第157回日本昆虫学会・第94回日本応用動物昆虫学会合同東海支部会講演会(2012年3月3日)
「第157回日本昆虫学会・第94回日本応用動物昆虫学会合同東海支部会講演会」に出席するために名古屋の名城大学に出かけた。例によって、ちょっと早めに出かけ、栄や大須で買い物をした。12時半ぐらいに、最寄り駅の塩釜口へ。名城大学では国家試験が行われていることだったので、何のことかと思ったのだが、薬剤師の国家試験があるようだった。
プログラム
1.竹内久男・山田佳廣(三重大院・生物資源)
イヌビワ果嚢数の季節消長と相利共生者イヌビワコバチの生活環
2.○河野勝行・飯田博之(野菜茶業研究所)
タマナギンウワバ発生予察用フェロモン剤に誘引される非標的種チョウ目昆虫種
3.○澤友美1・森下恵1・立石剣2・田中利治3・中松豊1(1皇學館大・教育、2農業生物資源研、3名大院・生命農)
アワヨトウ幼虫の生体防御反応における脂肪体の役割について
4.○成川沙紀1・平賀早紀1・山際桃子1・立石剣2・田中利治3・中松豊1(1皇學館大・教育、2農業生物資源研、3名大院・生命農)
ギンケハラボソコマユバチによる寄主アワヨトウの栄養代謝制御について
5.小出哲哉(新城設楽農林水産事務所)
生態を理解した獣害対策-行動から見たイノシシの捕獲法-
6.川竹友志・塚田森生(三重大・生物資源)
トサカグンバイの集合性とその適応的意義について
7.長澤恵介・今井良輔・塚田森生(三重大・生物資源)・秋野順治(工繊大)
果樹チェリモヤおよびアテモヤの花香の放出と花粉媒介者の概日リズム
8.安達來良(岐阜大・昆虫生態)
トゲズネハリアリの繁殖生態に関する研究
9.橋詰直弥(岐阜大・昆虫生態)
卵寄生蜂ヘリカメクロタマゴバチの寄生生態に関する研究
当初は講演の申し込みが少なかったとのことだったが、演題数はやや少なめ、というところだった。
面白かったのは、小出哲哉さんのイノシシの捕獲法。哺乳動物にはあまり馴染みがないので、余計に面白さを感じたのではないかと思うが、暗視カメラで撮影したイノシシの行動は面白かった。
ぼく自身は、と言えば、ただ講演を聴きに行くだけでは申し訳ないと思ったので、5月に出る予定の研究会の会報に投稿した内容を、ほぼそのまま喋った。研究会の会報に書いただけでは読まれない可能性もあるので、同じ内容とは言え、どこかで喋るのは悪いことではないと思っている。
講演のあろ会務報告があり、東海支部の事務局が、長年置かれていた三重大学から静岡大学に移るとのこと。三重大学の山田先生、ご苦労様でした。
懇親会にも参加したのだが、参加人数がけっこう多くで、飲食物が足りなくなるのではないかと心配された。
懇親会のあと、Iさんと一緒に地下鉄に乗り、昆虫同好会のことなどを話した。昆虫同好会の運営もなかなか難しいものがあると思わざるをえない。
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