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2010年9月 3日 (金)

シンポジウム「環境保全型農業の取り組みの効果を計る」

 来月名古屋で開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催されることもあり、「生物多様性」という名前が冠されたシンポジウムがあちこちで開催されている。そんなこともあり、仕事で関わっている農水省から委託されているプロジェクト(農業に有用な生物多様性の指標及び評価手法の開発)でもシンポジウムが開催されている。プロジェクトが始まってから3年目であり、シンポジウムも3回目である。成果もある程度上がってきたところである。ぼくも「IPMなど環境保全型農業の取り組み効果を指標生物で確認する〜キャベツほ場での主要な指標候補種とその利用法の展望〜」という演題でポスターで発表することになっていたのだ。しかし、この暑い中、東京まで出かけなければいけなかったというのは、正直言ってしんどい。会場は飯田橋駅近くのベルサール飯田橋ファースト。明日も別の農耕地の生物多様性に関係したシンポジウムが開催されるので、それにも参加する。これの会場はベルサール飯田橋。名前は似ていて最寄り駅は飯田橋で同じだが、違う場所なのでややこしい。シンポジウムのハシゴである。

シンポジウム「環境保全型農業の取り組みの効果を計る」
第1部 講演の部
指標生物種で環境保全型農業等の取組の効果を計るメリット(上野高敏)
期待される具体的な研究成果の活用事例
・環境保全型農業の取組の効果を指標生物で確認する(田中幸一)
・IPMなど環境保全型農業の取り組み効果を指標生物で確認する−より効果的な病害虫防除を行うために−(井原史雄)
・指標生物種を保全・活用した、より効果的な環境保全型農業の実施(金子修治)
・農業に有用な生物を活用した新たな農業への期待(大野和朗)
第2部 ポスター発表の部

20100903blog1【ポスターの前のぼく。手前のゴミムシの標本は、岩手県農業研究センターの羽田さんによるもの】

 このプロジェクトで行われているような研究はヨーロッパで進んでおり、その取り組みを日本の農業で適用できるようにしようというのが主眼となっている。このような研究はこれまで日本では行われていなかったので、そういう意味では先進的な研究である。ヨーロッパと日本では、農業の形態も異なり、個々の農耕地の面積も大きく異なるので、日本でデータを取る意味は大きい。
 目指すところはヨーロッパも日本も、元来環境に対して負荷を与えている農業という営為において、環境への負荷を減らそうということである。その取り組みを、農耕地に棲息する生物種を見ることによって効果を判断しようというのは合理的のように思えるが、現実にはなかなか難しい部分が多いというのが実感である。
 このプロジェクトでの調査は大変手間のかかるものだが、来年度の予算は要求段階で四分の一近くに減らされるということらしい。士気の低下は避けられないように思える。

 シンポジウムが終わったあと、ぼくが上京するのに合わせて、大学時代の合唱団の東京近郊在住のメンバーが集まって飲むことになっていた。時間に余裕があったので、まずは表参道駅に近い共済の宿にチェックイン。東京の地下鉄はややこしい。シンポジウムの会場から表参道駅にはいろいろなルートがあるようだが、どれが便利なのかわからない。とりあえず、南北線に乗って永田町で半蔵門線に乗り換えたが、永田町ではけっこう歩かされた。飲む場所は神田駅から歩いて6〜7分のところ。表参道から神田までは銀座線で一本である。集まったのは、ぼくのほか、同学年3名、1年先輩が2名の計6名だった。とくに、先輩2名に会うのは本当に久しぶりだったので、思い出話は尽きなかった。こういう機会も、たまには良いものである。神田へ向かう途中、三越前駅に半蔵門線が通っていることがわかったので、帰りはそれに乗ってみようと思った。が、これは賢い選択ではなかった。三越前駅では、一旦改札を出て、400mぐらい歩かなければいけなかった。

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