« 2014年9月 | トップページ | 2014年12月 »

2014年10月

2014年10月21日 (火)

イワサキオオトゲカメムシの近縁種(2014年10月21日)

 広島大学で先月開催された日本昆虫学会の大会の会場で、これまで名前といくつかの研究業績を知っていて、いつかはお会いしたいと思っていた蔡經甫博士にお会いすることができた。蔡博士は台湾の中興大学で学位を取得され、現在は日本の北海道大学で研究しているカメムシの分類の専門家である。
 今日、これということもなく蔡博士の名前でネットを検索していたら、蔡博士と蔡博士の親友のDávid Rédei博士イワサキオオトゲカメムシAmblycara gladiatoria (Stål, 1876)の近縁種を記載していることに気付いた。記載論文はこちら
これまでイワサキオオトゲカメムシには近縁種は知られていなかったので、琉球列島に棲息するイワサキオオトゲカメムシの同定で問題になることは無いと思われていたが、ひょっとしてひょっとしたら琉球列島にも新種が棲息しているかも知れないので、注意しなければいけないと思った。
 ぱっと見たところ、良く似ているが、前胸背板の棘の形が明らかに異なるし、点刻の密度も異なることがわかるので、同定はそれほど難しくなさそうである。
 手元に標本は無いが、これまで自分で撮影した写真を見た所、新種ではなく既知種のイワサキオオトゲカメムシに間違いなかった。
 イワサキオオトゲカメムシの寄主植物は知られているが、新種の方はまだ成虫が知られているのみで、生態は全くわかっていないようである。これまで台湾の南部とフィリピンのパラワンから知られているようであるが、まだ他の場所からも見つかるだろうと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年10月 1日 (水)

マメハンミョウとツクツクボウシ(2014年10月1日)

 昼前、畑に出ようと歩いていたら、目の前にマメハンミョウが飛んで来た。今朝調査したピットフォールトラップにも1頭入っていたので、今年は近所で発生してるかと思っていたのだが、さらに疑いが強くなった。ちょうどそこに通りかかったYさんが「マメハンミョウですね!」と言うので、虫屋でもないYさんに「何で知ってるんですか?」と訊いたら、「ダイズで大発生しています。薬を撒きました。」とのこと。Yさんはダイズを研究している畑の管理をしているのだ。
 というわけで、今年もマメハンミョウが大発生しているらしい。しかし、どこで発生するのか、なかなか予想が付かないので、難しい虫である。
 それとは別のセミの話。今日もツクツクボウシの鳴き声を数回聞いた。明日から徐々に天気が崩れるらしいので、ひょっとしたら、今日が今年の聞き納めだったかも知れない。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2014年9月 | トップページ | 2014年12月 »