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2011年4月

2011年4月29日 (金)

森山徹著『ダンゴムシに心はあるのか』

森山徹著『ダンゴムシに心はあるのか 新しい心の科学』

PHPサイエンス・ワールド新書039
ISBN978-4-569-79555-0
800円(税別)
2011年4月1日発行
223 pp.

目次
はじめに
第一章 心とは何か−「心の定義」を提案する
第二章 ダンゴムシの実験
第三章 ダンゴムシ実験の動物行動学的意味
第四章 「心の科学」の新展開
あとがき
参考文献

 「じゅじゅちゃんのダンゴムシ日記」星谷仁さんのブログで紹介されていたので、図書館にリクエストして買ってもらって借りてきて読んだ。
 著者はダンゴムシの行動に関する実験を通して「心」を見つけ出そうとしている。
 残念ながら、ここで語られている「心」は客観的なものではなく、著者の頭の中だけにある主観的な「心」でしかないように思われた。
 著者はダンゴムシの行動について様々な実験をしているが、ダンゴムシが常に「適応的」な行動をすることを前提としていて、「適応的でない行動」が現れたときに、それを「心」と結びつけているように感じられた。
 自然選択の考え方のもとで、動物の行動も適応的であるものが進化してきたと考えられている。しかし、動物の行動がすべて適応的ですべて意味のあるものであることがすなわち自然選択の結果ということではないと思う。
 著者は「適応的でない」行動を観察したとき、それを「予想外の行動」という言葉で表現している。本書を読む限り、著者はこの「予想外の行動」が、主体であるダンゴムシ(あるいは実験に供された生物)にとって「予想外」であるとしているようであるが、読者であるぼくから見れば、単にダンゴムシ(あるいは実験に供された生物)を観察している著者にとって「予想外」であったに過ぎないとしか思えない。
 動物の行動は基本的には適応的に進化してきたものだとぼくは考えるが、と同時に完璧に適応的であるわけではなく、常にノイズを含んでいるものと考えている。生物が棲む環境は単純で均一ではなく、複雑で不均一であるのが普通であるから、環境(それが実験的に均一的な環境であったとしても)の中で生物が示す行動には、必ずノイズとなる行動、すなわち適応的ではない行動が部分的には含まれているはずである。
 著者は、このノイズに相当する部分のデータのみを切り出して、そのノイズに意味を持たせようとして、それを「心」と表現しているようにぼくには感じられる。
 全体として、一見著者は科学的な実験を行っているようにも見えるのだが、単にデータのノイズの部分にさも意味があるかのように解釈しているだけにしか思えなかった。
 ということで、ぼくがこの本を評するならば、限りなく「トンデモ」に近いと言わざるをえない。
 少なくとも、著者は自然物である生物を「ありのままに見る」ということをしておらず、恣意的に曲解していると思う。

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フジの花が咲き始めていた(2011年4月29日)

 今朝気が付いたら、すぐ隣にある団地の集会所の前にある藤棚のフジの花が咲き始めていた。この藤棚は我が家の居間から見えるので、毎朝見ていたはずだが、いつもレースのカーテン越しだったので気が付かなかったのだと思う。
 藤棚と言えば、キムネクマバチがつきもの、という印象があるのだが、キムネクマバチは見当たらなかった。回りはそれほど自然が豊かとは言えないので、仕方がないかも知れない。
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2011年4月28日 (木)

巨大なシイタケと泡盛(2011年4月28日)

 今日はいつもより帰宅が遅くなった。帰ると台所に巨大なシイタケがあった。妻が農家さんのところにお米を買いに行ったら、おまけにもらったとのこと。とにかくデカい。
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 電熱器であぶって食べると美味しいはず、と思ったと同時に、普段はほとんど飲まないお酒を飲んでも良いのではないかと思ってしまった。
 3年前に泡盛の3合瓶(30度の安物である)を買ったのだが、1本目(石垣島の「白百合」)が一昨年ぐらいに空き、ごくわずかに残っていた2本目(与那国島の「舞富名」)がちょうど空いたので、3本目(石垣島の「於茂登」)の封を開けた。泡盛を飲み比べることなど滅多になかったので今まで気づかなかったが、やはり銘柄によって味や香りが異なるのがわかった。「舞富名」より「於茂登」の方がぼくにとっては美味しく感じられた。「於茂登」が比較的早く消費されそうな気がするので、次の泡盛を調達した方が良いかも知れない。

