雨の中でトラフカミキリ
今日も先週に続いて雨の中の調査になってしまった。傘をさしての調査は鬱陶しい。
2か所目の調査を終えようとしたとき、同行していたIさんが「変わった虫がいますよ」と言うので行ってみたら、原っぱの中に生えている草の上に大きなトラフカミキリがいた。トラフカミキリは珍種というほどのものでもないと思うが、生きているのを見るのは初めてである。十分に存在感がある「良い虫」だと思う。これに似ている珍種にオオオラカミキリというのがいるが、もちろんぼくは見たことが無い。トラフカミキリでも十分に立派なのだから、オオトラカミキリはさぞ素晴らしいことだろうと思う。大勢の虫屋がオオトラカミキリに夢中になるのは理解できる。
採集した原っぱは、周囲にクワが少し残っているので、もともとは桑畑だったかも知れない。クワの害虫としても知られているトラフカミキリなので、そこに居ても不思議ではない。
雨の中だったので、現地では写真は撮らなかった。
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コメント
こんばんは。
Ohrwurm さんがトラフカミキリ初対面とは意外です。
昔実家の隣家に桑の木があって、そこでよく捕まえたものですが、今となっては東京の真ん中で夢の様な話ですね。恐らくそれ以来数十年見ていないと思います。
投稿: Zikade | 2010年7月14日 (水) 23時48分
Zikadeさん、こんにちは。
これまで意外に縁が無かったんですよ。トラフカミキリが入るような古いクワの木がある場所に縁が無かったからかも知れません。
ところで、この個体の体長を測ってみたら27mmもありました。オオトラカミキリの大きさに近いかも知れません。最初に出会ったトラフカミキリがこんなに大きかったのは幸運です。
投稿: Ohrwurm | 2010年7月15日 (木) 19時35分