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2011年7月14日 (木)

ヒメハルゼミ@伊勢神宮内宮(2011年7月14日)

 Zikadeさんにお尻を叩かれて出かけることにしてしまった。何時行こうかといろいろ考えたのだが、明日、明後日は出張だし、休日は混んでいそうだし、ということで、急遽今日行くことにした。
 朝は職場に少し出かけたが、最低限の仕事だけ済ませて即帰宅。早めの昼食を済ませていざ出発。晴れて良い天気で暑い。
 13:15頃、内宮の駐車場に到着。かなり混んでいたが何とか空いている場所を見つけて無事に駐車できた。休日だったらとても無理だろうと思う。
 まずは参拝するのも兼ねて、一番奥の正宮に向かった。ニイニイゼミは既に鳴いている。正宮に近づいたあたり、単発的ながら小規模なヒメハルゼミの合唱が聞こえた。時刻は13:35頃。その後も断続的ながら小規模な合唱があちこちで聞かれた。14:20頃、アブラゼミの鳴き声も聞こえた。
 まずは抜け殻を探そうと思ったのだが、神宮の中では森に足を踏み入れるのが憚られるので、なかなか見つけられない。仕方がないので一旦外に出て、五十鈴川左岸の県道22号線の方に出てみた。こちらでもヒメハルゼミの鳴き声が聞こえたので、居る事は間違いない。こちらは森に足を踏み入れても全く問題なさそうだったので、斜面を登った。中に入ってまもなくのこと、ヒノキの幹の根元からの高さが1.5mぐらいのところに小さなセミの抜け殻を見つけた。驚くほど小さい。これがヒメハルゼミの抜け殻だ。まずは目的の一つが達成できた。
20110714blog1 すると間もなく15:12頃、ヒグラシが一声鳴いた。
 一安心したところで、「おかげ横町」まで戻り、赤福氷を食べようと思った。すると、そのすぐ横の木立の中からもヒメハルゼミの鳴き声が聞こえてきた。へえ、こんな所にも居るのか、と思いながら赤福氷の食券売り場へ。並んでいる人は居なかったが15分待ちとのこと。本当にぴったり待つ事15分でお目当てのものが運ばれてきた。
20110714blog2 夏の内宮に来たときには、これを食べるに限る!
 一息ついたところで、もう一度正宮の方へ。ヒメハルゼミの合唱の頻度はだんだん高まり、16:30ぐらいからは連続的に合唱が聞こえるようになった。17:00頃には合唱がピークになったような感じで、おかげ横町の入り口近くにあるトイレの回りやタクシー乗り場の横の木立からもヒメハルゼミの大合唱が聞かれるようになった。まさに森全体が唸っているようだ。ヒメハルゼミは体が小さい割には鳴き声は大きいので、大合唱のように聞こえても、本当にたくさん居るのかどうかはわからない。だが、あちらの森からもこちらの森からもというように合唱が聞こえてくるので、地域全体で見れば相当な個体数であることは間違いなさそうだ。17:45頃には鳴き声がやや少なくなったように感じられた。ピークははっきりしているわけではないが、17:00前後ではないかと感じられた。18:00頃にはかなり合唱はまばらになった。そのころには、ニイニイゼミやヒグラシの鳴き声が目立つようになった。
 18:25には調査を終了したが、まだところどころでヒメハルゼミが鳴いていた。
 今日の観察で内宮に最も多いセミはヒメハルゼミに間違いなかった。分布が非常に広い。ニイニイゼミも多かったが、ヒメハルゼミよりは遥かに少なかった。ヒグラシもかなり居たが、分布はやや限られている感じだった。アブラゼミはまだ出始めで少なかったと思われ、泣き声はごく散発的にしか聞こえなかった。到着したのが午後だったので、クマゼミが居たかどうかはわからなかった。
 Zikadeさんにお尻を叩かれる感じで出かけたわけだったが、ヒメハルゼミの大合唱を聞く事ができ、有意義な日を過ごす事ができたと思う。Zikadeさんに感謝!

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コメント

尻叩きのZikadeです。いまだに八重山病の後遺症が残っている人には「尻叩き」しかありません。お疲れさまでした。

何年か前に、ちょっとだけ伊勢神宮のヒメハルゼミを聞きにいらしたと聞いたことがありましたが、確かその時には夕刻の大合唱を聞かずして帰られた、と。せっかく由緒正しいヒメハルゼミの産地が比較的近場にあるのですから、是非Ohrwurmさんの目から見て頂き、合唱を趣味とされる耳で「姫」たち(実は全部♂ですが)の大合唱を聞いて頂こうと思った次第です。

やはりヒメハルゼミ(属)の合唱は他のセミとは大きな違いがあるように感じます。あの、全山が一体化したようなシャーーをいう音、ウェーブのように鳴き声が広がる様子は、他のセミでは味わえません。熊本にいたときに初めてヒメハルゼミの大合唱を聞いたときの驚きと感動を思い出します。古代の人が畏敬の念を感じたり、恐れや神秘を感じたりしても不思議ではないと思うのです。

たぶん、神社の鎮守の森として守られたのでヒメハルゼミが残っているのでしょうが、最近、セミがいたので神社ができたのではないか、とさえ感じます。

投稿: Zikade | 2011年7月15日 (金) 12時11分

特に昨年は大量発生したらしく神宮林に隣接して住んでいる方から夕方なると林がやかましい!と苦情が出たようです。

 なんか笑い話のようですが本当の話です。

照葉樹の森から響き渡る鳴き声は神の宿る森に相応しいですね!

投稿: シロヘリ | 2011年7月16日 (土) 19時08分

シロヘリさん

恐れ多いこと。神宮ももっと周囲に周知すべきでしょう。

投稿: Zikade | 2011年7月16日 (土) 23時16分

Zikadeさん、シロヘリさん、コメントありがとうございました。
観光客の皆さんはセミの鳴き声には全く関心がなさそうに見えましたが、地元の皆さんはちゃんと気が付いているのですね。
それにしても、セミの鳴き声に苦情を言うとは、自然観察者的には理解できないことです。
というわけで、今日は外宮の方に行ってみました。
http://ohrwurm.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/2011717-7eee.html

投稿: Ohrwurm | 2011年7月17日 (日) 20時07分

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