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2011年4月27日 (水)

ヤコンオサムシ登場(2011年4月27日)

 今日は午後から雨が降ったり止んだりの天気になったが、お昼頃までは陽が射して風もなく暖かかった。職場の庭のピットフォールトラップを見たら、ヤコンオサムシが2頭入っていた。月曜日にも1頭入っていたので、今日のは今年の2頭目と3頭目である。これから徐々に増えていくことだと思う。
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2011年4月24日 (日)

中日新聞:辻井喬(=堤清二)「消費社会から転換を」

 中日新聞4月24日付け朝刊の1面コラム『3・11から:辻井喬(=堤清二)「消費社会から転換を」』を読んだ。
 ここに書かれていることは、子供の頃から昆虫採集に親しみ、この前までいた虫が居なくなってしまった、という経験を何度も感じたことのある人なら、もう何十年も前から考えていたことではないだろうか、と思った。
 辻井喬(=堤清二)氏は「消費=美徳」であることを批判して、考え方の転換が必要だ、と説いてるが、この程度のことは、ぼくが子供の頃から感じていて、身近な人間に対しては発言してきたし、その都度無視されてきた。
 世の中は、新しいものが開発されるたびに便利にはなってきたが、それによって失われたものは多い。虫好きにとってみれば、身近な自然がなくなって、身近なところで昆虫採集を楽しめなくなった。自動車社会が発達したことにより、郊外に大型小売店ができれば、駅前や市の中心部の商店街は廃れた。例を挙げれば限りないと思う。便利になればその分仕事が楽になるわけではなく、その分時間なり労力なりが節約されるので、余計に別の仕事をやらされる羽目になっているのは、ぼくだけではないと思う。
 ぼくらにとって「便利」な社会がどうしても必要であったわけではなく、そうなってしまったら、それに乗っかって暮らすしかないわけで、社会のシステムも便利であることが前提であるように変化してきてしまった。これらは、一般市民が望んだところではないと思う。これらはすべて、資本を動かすことができる者が儲けようと思って動かしてきたものに違いない。資本を動かす事ができる者は、儲からない仕事をするはずがない。
 ぼくはいま、インターネットを使ってこのようなブログを書いて、日本中、いや世界中の人がこれを読むことができる。これは大変便利なことだと思うが、これはぼくが望んだわけではなく、そういうシステムができたので、使ってみようと思っただけである。インターネットが無いなら無いで、別に困らなかっただろうと思う。携帯電話も、妻と長男は使っているが、ぼくは使っていない。持っていれば便利かもしれないが、別に持っていなくても困っていないからである。不便なら不便で、それに慣れてしまっていれば、別に不便でも何でもない。今は「便利」になりすぎているので、忙しくて仕方がない。もっと不便な方が、もっとゆったりとして人間らしい暮らしができるのではないかと思う。
 まあ、いずれにしても、一昆虫愛好家が子供の頃から感じていたようなことを、社会に対してそれなりの発言力を持つ人が、遅まきながらでも「消費社会から転換を」と訴えてくれたことは、悪いことだとは思わない。一応評価したいと思う。

