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2010年7月17日 (土)

池内了著『科学の落し穴』

池内了著『科学の落し穴 ウソではないがホントでもない』

2009年3月30日発行
晶文社
ISBN978-4-7949-6743-5
1,800円+税

306 pp.

まえがき
目次
1 何が起こっているのか
 技術革新「四十分の一の法則」/人類の英知の進化速度/三十四年の長きにわたって/コピューター社会の脆弱さ/技術が道徳を代行するとき/人間の幸福と技術革新/JRの大事故に思う/技術的合理性とは何か/監視社会のゆくえ/地球温暖化と豪雪/暖冬と生態系の変化/ウソではないがホントでもない/ウイルスの逆襲/IPCCの統合報告書の警告/新幹線に携帯禁止車を/困難な国の天文学者たち/相次ぐ科学者の不正行為/八個になった太陽系惑星/納豆騒動が教えること/「宇宙基本法」の危険性/新技術のゆくえ
2 科学の歴史にまなぶ
 ピカソは科学がお好き?/科学者と教養/実験的科学者の二つの要素−直感と職人性/科学のコミュニケーション/科学と物語の道行き/江戸の科学者
3 技術とうまくつきあう
 地域の自立のための技術/技術教育の大切さ/「発明は必要の母」としてのケータイ/食べ物を「はかる」/ラジオ通信と宇宙/科学と写真
4 科学が好きになる
 市民と科学、市民の科学/見世物としての科学/地域の宝物をこの手に/科学の教育の再定義/子どもの科学、子どもと科学/科学絵本というジャンル/「なんで?」の授業をして
5 科学はどこへいく
 大学は「企業化」するのか?/働き方を見直す/医療の倫理を講義して/「生まれ」も「育ち」も大事/科学者の共有地/公正な科学とは/情報化時代の科学
6 科学にできること、できないこと
 信じることと考えること/複雑系としての地球の環境問題/地震は予知できない/日本の宇宙研究
あとがき

 天文学者である池内了(いけうち・さとる)氏の科学に関する時評集である。科学者である池内氏が科学に関して、そのときどきにどのようなことを考えたかがよくわかって面白かった。
 中には同意できないようなことも書かれている箇所もあったが、おおむねウンウンと頷きながら読むことになった。
 「発明は必要の母」とはひとつのパラドックスである。池内氏は携帯電話を使っていないようであるが、じつはぼくも使っていない。使うと必要以上に忙しくなりそうな気がするからだ。池内氏はパソコン(=インターネット)も大学でしか使っていないとのことである。ぼくは自宅でも使っている。パソコン(=インターネット)を自宅で使っていると、忙しくなるのは確かだが、携帯電話ほどではないと思う。気が向いた時にメールをチェックすれば良いわけだから。ブログも気が向いたときに書けば良いし、後から自分で読み返してみるのも面白いと思う。ちょっと前にTwitterを始めてみたが、テンポが速すぎて性に合わない。ブログぐらいがちょうど良い。

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