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2009年10月

2009年10月31日 (土)

堀坂山と『蕎楽 悠庵』の蕎麦

 特に予定していたわけではなかったが、明日は天気が崩れるという予報が出ているし、今日は大変気持ちの良い日なので、朝寝坊をしたのだが、堀坂山にハイキングに行くことになった。隣の松阪市にある山だが、登山口の標高がかなり高く、そこまで車で行けるので、山頂を極めるのはたやすく、気軽にハイキング気分で登れる山だ。春に二度登ったが、この季節は初めてだ。登山口まで車で1時間ほど。登山口に着いたときに、ちょっとしたトラブルに気付き、やや意気消沈してしまった。それでも、気を取り直して歩き出した。この時期はあまり昆虫を見る期待はできないが、ザトウムシが歩いているのがけっこう目についた。山頂には30~40分で到達した。晴れていて風も無かったので気持ちが良かったが、少し靄がかかっていて、見晴らしは良くなかった。目の前にはすぐ隣の観音岳が見える。
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 山を下りてから、近くに蕎麦屋があるので蕎麦を食べに行くことにした。看板を頼りに車を走らせるが、なかなか蕎麦屋が現れず、こんな道の先にあるのだろうかと不安になった。が、やがて目指す場所が見つかった。まさに、山の中の隠れ処という雰囲気の場所だ。飯福田寺のすぐ近く。
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 『蕎楽 悠庵』。イタリア料理店を弟子に譲って蕎麦屋を始めた人がやっているということだ。出てきた蕎麦は見た目にも奇麗だし、本格的な味がした。欲を言えば、もう少し量が多いと良いと思う。
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 帰りは、堀坂峠を通らず、中村川に沿った初めて通る道を走ってきた。ずっと緩やかな下り坂なので、車の燃費は極めて良い。里に出るまでは26km/Lぐらいだったが、そのあと平らな道を走っても家に戻るまでの平均燃費は約21km/Lだった。
 ちょと疲れが出て、家に帰ってシャワーを浴びてから一寝入りした。

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2009年10月27日 (火)

合理的な経路と最も安価な経路

 某役所から出張を依頼された。場所は京都だ。出張旅費は先方が出してくれる。
 しかし、今日その書類が届いて唖然とした。何と、津市と京都市の間の運賃の計算の経路が草津線経由になっているのだ。確かにこの経路が一番距離は短いのだが、途中の亀山と柘植の間は1時間に1本しか列車が無いし、亀山駅や柘植駅での乗り継ぎも悪くて待たされる。遊びで乗るなら悪くないが、時間の決まった仕事に行くのに、この経路を指定してくるとは・・・・・
 うちの職場の場合、京都への出張は、ちょっと遠回りになるが、近鉄線の大和八木経由になり、特急料金も出る。この経路は特急だけでも1時間に2本あるし、必ず乗り換えは必要だが、乗り換えはスムーズで待ち時間も少ない。
 一番早いのは、名古屋まで近鉄特急で行って、名古屋から新幹線に乗る経路だが、距離は長くなり、料金もバカ高くなる。
 どの経路が合理的かと言えば、やはり大和八木経由の近鉄線だと思う。某役所は経費が安くなることしか考えておらず、依頼されて出張する身のことをまるで考えていないように思える。

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2009年10月25日 (日)

福岡伸一著『動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』

福岡伸一著『動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』
木楽舎
ISBN978-4-8634-012-4
1524円+税
2009年2月25日発行
254 pp.

目次
「青い薔薇」−はしがきにかえて
プロローグ−生命現象とは何か
第1章 脳にかけられた「バイアス」−人はなぜ「錯誤」するか
第2章 汝とは「汝の食べた物」である−「消化」とは情報の解体
第3章 ダイエットの科学−分子生物学が示す「太らない食べ方」
第4章 その食品を食べますか?−部分しか見ない者たちの危険
第5章 生命は時計仕掛けか?−ES細胞の不思議
第6章 ヒトと病原体の戦い−イタチごっこは終わらない
第7章 ミトコンドリア・ミステリー−母系だけで継承されるエネルギー産出の源
第8章 生命は分子の「淀み」−シェーンハイマーは何を示唆したか
あとがき