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追悼・田中好子さん

 田中好子さんが亡くなったのは、やはり悲しい。直近で印象に残っているのは「ちゅらさん」でエリーのお母さん役をやっていたときのことである。
 ぼくはキャンディーズの熱狂的なファンではなかったけれど、「年下の男の子」とか「春一番」とか、印象に残っている曲は多い。しかし、なぜか「微笑がえし」が印象に残っていない。
 調べてみたら、「微笑がえし」がリリースされたのが1978年2月で、解散コンサートが1978年4月であった。この年は、ぼくの大学入試の年。たった1校しか受けなかった大学の入試は1978年3月初旬だった。そのあと合格通知を受け取り、4月には京都に引っ越し、テレビの無い生活が始まった。
 要するに、ぼくがドタバタしている時期に流行ったということになる。ということで、ぼくにとって印象が薄いという謎が解けたような気がする。
 今更キャンディーズの復活を期待するわけではないが、田中好子さんには、もっと女優として活躍して欲しかったというのは、本音である。
 ご冥福をお祈りしたい。

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2011年4月22日 (金)

アマゾンの梱包は大きすぎると思う

 アマゾンにコミックを1冊注文したのだが、それが今日届いた。
 たかだかコミック1冊なのに、大きな箱に入ってきた。もっと小さな箱の方が資源の節約になると思うのだが、そのようなことはあまり考えられていないのだろうか?
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2011年4月21日 (木)

ヒメウラナミジャノメ初見(2011年4月21日)

20110421blog1 今日は風も弱く穏やかな日になった。職場のすぐ近くの田んぼにも苗が植えられ、カエルの鳴き声も聞かれるようになった。ニホンアマガエルはわかるが、もう一種はヌマガエルかトノサマガエルかわからない。
 もう色々な蝶が見られるようになったが、今日はヒメウラナミジャノメを今年初めて見た。例年の初見がいつ頃なのか、はっきり記憶がないが、例年並みではないかと思う。(あとで調べたら、去年は4月26日であった。)
 ツツジのまわりにはルリチュウレンジハバチもいっぱい飛んでいた。
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2011年4月20日 (水)

セミがオスしか鳴かないことを知らない人が身近にもいた

 今朝は出勤するとき、目指す方角にきれいな虹が出ているのが見えた。ようするに、向こうは雨が降っているということだ。ということで、職場に着いた時には雨が降っていた。今日は定例の野外調査だったが、西風が強くて、やはりときおり雨も降り、寒い日だった。
 上に書いたことは本題ではない。4月の人事異動でうちの職場に来た人の歓迎会を研究グループの中でやることになったので、その打ち合わせのために、今日の夕方、隣の植物病理学の専門家がいる部屋を訪問したところ雑談になった。雑談の中で「鳴かないセミがいるの知ってる?」と聴いたら、そこに居た4人の植物病理学の専門家(いずれもぼくより若い人たちである)は、誰一人として「メスは鳴かない」と答えられなかった。「メスは鳴かないんですよ」と言ったら、一同「へぇ、そうですか」という反応だった。以前、Zikadeさんのブログでメスのセミが鳴かないことを知らない人が居て驚いた、というようなことが書かれていたので、それは数学の専門家だからそれもアリではないかと思っていたのだが、仮にも生物(ウィルスを生物とするかどうかは微妙だが)を専門としている人がセミがオスしか鳴かないことを知らなかったことには驚かざるをえなかった。
 ぼくにとって、セミがオスしか鳴かないことは、教科書に書かれていること以前の常識であるが、今は常識ではなくなってきているのかも知れない。自然離れには危機感を感じざるをえない。

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2011年4月18日 (月)

田植え始まる(2011年4月18日)

 金曜日にはまだ田んぼに苗は無かったが、今朝出勤するときには、あちこちの田んぼに苗が植わっているのが見られたし、まさに田植えの最中の田んぼもあった。この週末から、一気に田植えが進んだようだ。今日は朝方には晴れ間も見られたものの、時折雨もぱらつく天気だったが、気温はそれほど低くはなかった。一雨ごとに暖かくなっていくのだろう。

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2011年4月17日 (日)

大門チャリティー寄席(2011年4月17日)

 金曜日の夕方ぐらいから風邪っぽくて調子が悪く、昨日はほとんど布団の中にいたし、今日もまだ調子が悪い。調子が良ければフィールドに出るところだが、フィールドに出なかったら行きますよ、と約束していた落語会に行ってきた。ただ座っているのも、ちょっとしんどかったのだが。

