久しぶりのヒメジュウジナガカメムシ(2011年8月18日)
同僚のIさんから「またガガイモにカメムシが出てますよ」という話を聞いたので、現場を訪ねてみた。2008年に大発生したのと同じヒメジュウジナガカメムシが同じ場所に発生していた。この場所ではあれ以来このカメムシが発生したという情報はなかったので、3年ぶりの発生ということになる。
3年前と違うのは、個体数が極めて少ないこと。3年前はあまりに多量に発生したため、餌であるガガイモの葉を吸い尽くし、最後は自分も絶滅してしまった。今回はガガイモの葉から吸汁された跡が何か所か見つかったので、この場所で幼虫が育ったことは疑いないが、今年はそんなたくさん発生したわけではなく、程々に発生したようである。
見つかった個体はすべて交尾していた。10ペアぐらい見つけたであろうか。個体数は3年前と比べるとほんのわずかに過ぎない。3年前の観察結果から想像すると、いま見られる個体が産卵して、もう一度ぐらい繁殖するのではないかと思う。今後の動向を見守りたい。
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