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2010年7月 5日 (月)

浜口哲一著『海辺の漂着物ハンドブック』

Hamaguchi_hyouchaku

浜口哲一著『海辺の漂着物ハンドブック』

2009年6月11日発行
文一総合出版
ISBN978-4-8299-0144-1
1,200円+税

目次
 ビーチコーミング8つの楽しみ
 ビーチコーミングの準備
Chapter 1 海からきた自然物
 貝/ツメタガイ/海を漂う貝/貝の色彩変異/摩滅する貝/外来種の貝/イカとタコ/コウイカの甲/カニ/エボシガイ/ツジツボ/ヒトデ/ウニ/ブンブクとカシパン/ゴカイ/クラゲ/外洋性のクラゲ/その他の無脊椎動物/クジラとイルカ/海鳥/ウミガメ/ハコフグ/深海魚/サメとエイ/海藻/石灰藻/流れ藻/アマモ/海流に運ばれる実
Chapter 2 海からきた人工物
 漁の道具/釣りの道具/浮き/外国製品/アシアのライター/廃油ボール/漂着瓶/船
Chapter 3 野山からきた自然物
 流木/木の実/オニグルミ/落ち葉/草の実/野菜/陸上の昆虫/淡水魚/砂/砂鉄/鳴き砂/砂の上の模様/石/軽石
Chapter 4 街からきた人工物
 季節の民俗行事/生活用品/はきもの/手袋/おもちゃとボール/電化製品/缶/ビーチグラス/プラスチック容器/プラスチック片/レジンペレット/たばこのフィルター/危険な人工物
参考施設
参考文献
海の動植物名索引

 この5月に亡くなった浜口哲一(はまぐち・てついち)さんの本が何か無いかと津市津図書館で物色していてこの本を見つけた。浜口さんからは毎月メールマガジンを送っていただいていたが、漂着物に興味をもっておられることには気付いていなかった。たぶん、読み流してしまっていたからだろうと思う。
 本書は文一総合出版から出版されているシリーズもののハンドブックのひとつで、これまでにこのシリーズのハンドブックは、森上信夫著『樹液に集まる昆虫ハンドブック』、森上信夫・林 将之著『昆虫の食草・食樹ハンドブック』、鈴木知之著『朽ち木にあつまる虫ハンドブック』を読んだ(というより観た、という方が適切かも知れない)。
 このハンドブックはビーチコーミングを楽しむためのハンドブックである。ビーチコーミングとは、海辺を歩いて漂着物を拾い集めることである。津は伊勢湾に面しているため、その気になればビーチコーミングをすることができるが、前に住んでいた石垣島と比べると遥かに魅力が劣るので、ほとんど海辺を歩いたことがない。石垣島では、外国から流れてくるペットボトルなどを見つけ、外国と繋がっていることを身近に感じることができた。
 本書は、海由来かそうでないか、自然物か人工物かという基準で漂着物を4種類に分類して解説している。ポケットにも入れられるような大きさのハンドブックに多くのことを盛り込むのは不可能なので、このハンドブックがあれば見つけた漂着物が何であるかを同定できるようなものではないが、ビーチコーミングの楽しみ方だけは十分に理解できると思う。
 海辺を歩くときには必帯の一冊。

 本題ではないが………2006年7月2日に書き始めたこのブログも始めてから4年を過ぎ、この記事がちょうど1000記事目になる。

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コメント

1000記事おめでとうございます.
津の海岸でも椰子の実くらいはたまに流れ着いています.はるか南方に思いをはせることが全くできないってわけでもありません.

投稿: ぱきた | 2010年7月 6日 (火) 00時07分

ばきたさん、コメントありがとうございます。
おお、そうですか。津の海岸でも椰子の実が。
たまには行ってみるにも良いかも知れないですね。

投稿: Ohrwurm | 2010年7月 6日 (火) 07時31分

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