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2010年4月 1日 (木)

真社会性のハサミムシの発見

 英国の権威ある科学雑誌“Science and Nature”の最新号によれば、ついに真社会性のハサミムシが発見されたとのことである。
 ハサミムシは雌が卵を卵塊として産み、卵が孵化するまで卵の世話をすることはよく知られている。これまでに産卵習性が知られているハサミムシには全てこの卵保護習性が知られている。しかしながら、これ以上の高度な社会性を持つものは全く知られていなかった。せいぜい、コブハサミムシの雌が生まれてきた仔虫の餌となることが、より高度な社会性だと言えるに過ぎない。今回の発見は、これまでの常識を覆すものであり、驚くべき発見である。
 熱帯アフリカに棲息するForficuloides afrikanusはこれまで雄しか知られていなかったが、その理由は明らかではなかった。今回の発表によれば、Forficuloides afrikanusは熱帯雨林の地中に巣をつくり、1頭の繁殖雌(女王と言っても良いだろう)と1頭の繁殖雄(王と言って良いだろう)を中心とする社会をつくっており、その他の雌は巣の中で卵や幼虫の世話をし、その他の雄は巣から外に出て餌を狩ってくるとのことである。この種は個体数自体が少ないので、これまでは外役に出ている雄が稀に発見されるだけだったようだ。
 これによって、真社会性昆虫として、革翅目(ハサミムシ目)が新たに付け加わった。

(追記)4月1日のお遊びでした。騙された方にはお詫び申し上げます。でも、楽しんでいただけたのではないかと思います。(追記以上)。

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コメント

いやぁビックリしました。亜社会性を有する甲虫類はいくつか知られていましたが。ハサミムシで真社会性が・・・。
この例では♂に繁殖と外役という珍しい分業が見られるようですがその進化のメカニズムにも興味がわきます。

それにしてもご専門のハサミムシでこのような歴史に残るような大発見があり感慨もひとしおではないでしょうか。

投稿: オコック | 2010年4月 1日 (木) 16時35分

今日は昆虫学の世界で「驚くべき発見」があいつぎました。特異日ですね。

投稿: Zikade | 2010年4月 1日 (木) 17時20分

Zikadeさん、こんにちは。セミの世界も凄いですねhappy01

オコックさん、4月1日のお遊びでした。こんなことがあったらいいなぁ、などと思うことを書いてみました。

来年も何か考えてみるつもりです。

投稿: Ohrwurm | 2010年4月 2日 (金) 06時54分

・・・・・・・・・・。ビッグベンの時計文字盤がデジタルに変わるというエープリルフール以来のぎゃふんでした。Orz

投稿: オコック | 2010年4月 2日 (金) 14時46分

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