春の蛾(2013年2月6日)
今日は今年になってから6回目の野外調査だった。未明からの雨が降り続いていたが、それほど寒くはなかった。
これまでの調査では、冬の蛾はトラップに捕捉されていたが、春の蛾はまだだった。ところが今日は、春の訪れを感じさせる蛾が捕捉され始めていた。
まず、ヨモギキリガ。これは3月ぐらいにピークになる種で、ごく普通に見られる。次にフチグロトゲエダシャク。これはかなり珍しい種で、目にするのは調査を開始してから2回目である。前回は2011年3月16日。今日捕捉された個体は翅の表面からベタッとトラップに張り付いてしまっていたので、2011年に捕捉されたときの写真を付けておこうと思う。
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コメント
もうフチグロが出ているんですか!驚きました。
県内では2つの河川でしか記録されていません。
新しい産地であれば報告お願いします。
投稿: シロヘリ | 2013年2月 6日 (水) 18時36分
シロヘリさん、どうもです。
詳細、メール送ります。
投稿: Ohrwurm | 2013年2月 6日 (水) 18時46分
フチグロトゲエダシャクはキレイな蛾ですね。僕も去年初めて見ました。
それまでフユシャクというと♀はユニークだけど♂は地味……というイメージがあったのですが、この♂を見て印象が変わりました。
初めて見つけたとき、ペアショットを撮ることができたのですが、いつだったかと日記を振返ってみたら3月28日でした。
こんな時期から出現しているのですね。
投稿: 星谷 仁 | 2013年2月 7日 (木) 00時31分
星谷さん、ご無沙汰しておりました。
確かになかなか奇麗な蛾だと思います。雌を探すのは大変そうですが、雄がたくさんいる場所なら見つけることができるでしょうかねぇ?まだ見つけたのは2回きりなので何とも言えませんが、これからまた見つけることができることを楽しみにしています。
投稿: Ohrwurm | 2013年2月 7日 (木) 06時38分