以下、切磋亭琢磨さんの掲示板からのコピー&ペースト

==========<ココカラ>==========
投稿者:琢磨

「被災地の為に何かしたい」と大門商店街にある和菓子カフェ「翁」の浜口君に相談したところ、「僕もも何かしたいと思っていたところです」と話がどんどん進んでいきました。
そこで、実現したのが「大門チャリティー寄席」です。
4月17日(日)13:30~15:30
オーデンビル1階(大門商店街内)
入場無料
 「ご挨拶と小咄」切磋亭琢磨  
 「唄と三味線」 切磋亭いの千代   
 「落語」    桂三発   
 「寿限無」   切磋亭ほたる(橋北中1年)
 「ジャグリング」桂三発
 「くしゃみ講釈」切磋亭琢磨   
 『チャリティー・オークション』
大門のお店が商品を出してくれます。
出演者の中から出す人もあります。
私も出します。これについては嬉しい話があります。(いずれ書きますね)
売上金や募金していただいたお金は、中日新聞を通じて、全額寄付させて頂きます。
お誘い合わせの上、お越し下さい。
ジャグリングもあります。子どもさんもお越し下さいね。
和田選手のサインもあるよ。
==========<ココマデ>==========

 ということで、チャリティーオークションでは平治煎餅を入手。

 落語会が終わって大門の商店街を眺めてみても、人影はまばら。たいへん寂しい。でも一応、和菓子カフェ「翁」でお団子を購入。帰りには某有名精肉店の近くを通ったのだが、この一軒の客だけでも、大門商店街より客の数が多かったように思えた。県庁所在地の中心商店街がこの調子では、街の文化も生まれないように思える。妻の出身地、盛岡市の方が街に活気もあるように思えるし、文化水準も高いように思える。津市の商店街、もっと頑張って欲しいと思う。商店街の努力だけでは何ともならない部分も多いと思えるが。

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2011年4月15日 (金)

お花見@明合古墳(2011年4月15日)

 今日のお昼は、研究室のメンバーでお花見。Kさんがお寿司を調達してきてくれた。場所は職場からほど近い明合古墳。5世紀頃の古墳だと言われている。ソメイヨシノがたくさん植えられており、地元では花見の名所の一つになっている。お昼頃には薄雲がかかり、風もなく、ちょうど良いお花見日和になった。
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2011年4月14日 (木)

ナミアゲハ・キムネクマバチ初見(2011年4月14日)

 今日の午前中、職場の庭に出てみたら、ソメイヨシノの花の先をビュンビュンと縫うようにナミアゲハが飛んでいるのが目に入った。今年のナミアゲハの初見である。
 キムネクマバチも縄張りを作り始めていた。なかなか同じ所にじっとしているわけではないので、写真を撮るのは難しい。
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 ヘリグロホソハマキモドキもたくさん飛んでいた。今が盛りか?
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2011年4月13日 (水)

オビカレハの天幕・オオカマキリの孵化(2011年4月13日)

 今日は恒例の週に一度の野外調査。天気がよく、風もなく、外に居れば暖かい日になった。
 2か所目の調査地では、ノイバラに多数のオビカレハの幼虫が発生していた。群によって幼虫の大きさが違っていたので、孵化した時期にもばらつきがあったのだろうと思う。
20110413blog1 同行していたIさんがもう一つ面白いものを見つけた。ちょうどオオカマキリが卵塊から孵化したところ。卵嚢に残っている幼虫は見られなかったので、もう完全に孵化が完了したところだと思う。オオカマキリは普通種だが、こういう場面にはなかなか出会えない。良いものを見せてもらえた、という気分だ。
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2011年4月12日 (火)

田んぼに水が入り始める(2011年4月12日)

 津偕楽公園の桜は盛んに落花が始まり、標高が少し高い津市安濃町の明合古墳の桜がほぼ満開になった。農業用水路にも水が通され始め、田んぼに水が入り始めた。季節は進みつつある。
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2011年4月10日 (日)

春の日の野山の散策(2011年4月10日)

