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2011年11月29日 (火)

野田隆著『出張ついでのローカル線』

野田隆著『出張ついでのローカル線』

メディアファクトリー新書039
ISBN978-4-8401-4278-6
740円+税
2011年10月31日発行
238 pp.

目次
まえがき ローカル線は出張中にこそ楽しもう
第1章 絶景が車窓に広がる路線
札幌発 函館本線・山線紀行/札幌発 北海道らしい山と平原が広がる札沼線/仙台発 渓谷が織り成す絶景が連続する仙山線/鹿児島発 鹿児島からは人気の肥薩線で帰ろう
第2章 季節を感じられる路線
東京発 都心で花と緑が楽しめる都電荒川線/大阪発 高野山を巡る「こうや花鉄道」の旅/新潟発 上越線の景勝区間でループ線を楽しむ
第3章 名物を味わえる路線
東京発 京成金町線に寅さんの故郷を訪ねる/広島発 広島名物を堪能する広電の旅/名古屋発 寄り道グルメを楽しめる天竜浜名湖線
第4章 鄙びた空気を醸し出す路線
新潟発 越後平野をおんびり走る越後線・弥彦線/広島発 芸備線のディーゼルカーで川の町へ/博多発 筑豊炭田の栄華を偲ぶ筑豊本線の旅/大阪発 南海&阪堺 ミナミの不思議な路線巡り
第5章 温泉でのんびりできる路線
仙台発 湯けむりライン陸羽東線でひと風呂/鹿児島発 観光特急で行くJR最南端駅と砂むし温泉/高松発 ことでんに乗って琴平の日帰り温泉へ
第6章 知られざるお楽しみ路線
名古屋発 貴重でかわいいナローゲージの旅/なんろも不思議な城北線/博多発 北と南で雰囲気が異なる香椎線の旅
あとがき 列車に揺られて、ただのんびり過ごせばいい

 同じメディアファクトリー新書として発行されている宮竹貴久著『恋するオスが進化する』の中の広告で紹介されていたので、多少テツ分(「乗りテツ」に分類されると思う)があるボクにとっては面白そうだと思って図書館にリクエストして買ってもらった。
 帯には「プラス3時間で小旅行を満喫」と書かれている。
 ボクはいわゆる「ビジネスマン」ではないので、それほど出張が多いわけではない。出張と言えば、学会とか会議での出張が多い。学会は毎年場所が変わるが、会議はツクバか東京にだいたい決まっている。ツクバや東京の出張は、1日目の午後から始まり2日目のお昼か午後3時ぐらいに終わるというパターンが多い。そうなると、余分にスケジュールを加えようとすると1日目に朝早く出かけるか(東京が目的地なら1〜2時間ぐらいの時間は作れそうだが、ツクバが目的地だと全く余裕がない)、2日目の会議終了後ということになる(やはり東京が目的地なら2〜3時間ぐらいの時間は作れそうだが、ツクバが目的地だとほとんど余裕がない)。となると、会議で出張のときに3時間の時間をひねり出すのは非常に難しい。全国規模の学会の大会での出張であれば、だいたいは3日ぐらいの日程で、1日目の朝から3日目の夕方までのスケジュールである場合が多く、目的地にもよるが、前泊や後泊がつく場合がある。そうなれば前日や終了翌日は移動だけすればよくなり、時間に余裕があることが多く、そんなときが本書で紹介されている「小旅行」のチャンスとなる。
 本書では具体的な「小旅行」のスケジュールが提案されているが、なかなかそのとおりの時間をひねり出すことができるわけでもないと思う。だから、本書はあくまで「参考例」だと思って、自分なりの「小旅行」を考えだすのが正攻法だろうと思う。そのように考えた場合でも、本書では様々な例が提案されているので、オリジナルの「小旅行」を作るために役立つことは間違いないと思う。
 しかし、最近は世知辛い世の中である。おそらく、普通のビジネスマンの東京から大阪への出張などは日帰りが当たり前だろうし、東京から札幌や福岡への飛行機での日帰り出張も珍しくないであろう。本書の著者は元教員であり、現在はフリーのライターであるから、ビジネスマンの本来の姿を十分に理解しているわけではないだろうと思う(し、ボクもビジネスマンのことを良く知らない)。「フツーのビジネスマン」にとって、ここに書かれている「小旅行」を実現するのは夢のまた夢かも知れない。

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» 野田隆『出張ついでのローカル線』 [itchy1976の日記]
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受信: 2012年6月29日 (金) 20時47分

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