着くことができた。
五十鈴川駅に到着したのが16:15頃。16:38発の伊勢中川行きの普通列車に乗った。さらに宇治山田で16:55発の大阪上本町行きの急行に乗り換え、またさらに松阪駅で17:19発の名古屋行きの急行に乗り換えたが、最初の伊勢中川行きの普通列車に乗っていても、一度は大阪上本町行きの急行に抜かされたが、松阪で名古屋行きの急行より先発したので、松阪か伊勢中川まで普通列車に乗っていても、最後に乗れる列車は同じだった。
17:50頃には帰宅。足は張っていて、日に焼けた顔がほてるが、ほどよい疲れである。
今回の総歩行距離は30kmを超えた。これまでに旧街道歩きをしたうちでは最長距離である。これまでに、桑名の七里の渡しから四日市の日永の追分までで1日、日永の追分から津市の江戸橋までで1日、江戸橋から松阪までで1日、今回の松阪から内宮までで1日の、計4日で桑名の七里の渡しから内宮まで歩き通したことになる。
今後は、東海道を京都の三条大橋まで歩きたいが、良い地図が入手できないのが問題である。
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朝起きてすぐ温泉に浸かった。昨日の夕方に入った時には濁っていなかった温泉は、朝には白く濁っていた。昨日聞いた説明の通りであったが、どういう理屈であろうか?
久住高原荘の朝食。これにご飯、味噌汁、納豆、野菜サラダ、漬物がついた。コーヒーが無いのが不満。コーヒーはロビーで1杯200円で売られていたので、それを買って飲め、ということらしい。しかし、朝食はコーヒーが無かったことを除けば、質、量ともに不満なし。
朝食をとったあと、南の方角を眺めると、阿蘇の外輪山の山々がよく見えた。
8時半前に出発し、ピーマンとトマトの生産現場を視察し、「道の駅すごう」で昼食休憩。
ここには「丸福食堂」が入っており、そこで昼食をとった。
「とり天」と「からあげ」が名物らしい。「とり天定食」を注文。600円なり。「とり天」の数が多いのもあり、数によって値段も違う。
とりたてて美味いというほどでもなく、普通に美味しかった。
ここからバスに揺られて午後2時頃に大分駅で解散。当初の予定より30分ぐらい早かったので、予定していた特急の1本前の特急に乗ることができた。
今度は「白いソニック」である。885系。
行きに乗った883系よりも新しく、内装も奇麗であった。さらに気付いたのは、883系よりもスピードが出ている感じがすることであった。カーブでもあまりスピードが落ちていなかった気がする。あとから調べてみたら、885系は振り子式の電車であるということで納得した。眠気に襲われ、少しうたた寝をした。
小倉で新幹線に乗り換えて新大阪へ。自由席はかなり席が埋まっており、広島駅で座れない客が出てきた。新幹線の中では持ち歩いていた某査読原稿を眺めて赤を入れていた。新幹線はあまり揺れないので、こういう仕事もできる。
新大阪で降りて駅の構内で夕食をとろうと思っていたところ、新幹線駅構内にたこ焼き屋を見つけたので、そこで「明石焼き」を食べた。明石焼きは初経験である。美味しかったが量が少なかった。
夕食後、東海道線と大阪環状線を乗り継いで鶴橋の駅に着いて近鉄ホームに行ったら、ちょうど松阪行きの快速急行が来たので、それに乗り込んだ。座れなかったが滅茶苦茶混雑しているわけでもなく、最初の停車駅の五位堂で座ることができた。伊勢中川で白塚行きの普通列車に乗り換えて21時ちょっと過ぎに無事帰宅。
行く前はあまり気乗りのしない出張であったが、結果的には高原の空気にも触れることができたし、温泉にも入ることができたので、悪くない出張であった。
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泊まったホテルに食堂はなかったが、80mほど離れた場所の同じ系列の別のホテルのレストランで朝食をとることになっていた。バイキング形式で、宿泊客は600円。
和食も洋食も揃っており、品数も少なくなかったので、悪くはなかったが、コーヒーだけは不味かった。普段の朝食バイキングなら3杯ぐらいコーヒーを飲むところだが、おかわりをする気にはならなかった。
別府駅前にある銅像。油屋熊八という人らしい。別府の観光開発に尽力した人とのこと。
別府駅から列車に乗り、大分で乗り継いで豊後竹田駅へ。豊後竹田は「たけだ」ではなく「たけた」と読むらしい。乗った列車が駅に着くと、反対側のホームに止まっていた「九州横断特急」が発車した。この夏の豪雨で豊肥本線は、この豊後竹田駅から宮地駅まで不通になっていて、代行バスが運転されているとのこと。だから、この特急は豊後竹田駅が始発である。
豊後竹田駅は小さかったが奇麗な駅だった。
集合時刻までに2時間ほどあったので、市内を散策。古い城下町で、奇麗に整備されている感じであった。お菓子屋さんには「銘菓 荒城の月」との暖簾がかかっており、竹田市が滝廉太郎ゆかりの地であることを思い出した。
駅から歩いて30分ほどで岡城跡へ。ツクツクボウシの鳴き声がいくつか聞こえた中で、ミンミンゼミの鳴き声を1回だけ聞いた。途中は上り坂なので汗をかいてしまった。
ここには滝廉太郎の銅像もあった。
ヒガンバナも花の盛りで、普通の赤いヒガンバナに混じって、白いヒガンバナがまとまって咲いている場所もあった。このようにかたまって咲いていると、ヒガンバナが種子繁殖か、あるいはそれと似たような繁殖様式をとっていると疑わざるをえない。
街に戻る途中にあった広瀬神社の下には廣瀬中佐の胸像があった。日露戦争のときに活躍した人らしい。
集合時刻までに昼食をとらないといけないので、歩いていて目についた「心笑庵(こころえあん)」という蕎麦屋に入った。
席に着くと、さっそく冷たいお茶と栗の甘露煮が出された。
盛り蕎麦を注文。750円なり。
写真右上に見えるのは「蕎麦茶ゼリー」。山葵も本物の生山葵だった。これで750円ならお得感十分。蕎麦も美味しかった。
豊後竹田駅を12時半に出発したバスに30分ほど揺られて久住高原へ。途中、けっこう標高の高いところまで水稲が作られていたが、さらに標高を増すとカシワが混じった疎林になり完全に高原の風景であった。三重県では見ることができない風景である。会議の会場と宿泊は「国民宿舎久住高原荘」。なかなか奇麗であった。
カシワは実をつけていた。
カシワというとハヤシミドリシジミやウラジロミドリシジミを思い出すが、久住高原にこれらのシジミチョウが棲息していたのかどうかは思い出せなかった。昔は覚えていたはずなのに。
夕方は温泉に浸かって、そのあと会議の参加者一同と宴会。最初の1杯はビールを飲んだが、あとはウーロン茶ばかり飲んだ。料理は値段相応だったと思ったが、まだ完全に食べ終わらない皿を下げられたりして、気分はよくなかった。
部屋に戻ると布団が敷かれていることを期待していたが、布団は敷かれていなかった。そこそこの宿泊料金をとっているのだから、布団ぐらいは敷いていてほしかった。
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