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2010年3月 4日 (木)

ハラルト・シュテュンプケ著『鼻行類』

ハラルト・シュテュンプケ著『鼻行類 新しく発見された哺乳類の構造と生活』
日高敏隆、羽田節子訳
平凡社ライブラリー 289
ISBN4-582-76289-1
800円+税
1999年5月15日発行

初版は、思索社、1987年4月、ISBN4-7835-0145-9

目次
序論
総論
各グループの記載
 単鼻類(Monorrhina)
  古鼻類(Archirrhiniformes)
  軟鼻類(Asclerorrhina)
   漫歩類(Epigeonasida)
   管鼻類(Hypogeonasida)
   地鼻類(Georrhinida)
  硬鼻類(Sclerorrhina)
   跳鼻類(Hopsorrhinida)
 多鼻類(Polyrrhina)
  四鼻類(Tetrarrhina)
  六鼻類(Hexarrhina)
  長吻類(Dolichoproata)
参考文献
あとがき
思索社版への訳者のあとがき
博品社版への訳者のあとがき
平凡社ライブラリー版への訳者のあとがき
解説−この本の正しい読み方 垂水雄二
索引
 鼻行類名索引
 動物名索引(鼻行類を除く)
 人名索引

 この書の存在は昔から知っていたが、手に取って読んだことはなかった。
 真面目に書かれたパロディである。動物分類に関する総説の形式をとっているが、解説されている対象は架空の動物である。生物学に縁のある人が読めば、あまりに真面目に書かれているだけに、面白いと思うだろうと思うが、生物学に縁の無い人には、面白さが理解できないかも知れない。
 パロディであるから、何の役にも立たないが、気晴らしとして読むにはちょうど良い。
 それにしても、この本を日本に紹介した日高先生はすごいと思うし、出版社も偉いと思う。

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コメント

以前から読んでみたいと思いつつ、正確な書名等をはっきりと覚えていなくて、購入できませんでした。すぐに注文します。

投稿: 楽苦 | 2010年3月 4日 (木) 23時02分

Ohrwurmさんの日記を読んで『恐竜の飼い方教えます』を思い出しました。σ(^^は 『鼻行類』(日高訳)よりさきに別役実訳の「恐竜」を買いました。いま、ネットで検索すると新版・新訳がことし出版されたようです。

(ロバート マッシュ (著), Robert Mash (原著), Richard Dawkins (原著), 新妻 昭夫 (翻訳), 山下 恵子 (翻訳), リチャード ドーキンス)

恐竜好きの孫が来たとき別役訳を引っ張り出して見せたら、けっこう受けてました(^^ゞ
こちらは絵本としても素晴らしいですよ(^_^;)

別役には『××づくし』シリーズ(『虫づくし』など)がありますが、これらは基本的に同じところを狙ってますね(^_^;)

投稿: こけた | 2010年3月 5日 (金) 20時03分

楽苦さん、確かに面白い本ではありますが、自宅の本棚に並べて本でもないように思えます。でも、本も集めるのが虫屋の性かなぁ。

こけたさん、『恐竜の飼い方教えます』というのも名前は聞いたことがあります。内容は知りません。別役実さんと違って、新妻さん・山下さん夫妻は動物行動学者ですから(いずれも日高先生のお弟子さん)、ちょっと違った訳になっているかも知れないですね。

投稿: Ohrwurm | 2010年3月 6日 (土) 08時24分

》別役実さんと違って、新妻さん・山下さん夫妻は動物行動学者ですから(いずれも日高先生のお弟子さん)、ちょっと違った訳になっているかも知れないですね。

へえ、そうなんですか!動物行動学者で、しかもご夫婦とはしりませなんだ。

別役実の場合、虫でも、恐竜でも、アマチュアでさえない文学者が、初心者向け、イヌの代わり、ペット用、サーカス用、動物園用、警察犬代用、軍用、騎乗用などの「飼い方」を皮肉っぽい翻訳調文体で展開するのが良かったのですが、恐竜の世界をちゃんと知らないせいか、あれっ?!と違和感を感じるところがちょこちょこありました。

動物行動学者の翻訳となるとその点興味津々です\(^。^)/
さっそく注文を入れます!

投稿: こけた | 2010年3月 6日 (土) 11時10分

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