ミツマタを見に行く(2011年4月2日)
ミツマタが咲いているというので見に行くことになった。行き先は野登山の山麓になる亀山市安坂山町坂本というところ。「日本棚田百選」に選ばれている「坂本の棚田」の近くである。棚田はまだ田植えの準備もほとんど始まっていない状態だった。
ここから歩いて40〜50分のところにミツマタの群生地があるという。途中はスギやヒノキの植林がほとんどで、歩いていてもあまり面白くなかったが、何とかアセビを見つけることができた。
歩いていると何かが飛んだので近寄ってみるとイカリモンガだった。ほかにも坂本の集落の近くではモンシロチョウとベニシジミも見た。
群生地に着くと、いっぱいミツマタが生えていて、日当りの良い所ではちょうど満開の状態だった。日影に生えているものには、まだ蕾の状態のものも多かった。沢筋の日当りの良い場所ではこんな状態。
近くで見るとこんな状態。
ミツマタはそれほど広くない場所に集中して生えていた。ミツマタは和紙の原料になるのでかつてはあちこちで栽培されていたと思う。おそらくこの場所も、かつてはミツマタが栽培されていて、それが放棄され、スギやヒノキが植えられたのではないかと思えた。
近くにはいかにもコブハサミムシがいそうな場所があったので、ちょっと探したのだが、コブハサミムシは見つからなかった。
駐車場のトイレには、こんな張り紙があった。先週に「みつまた祭り」が予定されていたらしいが、中止になったらしい。
駐車場から群生地までは、最初に書いたように片道40〜50分ほど、標高差70mほどで、手軽なハイキングコースである。そのまま道を進めば、野登山に登れるらしい。
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