 今日は名古屋昆虫同好会のギフチョウ観察懇親会なので、そちらに出かけてみようかとも少しは考えていたのだが、遠くまで車を運転するのも億劫だったし、朝ゆっくり起きたし、そちらに行くのは諦めた。しかし、天気はいいので、投票を済ませてから地元のいつものフィールドに出かけることにした。同行は妻と三男坊。
 「安くて新鮮」という看板の出ている「辻ストアー」で弁当を調達。新鮮かどうかは何とも言えないが、安いのは確か。現地に着いたのが昼近くだったので、まずは腹ごしらえ。
 ヨモギ、ナズナ、オオイヌノフグリ、セイヨウタンポポ、シロバナタンポポ、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、ハコベ、ヘビイチゴ、ムラサキケマンなど、春の草花は花盛り。
 去年の春には枯れかけていたアカマツの若い林の一部が伐採されていて野積みにされていた。ヒトクチタケが生えていたのでいくつか分解してみたが、クロハサミムシは見つからず。ケシキスイやゴミムシダマシの仲間と思われるものが出てきた。
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20110410blog2 さらに進むと、黄土色のサルノコシカケの仲間と思われるキノコを発見。
20110410blog3 このフィールドの「売り」にはイチヤクソウがあるのだが、わずかに葉が出ていたのみ。花が咲くのはまだ先のことと思われる。
 このフィールドにはそれなりに人の手が入っているが、自然植生もそれなりに残っている。ヤマザクラは花盛りで、あちこちで花を咲かせていた。ソメイヨシノの華やかさより、より自然なヤマザクラの方に落ち着きを感じる。
20110410blog4 キタテハ、ルリタテハ、ヒオドシチョウ、キチョウなど、成虫で越冬する蝶も色々見られた。春になってから出てきたはずの蝶では、モンシロチョウ、ツバメシジミなど。
 水辺に近いところにはショウジョウバカマを見つけた。何度も通っているフィールドだが、この季節にはあまり来たことがなかったので、今まで気づかなかった。
20110410blog5 水辺に行くと、水の上を飛んでは水面に落ちてひっくり返って、また歩いては飛んで水面に落ちてひっくり返って・・・と繰り返している虫が見つかった。カメムシの仲間だと言うことがわかったが、その場では種名まではわからなかった。ミズギワカメムシかと思ったら、メミズムシだった。メミズムシを初めて見たのは西表島の砂浜の近くの小さな流水の近くだったので、こんな場所にもいるとは思わなかったし、西表島で見たメミズムシはもっと敏捷に上手に飛んでいたので、これがメミズムシだとは最初は思えなかった。
20110410blog6 さらにクヌギの疎林に向かうと、地面近くでマウントしているツチイナゴが見つかった。ツチイナゴは成虫で越冬するので、そろそろ繁殖期なのだろうと思う。
20110410blog7 ここではクヌギカメムシをたくさん見たことがある場所なので、もう孵化しているはずの幼虫を探したが、卵殻も幼虫も見つからなかった。
 歩いていると暑くなり、来ていたセーターを脱いで歩くことになった。散策を終えた後、コンビニエンスストアでソフトクリームを買って食べた。昼間は冷たい物を食べても違和感のない季節になってきた。

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2011年4月 9日 (土)

帯刀益夫著『われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか』

帯刀益夫(おびなた・ますお)著『われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか−生物としての人間の歴史』

ハヤカワ新書juice 013
ISBN978-4-15-320013-5
1,400円(税別)
2010年5月25日発行
386 pp.