 ワトソンとクリックによるDNAの構造解明以降、「生物は遺伝子、分子へと還元すれば理解できる」という考え方が主流となっている。本書は様々な視点から、そういう流れに対して、「はたしてそうだろうか」と疑問を投げかけている。
 本書全体を通して、生命は物質の流れのなかの動的な平衡状態として理解すべきだ、ということが貫かれている。
 ぼく自身、生命現象を還元的に理解することに対して常々疑問を持っていたので、本書はその多くの疑問に答えてくれたように思う。
 池田清彦氏によるところの、システムとして生命現象を捉える観点と通じるところがあるように感じられた。
 福岡伸一氏の著書は何冊か読んだが、いずれも落ち着いた語り口で、大変読み易いと思う。本書も、生物学を専門にしていない人にとっても読み易いものだと思う。

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2009年10月24日 (土)

初めての夜釣り

 ここ最近、職場のOさんが何度か釣りに行って成果を上げているので、誘っていただき夜釣りに出かけた。誘ってもらったのは、主にぼくではなく、三男坊だ。
 目指すはヨットハーバーの近くの防波堤の先。パラパラと雨が降る天気だったが、それほど風も強くなく、条件は悪くない。もっとも、潮はあまり良くない日だが。
 Oさんが最初に投げたところ、一発で30cmぐらいのスズキがかかった。しばらくしてから三男坊のにも25cmぐらいのスズキがかかった。そのあとは、Oさんのところに小さなのが何度かかかったぐらいで、そのうちにほとんどアタリがなくなってしまった。8時を過ぎた頃、急に風が強まり、退散することになった。
 釣果はイマイチ以下だったが、初めての夜釣りはそれなりに楽しむことができた。誘っていただいたOさんに感謝!
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鈴鹿工業高等専門学校・第46回高専祭

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 今年も出かけた鈴鹿高専の高専祭。まずは、先生との二者面談。3年生になったので、そろそろ進路のことも考えないといけないので、いろいろと話を聞く。
 そのあとは、展示や模擬店などを見るが、今年は何となく物足りない感じがする。無線部の展示が無かったこともあるが、そのほかの学科の展示などもイマイチのような気がした。インフルエンザで学校閉鎖があって準備不足があったのかも知れない。ロボ研の模擬店の箸巻きも、去年の方が美味しかった気がする。

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2009年10月20日 (火)

2009年・秋に鳴く虫も寂しくなってきた

 日は短くなってきたが、まだ「秋の夜長」というような季節でもない。「秋の夜長を鳴き通す、ああ面白い虫の声」と歌う歌があるが、既に我が家の周辺で鳴く虫は寂しくなってきた。
 あれほど騒々しく鳴いていたアオマツムシの鳴き声は、いつの間にか聞こえなくなってしまった。聞こえてくるのはオカメコオロギの仲間やエンマコオロギの鳴き声だ。数日前には、辛うじてマツムシの鳴き声も聞こえていたが。場所を変えればツヅレサセコオロギやミツカドコオロギは鳴いていると思う。通勤経路の途中にはクツワムシがたくさんいる場所があるのだが、もうだいぶ前から鳴き声を聞かない。
 こうやってあらためて見直してみると、上に示した歌は、どうやらウソくさい気がしてくる。本当の秋の夜長を鳴き通す虫は、それほど多くはないのではないだろうか。

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2009年10月17日 (土)

