シロスジカミキリ@自宅(2011年6月12日)
今朝、2階の出窓の外に「カミキリムシがいる」、と教えてくれたのは長男だった。見に行くと、シロスジカミキリだった。しかし、「いる」のではなく「落ちている」のだった。大きさはシロスジカミキリとしては、かなり小さめ。こんなところにシロスジカミキリが落ちているのは妙なことだと思ったので、ひっくり返して見てみたら、案の定腹部が無かった。しかも、まだ脚をヒクヒクと痙攣させていた。餌食になってから、まだそれほど時間が経過していないということである。
おそらくカラスか何かに食われたのだろうと思う。以前、カブトムシを食べるカラスを観察したことがある。この近所にもカラスは多いので、おそらく間違いない。それと同時に、自然が豊かではない我が家の近辺にもシロスジカミキリが棲息しているらしいことがわかったのも事実である。カラスがそんなに遠くからシロスジカミキリを運んでくるとも思えない。
すぐ隣の公団住宅の庭には、意外なことに、そこそこまとまった数のコナラの木が生えている。コナラはシロスジカミキリがよく発生する樹種のひとつである。近所のコナラで発生したのかどうかわからないが、もっとも可能性が高いのは近所のコナラである。
ほとんど死んでいるシロスジカミキリを見ただけであるが、近所の自然について、新しい事実がひとつ明らかになった気がする。
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コメント
産卵痕,幼虫の出すフラス,成虫の脱出孔など,いずれも大変目立ちますから,いるかいないかはすぐわかります.
樹齢の若い林なら,今年そこで何頭出たかまで正確にわかるはずです.
探して見られたらいかがでしょうか.
投稿: ぱきた | 2011年6月12日 (日) 10時11分
ぱきたさん、こんにちは。
今日は天気がいまひとつで、体調もよくないので、ゴロゴロしながら本を読んでいました。昼食をとったら、気分転換も兼ねて、少し探してみようと思います。
投稿: Ohrwurm | 2011年6月12日 (日) 12時05分