三重昆虫談話会2010年総会
ここ数日暖かい日が続いていたが、今日は冷たい雨の降る日になった。風もやや強くて寒い。
今日は、年に1回の三重昆虫談話会の総会に出かけた。
会長挨拶に続いて会務報告。そのあと3題の講演があった。
1. 文献からみた鳥羽市離島の蝶類研究史(中西元男)
2. 三重県の砂浜海岸で見られるツリアブ その生態と分布・同定(篠木善重)
3. ガ類環境調査の一記録 愛知県豊田市での調査から(間野隆裕)
中西氏の講演は文献に基づいて、鳥羽市の離島(坂手島、菅島、答志島、神島)の蝶類の記録をまとめたもの。年を重ねるにつれて新しい記録が次々と出てきた様子が理解できた。
篠木氏の講演は、普通の虫屋にとってあまり馴染みのない海浜性のツリアブについて。まだ、同定の問題がかなり残っているようである。
間野氏の講演は、主にライトトラップを用いた調査法による環境調査を行った場合の問題点など。ちょっとしたトラップの位置の違いで結果に大きな違いが出てくることもあるという事例。ついでに、三重県で採れる可能性のあるトリバガ類についても紹介があった。
体調がすぐれないので、懇親会は失礼して、早々に帰宅した。帰宅の途についた時には、出かけるときより雨はやや強くなり、気温も下がり、風も強くなり、寒かった。
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コメント
三重昆総会はいつも内容が濃蜜で、勉強させられるばかりです。
別刷りありがとうございました。
投稿: 楽苦 | 2010年3月 8日 (月) 22時02分
楽苦さん、どうもです。
このところ名古屋まで足を運んでいませんが(帰りが遅くなると思うと出かけるのが億劫で・・・)、名古屋の例会はご不満でしょうか?
名古屋も一回に一人ではなく、数人が話をすれば、出かけてみようかと思うようになるかも知れませんが・・・
例会の回数を減らして、土曜日の午後いっぱい使って・・・というやり方もあるように思えます。
投稿: Ohrwurm | 2010年3月 9日 (火) 19時09分