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2012年3月28日 (水)

第56回日本応用動物昆虫学会大会2日目(2012年3月28日)

 今朝は5時過ぎに目が覚めてしまった。早すぎる。7時前にホテルで朝食をとる。ホテルの食堂では学会の参加者に何人も会った。
20120328blog1 今日から会場は近畿大学農学部である。電車で4駅乗り、さらにバスに乗らなければいけない。それでも、ホテルから30分ちょっとで到着。
 今日から2日間は一般講演と小集会である。午前中は口頭発表。午後はポスター発表があり、そのあとに一般講演である。自分の講演は午後の一般講演の一番最後。
 昼休みはお弁当を食べながらの編集委員会であった。今年から編集委員を仰せつかっている。
 午後のポスター発表は3会場に分かれていたが、一番広かった学生会員のポスター発表の会場は人で一杯で身動きができないほどであった。
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 昼休み前、T県立博物館のYさんから呼び止められたので何かと思ったら、台湾のカメムシ研究者から送られてきた文献を預かっていたので、ボクに渡したいということであった。
20120328blog3 台湾のキンカメムシ科のモノグラフである。この文献を渡して欲しいという名前のリストに9人の日本の研究者の名前があがっており、自分がその一人であった。カメムシ研究者として認知されているということであるので、大変嬉しく思った。引用文献のリストには、ボクが日本半翅類学会の会誌"Rostria"に書いたナナホシキンカメムシの論文が引用されていた。

 さて、今日の講演で印象に残ったものをいくつか。
・山田量崇・安永智秀・市川俊英「クヌギの樹液滲出部で見つかったズイムシハナカメムシ属の未記載種」多くの人が目にしているだろうと思われる樹液滲出部からカメムシの未記載種が見つかるとは意表を突かれている。
・岡西宏之・石川忠・藤崎憲治「ヤニサシガメの雌成虫は腹部末端から松脂を吸い込む!?」ヤニサシガメの卵の孵化に不可欠なヤニ状の物質は松脂であり、ヤニサシガメの雌の腹部には松脂を溜め込む器官があり、腹部末端から松脂を吸い込んで溜め込んでいるとは驚きである。
・村井幸輝郎・沼田英治「複数種のセミの同時合唱から特定種の音量の推移を知る方法」(ポスター)セミの音声信号の特定の周波数成分を取り出すことにより、クマゼミ、アブラゼミ、ニイニイゼミそれぞれの鳴き声の音量を知ることができるとのこと。これを利用すれば、セミの鳴き声の日周性を量としてとらえて知ることができる。かなり画期的な方法だと思われた。

 自分の講演は、去年の昆虫学会よりも遥かに聴衆が多かったので、とくに不満はない。話した内容はそれほど面白いものでもなかったが(自分としては不満がある)、参考になる意見もいただけたので、実りはあったと思う。

 夕方の小集会は「カンキツグリーニング病小集会2012〜侵入病害虫の防除と根絶、その理論と実践」に出席した。鹿児島県の喜界島におけるカンキツグリーニング病の根絶に成功するまでの過程について紹介された。また、それに至るまでの理論的な考察についても紹介された。さらに、病害虫の侵入を阻止するための数理統計的な考え方について紹介された。

 小集会が終わってバス乗り場まで行くとバスは満員で、ギリギリのところで次のバスにならずに済んだ。富雄駅周辺で手頃な飲食店を探したが見つからず、結局富雄駅から電車に乗って、大和西大寺駅の構内でお弁当を買ってホテルに戻ってから食べた。
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