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2011年8月11日 (木)

日高敏隆・海野和男著『新編チョウはなぜ飛ぶか』

日高敏隆・海野和男(写真)著『新編チョウはなぜ飛ぶか フォトブック版』

朝日出版社
ISBN978-4-255-00584-3
1,900円+税
2011年6月25日発行
167 pp.

目次
はじめに(日高喜久子)
チョウの飛ぶ道
 チョウを追って、疑問が芽生えた/チョウは、決まった道を飛ぶ/チョうは季節によって、飛ぶ道をかえる/モンキアゲハとの運命の出会い。「幼虫ですか?」のひとことで生まれた観察仲間/裏高尾で、チョウ道のとりこになった/ついに、房総半島へ/チョウ道は、いったい…/チョウ道は地形とは関係がなかった/チョウ道が読めた!/夏のチョウ道は、まるで読めなかった/チョウ道をもつチョウと、もたないチョウがいる
チョウが花にとまるとき
 チョウは「花」を知らない/チョうによって、好きな色がちがう/チョウは近くしか見えていない/チョウは一生懸命、飛んでいる/コラム「チョウはどうやって飛ぶの?」/コラム「チョウとガのちがい」
チョウがメスを見つけるとき
 キャベツ畑はモンシロチョウの出会いの場所/オスとメスが見ている世界/同じ世界が、ちがって見える
チョウが卵を産むとき
 産卵のめじるし/チョウが卵を産む場所/チョウは、においで葉を区別する
あとがきにかえて(海野和男)

 本書は1975年に岩波書店から出版された日高敏隆著「チョウハなぜ飛ぶか』を再編集し、日高氏の教え子である写真家・海野和男氏の写真を添えたもの。手元に1975年版がないので、どこがどう違うのかは正確にはわからない。本書に書かれていることは、いつか読んだような気もするので、昔1975年版を読んだ可能性が高いが、日高先生はネタを使い回していることもあるので、他の著書で本書に書かれている内容を読んだ可能性もある。
 本書の元本は日高氏の初期の著書のひとつであり、日高氏がどのようにチョウを見て理解してきたか、またどのようにして動物行動学へ踏み込むことになったのかが書かれており、その道筋が面白い。その面白さを堪能しようと思えば、ひょっとしたら1975年版の方が良いかも知れないが、本書に多数入れられている海野氏の写真も素晴らしく、本書を見る価値も高いと思う。

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