目次
まえがき
序−生命と生命科学
第一部 われわれはどこから来たのか
第1章 人類の起源と進化
第2章 現代人の起源と出アフリカ
第3章 農業と人類の定住化
第4章 感染症の起源
第5章 脳の大きさと進化
第6章 現代人への加速度的な進化
第二部 われわれは何者か
第7章 人は生き物である
第8章 言語機能
第三部 われわれはどこへ行くのか
第9章 ゴーギャンの魂の叫び
第10章 言葉のその後の進化
第11章 持続可能な人間の未来を求めて
第12章 エネルギー利用と地球の温暖化

 「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」というのはゴーギャンが描いた最後の絵の表題である。ぼくは美術には疎いので、ゴーギャンの名前は知っていても、この作品のことは知らなかった。ともかく、このゴーギャンの絵の表題を主題として著者の考えが述べられているようだった。
 第一部は現代人に至るまでの生物としての人間の歴史、第二部は現在の生物としての人間、第三部はこれからの人間について書かれてる。
 はっきり言って、非常に読みづらく、読んでいて面白いと思えたところもほとんど無かった、というのが実感である。著者である帯刀益夫氏は分子生物学者であり、現代の専門分野の過度の細分化が問題であると考え、様々な分野の知見を統合する必要があると考え、自分の専門外のことをいろいろ勉強して、それを自分なりに整理して書かれたのが本書だと思われるが、第8章を除けば、十分に著者自身の考えが十分にまとまっているようには思われなかった。第8章には全体の4分の1ぐらいの、異様とも思われるほどのページ数が割かれていて、おそらく著者の専門分野に近いところで、たくさん書きたかったのではないかと思われるのだが、あまりにも細かいところに入りすぎて、読んでいてもとても頭に入るようなものではなかった。それに対して、特に第11章や第12章に書かれている生態学的なことは、間違ったことが書かれているわけではないが、表面的にしか感じられなかった。これらのことは、生態学の専門家が書いたものを読んだ方が良いように思える。
 もう一つ困ったことに、著者は色々な分野のことを書物や論文を読んで勉強したのだと思われるが、引用文献が一切示されていないので、読者が文献を全くフォローできないのである。これは本書の最大の欠点だと言っても良いと思う。
 著者が本書を書いた意図は理解できるが、著者の考え方は基本的には還元主義的であると感じられ、異分野を総合的にまとめようという点では、本書は成功しているようには思えなかった。「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」という本書の表題に惹かれて本書を読んだが、読むのに時間がかかった割には、ぼくにとってあまり得られたものはなかったように思われる。基本的な思考回路がぼくとは違うからであろうか?あまりお勧めできない本だと思われる。

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2011年4月 8日 (金)

バニラアイスのエスプレッソかけ(2011年4月8日)

 今日は月に一度の三重昆虫談話会の金曜サロン。場所は「ホテル ザ・グランコート津西」の一階の喫茶店。ここはかつて「マルニホテル」だったが、名前と経営者が変わってからは繁盛するようになった。しばしば店が貸し切りになっていることがあり、そのときは「コメダ珈琲店 津県文前店」が会場になる。今日は年度始めで花見の時期でもあるので、どうなるかと思ったが、貸し切りにはなっていなかった。
 リニューアルオープンしてからは喫茶店のメニューも豊富になった。今日は「バニラアイスのエスプレッソかけ」というのを注文してみた。どんなものが出てくるかと思ったが、なかなかお洒落な感じだった。
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 これで400円なり。エスプレッソ一杯でもこれぐらいの値段なので、ずいぶんお得感がある。

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2011年4月 7日 (木)

今日は明るいうちに花見(2011年4月7日)

 明日から天気が崩れるという予報なので、今日は早退して明るいうちに津偕楽公園に花見に出かけた。今日は暖かくなり、絶好の花見日和。ソメイヨシノもほぼ満開になった。ツツジ(モチツツジ?)の花もチタホラ咲きかけていた。
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 職場のソメイヨシノは、まだ二分咲き程度。
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2011年4月 6日 (水)

こちらはもうすぐ満開(2011年4月6日)

 今日は風も弱く、暖かい日になった。毎週調査に行っている場所の近くに生えている(たぶん)コブシの木。こちらはもうすぐ満開というところ。来週行くときには満開を過ぎてしまっているかも知れない。
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2011年4月 5日 (火)

アナグマの仕業か?(2011年4月5日)

