石垣島からの密航者……シロアリモドキ(2012年7月8日)
石垣島のK嶺さんから送られてきたパイナップルを妻が切っていたところ、「ハサミムシが出てきた」というので見に行ったら、それはハサミムシではなくシロアリモドキだった。
シロアリモドキは石垣島でしか見たことがないので、見たのは本当に久しぶりである。紡脚目(Embioptera)に分類される昆虫で、名前は似ているがシロアリとは関係は薄い。紡脚目の名の由来は、巣を作るための糸を前脚から出すことができることによる。
石垣島でシロアリモドキを見たのはバンナ公園の森の中であった。しかし、今回送られてきたパイナップルは、もうちょっと開けた場所である川原というところのS盛さんの農場で穫れたものである。他の場所で混入する可能性は少ないから、川原のS盛さんの農場に棲息していたものだろうと推察される。意外に開けた場所にも棲息しているものだと認識を新たにさせられた気がする。
シロアリモドキの一種
(クリックすると拡大します)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント