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2009年11月19日 (木)

第19回天敵利用研究会−千葉大会−1日目

 昨日、東京都内で開催された某シンポジウムに参加し、南千住の安ビジネスホテルに泊まり、今朝、京成線の千住大橋駅まで15分ほど歩き、京成線の電車を3本乗り継いで京成千葉中央駅直結の会場にやってきた。千住大橋は隅田川を渡る橋だ。松尾芭蕉の奥の細道への旅への出発点はここらしい。隅田川はコンクリート3面張りのきたない川だとしか思えなかったが、芭蕉の時代はもっときれいだたのだろうと思う。20091119blog2
 昼食は駅近くの「タンメン胖(ばん)」という店で食べた。ちょっと時間が早かったので、誰も客がいなかったが、ぼくが入った後からは、続々と人が入ってきた。食べたのは「タンメンセット」。タンメンと餃子と小さい御飯で800円。タンメン単品なら650円。野菜たっぷりで美味しかった。出張に出ると、野菜が不足するので、たっぷりの野菜は嬉しい。この店のメニューに「ラーメン」というのもあるのだが、入ってくる客のほとんどが「タンメン」(セットを含む)を注文し、ごく一部の人が「みそタンメン」を注文して、「ラーメン」を注文する人は誰一人としていなかった。
20091119blog1
 研究会は午後からの開始。最初は一般講演が8題。そのあとは「露地作物における天敵の保護利用とそのための植生管理」という題目のシンポジウムだった。天敵利用研究会は、これまでに地元開催だった一昨年に参加したことがあるだけで、今回は2回目の参加だ。今回参加したのは、このシンポジウムがあるからだと言って良い。
 シンポジウムの1題目は平井一男さんによる「海外における植生管理と天敵保護の事例−環境直接支払いから機能的生物多様性の活用までー」、2題目以降は具体的な事例紹介で、國友義博氏と赤池一彦氏による「山梨県の有機栽培圃場における間作・混作とその普及」、豊嶋悟郎氏による「長野県における複合交信撹乱剤を用いたキャベツほ場の土着天敵保護とその問題点」、豊島真吾氏らによる「果樹栽培における植生管理と土着天敵の保護」。平井氏の話題提供は、ヨーロッパ各地における取り組みの紹介で、広大なコムギ畑の周辺の植生を管理したり、ビートルバンクを設置したりすることによって生物多様性を維持し、それに対して、農家に対する直接支払いが行われている国があることなどが紹介された。後の3題は、日本国内における、畑と果樹園の園芸作物における事例の紹介だったわけだが、平井氏によって紹介された、普通作物における事例とは性格的にかなり異なっており、ヨーロッパの事例をそのまま日本に当てはめるわけにはいかないと感じた。ヨーロッパにおける事例を日本にあてはめるなら、水田作であろうと感じたので、その点について総合討論のときに平井氏に質問しようと思ったのだが、討論は後の3題の方に集中し、平井氏に質問するのが場違いな雰囲気に思われたので、質問するのを躊躇し、そのまま総合討論は終わってしまった。
 シンポジウムが終了したあと、平井氏に直接質問したところ、平井氏が言いたかったのは、ぼくが質問しようと思っていたまさにそのことであり、平井氏も総合討論の雰囲気の中で発言できなかったとおっしゃっていた。日本で生物多様性を考えた農業を行うとすれば、やはり水田作を中心に据えなければ話にならないと思う。
 そのあとは、情報交換会という名の懇親会。料理は美味しかったと思うが、開始後30分でほとんどの食べ物が無くなってしまい、量的に不満が残った。ちょっと高級感のあるホテルが会場だったので、会費(安かったわけではない)を考えるとそんなものかも知れない。

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