 今日の夕方、終業時刻を迎えようとしていた頃、畑の管理をしてもらっているMさんから連絡があり、ぼくのキャベツ畑がアナグマに荒らされているとのこと。先週植えてもらったばかりなので、餌として狙われたわけではないと思ったのだが、とにかく現場に急いだ。
 すると、畑の一角の何か所かに、獣が掘ったような穴が空いていた。幸い、キャベツの苗がひっかかれたような跡は無かった。これだけを見ても何の仕業なのかは断定はできないが、Mさんの言うとおり、アナグマの仕業である可能性が高いように思えた。
 先日、職場の畑の周辺にサルよけの電撃フェンスが設置されたばかりだが、畑の周囲をすべて囲んでいるわけではないので、畑に入ろうと思えばどこからでも入れる。
 もう何年もキャベツを作っているが、このようなことは今回が初めて。そう何度もあることではないことを祈っている。
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モクレンの花も見頃(2011年4月5日)

 職場の庭にあるモクレンの花も見頃になった。例年いつ頃が見頃だったのか、はっきりと記憶していないのだが、今年は開花が遅れたと思う。ソメイヨシノも咲き始めた。
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2011年4月 2日 (土)

夜桜見物(2011年4月2日)

 夕食後、歩いて津偕楽公園まで出かけた。寒い寒いと言っていたが、津では既に桜の開花宣言が出ていたし、今日はけっこう暖かかったので、多少は咲いているのではないかと思った。昼間は暖かかったが、夜は気温が下がり、風もあり、それなりに寒かった。自宅から歩いて20分弱で到着。
20110402blog7 桜は思ったよりも咲いていた。三部咲き程度であろうか。さすがに寒いので、外で花見をしている人は少なかったが、プレハブの店の中には、けっこう客が入っている店もあった。花を楽しむより、酒を楽しむための人だろう。
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ミツマタを見に行く(2011年4月2日)

 ミツマタが咲いているというので見に行くことになった。行き先は野登山の山麓になる亀山市安坂山町坂本というところ。「日本棚田百選」に選ばれている「坂本の棚田」の近くである。棚田はまだ田植えの準備もほとんど始まっていない状態だった。
20110402blog1 ここから歩いて40〜50分のところにミツマタの群生地があるという。途中はスギやヒノキの植林がほとんどで、歩いていてもあまり面白くなかったが、何とかアセビを見つけることができた。
20110402blog2 歩いていると何かが飛んだので近寄ってみるとイカリモンガだった。ほかにも坂本の集落の近くではモンシロチョウとベニシジミも見た。
20110402blog3 群生地に着くと、いっぱいミツマタが生えていて、日当りの良い所ではちょうど満開の状態だった。日影に生えているものには、まだ蕾の状態のものも多かった。沢筋の日当りの良い場所ではこんな状態。
20110402blog4 近くで見るとこんな状態。
20110402blog5 ミツマタはそれほど広くない場所に集中して生えていた。ミツマタは和紙の原料になるのでかつてはあちこちで栽培されていたと思う。おそらくこの場所も、かつてはミツマタが栽培されていて、それが放棄され、スギやヒノキが植えられたのではないかと思えた。
 近くにはいかにもコブハサミムシがいそうな場所があったので、ちょっと探したのだが、コブハサミムシは見つからなかった。
20110402blog6 駐車場のトイレには、こんな張り紙があった。先週に「みつまた祭り」が予定されていたらしいが、中止になったらしい。
 駐車場から群生地までは、最初に書いたように片道40〜50分ほど、標高差70mほどで、手軽なハイキングコースである。そのまま道を進めば、野登山に登れるらしい。

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2011年4月 1日 (金)

人事異動(2011年4月1日)

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 4月1日と言えば・・・・・エイプリルフール。去年はこんなことを書いて一部の方からお叱りを受けた。今年も色々考えたが、これ以上のことは思いつかなかったので、嘘を考えることを諦めた。
 4月1日と言えば、もうひとつ・・・・・人事異動の時期。ぼくも辞令を受けた。だからと言って、昨日までと居場所も仕事も変わるわけではない。

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