秋晴れにツクツクボウシとウラナミシジミ
昨日は雨降りで少し肌寒いぐらいだったが、今日は晴れて気持ちの良い日になった。
午前中職場の畑に出たら、遠くの林からツクツクボウシの鳴き声が聞こえてきた。まだツクツクボウシが生き残っていたようだ。
ぼくが実験で使っているキャベツ畑のすぐ近くの畑には緑肥のクロタラリア(タヌキマメの仲間)が黄色い花をたくさん咲かせている。クロタラリアには色々な虫が集まっていたが、一番たくさん目についたのはウラナミシジミ。花穂を見てみると、ウラナミシジミの卵がすぐに見つかった。
ここらあたりでは、夏の盛りを過ぎると、やっとウラナミシジミが目につくようになる。子供の頃、夏休みの自由研究(その頃には「自由研究」という言葉はなかったと思うが)で昆虫の標本を作ったものだが、家の近所で採れるシジミチョウと言えばヤマトシジミばかりで、翅に尾状突起があるシジミチョウを見ることはほとんどなかった。夏休みも終わりぐらいになると、尾状突起があるウラナミシジミが見られるようになり、どうしてもそれを標本にしたいと思ったものだった。秋にフジマメが作られているところに行けば、必ずウラナミシジミに会えることを知ったのは後の事だったが、クロタラリアにもたくさんのウラナミシジミが集まっており、どうやらウラナミシジミが好きな植物のようだ。
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コメント
僕も小学生の頃、尻尾のあるシジミに憧れたものでした。秋になると、近所のネギ畑で採集していました。
でもゼフィルスじゃなくて、ちょっぴり残念な気になったものです。
投稿: おきしま | 2010年10月 1日 (金) 20時54分
おきしまさん、こんばんは。
おきしまさんもぼくと同じような過去をお持ちのようですね。ゼフィルスを初めて採ったのは中学生になってからでした。愛知県犬山市の尾張富士のオオミドリシジミ。
投稿: Ohrwurm | 2010年10月 1日 (金) 21時00分