ベニボシカミキリの赤・・・西表島の山中にて
【2000年5月19日、沖縄県西表島の山中にて】
赤と黒の色彩は自然の中の生物にみられる警告色の典型だが、暗い西表島の林の中では、ベニボシカミキリの赤と黒の色彩は意外なほど目立たない。すぐ目の前にいても気が付かないことがあるのだ。南国の陽射しが照りつける樹冠を飛び回っているときには、この赤と黒の色彩は鳥などの捕食者に対して警告を発していることになっているかも知れないが、林の中ではむしろ隠蔽色としての効果があるようにも思われる。しかし、フラッシュを焚いて撮ったベニボシカミキリの赤は血のしたたるような鮮やかな赤色だ。ベニボシカミキリの赤の進化の裏には、どんな歴史が隠されているのだろうか?
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コメント
これはつまり、5月19日に、西表島におられたという事ですね?
仕事?プライベート?いずれにしても、うらやましい限り……妻の八重山病が再発してしまいそうです。(妻が発症すると、私にも即感染します。)
投稿: でんでんむし | 2010年5月22日 (土) 22時16分
でんでんむしさん、こんにちは。
はい、そのとおりです。西表島におりました。
ただし、10年前ですが。
投稿: Ohrwurm | 2010年5月22日 (土) 22時20分
やはりこの赤は憧れの赤です!
今、あのお方もこの赤を沢山
見ているのでしょうね(羨)
投稿: シロヘリ | 2010年5月23日 (日) 10時51分
シロヘリさん、こんにちは。
ベニボシカミキリの赤は深みがあって、そこらへんにもいるホシベニカミキリなんかとは格が違いますよね。
あと、この時期の西表島の森の中の雰囲気も良いんですよ。あの方は、いま西表島の森の中なんでしょうね。ぼくもまた行きたいです。
投稿: Ohrwurm | 2010年5月23日 (日) 11時30分