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2018年8月 9日 (木)

早朝のヒゲコガネ(2018年8月9日)

 去年からカボチャとニガウリの訪花昆虫の研究をしている。カボチャもニガウリも朝早く花が咲くので、調査をする日はそれに合わせて出勤する。今年も6月中旬から10回ほど早朝からの調査を行なっている。
 今朝は今月に入ってから2回目の調査だった。
 朝3時半に目覚まし時計をセットするが、大抵それより早く目が覚めてしまう。今日は2時半ぐらいに目が覚めてからウトウトしたら、目覚まし時計に起こされた。家を出るのはだいたい4時10分ぐらいである。職場までは30分弱なので、5時からの調査に余裕で間に合う。
 今朝は関東地方の東を北上している台風13号の影響で、やや強い西風が吹いていた。しかし、空は非常に綺麗で、かなり暗い星まで見えた。かすかに明るくなりかけた東の空を見たら、冬の星座として知られるオリオン座が綺麗に見えた。いつも冬に見る星座を真夏に見るのは妙な気分である。
 今日の日の出時刻は5時9分だったので、職場に近づく頃には空もある程度明るくなっている。そんな中での楽しみの一つは、橋の上に落ちているヒゲコガネを見ることである。
 前回の調査日に職場の近くの安濃川の橋をチェックしたらヒゲコガネが落ちていたので、今年も発生が始まったのを知った。ヒゲコガネが活発に活動するのは日没後暗くなってから、ほんの30分間程度である。おそらく河原のどこかでメスがフェロモンを出して、それをたよりにオスが活発に飛び回る、という状況だと思う。それが過ぎるとほとんど飛ばなくなってしまう。
 そうして、動かなくなって橋の上に落ちているのを見つけると効率良く採集できる。今朝は橋の上だけで5匹のオスを見つけた。雰囲気的には、もう眠くて動けませんよ、という感じである。自分がどんなところにいるのか、自分でわかっていない状況だと思う。写真で雰囲気をご覧いただきたい。
20180809_higekogane


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