家族麻雀の始まりとなるか

 息子たちが少し興味を持ち始めてきたようなので、この夏に実家に帰省したとき、もう使われていない麻雀牌をもらってきた。ぼくが子供のときに使っていた物だから、相当の年代物だ。本物の竹が材質として使われているが、今こんなものを買おうとしたら、かなりの金を出さないと手に入らないのではないかと思う。
 麻雀牌はもらってきたが、麻雀卓はないので、麻雀牌はずっと使われないままになっていた。ところが、高専ロボコンの大会が済んだ長男が興味を示しだしたら、次男も三男も興味を示してきたので、ルールを教えることになった。ところが、テーブルの上で牌をかき混ぜると騒々しくて仕方がないし、新聞紙を敷いても、こんどは牌が傾いたりするので都合が悪い。ということで、麻雀マットを買おうということになった。
 しかし、いざ探すとなると、麻雀マットを扱っていそうな玩具店が意外に少ないことがわかった。まだ津の街のことをよく知らないかも知れないが。まずはリサイクルショップに出かけたが、ここはダメ。次に大手チェーンの玩具店に行ったら、「麻雀用品は扱っていない」とのこと。次にネットで検索したら名前が出てきた玩具卸売店に行ってみることにした。その店に入ると、駄菓子の箱がいっぱい積まれており、菓子の匂いが充満していたので、期待薄かと思われたのだが、一応「麻雀マットありますか?」と訊いてみた。すると、「あるかも知れないからちょっと待ってね」と言われてしばし待ったところ、二階の倉庫か何か知らないが、そこから箱に入った麻雀マットを持って降りてきてくれた。はたしてネットで買うのとさほど変わらない価格で入手できたので、まずは満足である。
 これで快適に麻雀で遊ぶことができる。独身寮に住んでいた頃まではよく麻雀で遊んだものだが、結婚してからは全くやっていなかった。住む家を探すにしても、子供が3人もいると、なかなか思うような物件が見つからず、苦労したものだが、3人息子がいれば、こうやって家族麻雀ができるのも悪いことではないと思う。
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2009年10月16日 (金)

コカマキリが交尾しようとしていた

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 帰宅しようとして職場の自転車置場のところに来たら、建物の壁にカマキリがいるのが見えた。眼鏡の度があまり合っていないので、カマキリだということはすぐにわかったのだが、それ以上はわからなかった。近くに寄って見てみると、コカマキリが交尾しようとしていた。残念ながら、その後どうなったかは見届けていない。うまく交尾できあのか、雄はうまく逃げられたのか、雌に食われてしまったのか。

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ヒヨドリバナにイカリモンガ

 今日は代休なので出勤する必要は無かったのだが、ピットフォールトラップに入っている虫を見たくなったのと、給与明細をもらうために、ちょっとだけ出勤した。
 結局ピットフォールトラップには何も入っていなかったが、ピットフォールトラップを仕掛けてある場所の近くに種名まではわからないがヒヨドリバナの仲間(Eupatoriumであることは確か)が生えていて、ちょうど開花していたので、アサギマダラでも来ていないかと思って探してみた。もっとも、このあたりはアサギマダラの渡りの経路からはかなり外れており、渡りの時期であるこの季節にアサギマダラを見たことはほとんど無いので、それほど期待をしていたわけではなかった。予想通り、アサギマダラなどは見られないばかりか、ヒヨドリバナの仲間を訪れている昆虫も少なかった。そのなかで辛うじて見つけたのがイカリモンガ。口吻をしきりに動かして蜜を吸っているようだった。
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2009年10月15日 (木)

『不偏長軸』という概念

 今日は帝京大学医学部の池本孝哉先生をお招きして、『昆虫の「内的な発育最適温度」とその意義』という演題でセミナーを行っていただいた。昆虫の発育は温度の影響を受け、ある一定の温度範囲のうちでは、温度環境と発育速度との間には直線的な関係にあることが経験的に知られている。しかし、ある一定の温度範囲をはずれると、低すぎても高すぎても発育速度はその直線関係から外れてしまう。極端な温度になれば、発育できないばかりか、死亡してしまうことになる。このあたりの関係について、池本先生には熱力学に基づいた非線形モデルを使えば、昆虫の発育速度について、色々な考察ができるようになる、という話をしていただいた。大変勉強になるセミナーだった。
 さて、この話の中で「不偏長軸」という概念が出てきた。これまでに全く知らなかったし、ネットで検索してもほとんど何も出てこない。これは何かと言えば、ある2つの変数の間の関係を見たとき、一般的には y = a + bx という一次回帰直線で関係の傾向が示されることが多いのだが(例えばxが温度でyが発育速度)、その場合には実際にxとyのあいだのばらつきから想定される関係の直線よりも、傾きが小さくなるので、実際に見て取れる関係に近い直線を導こうというものだ。
 具体的にどうするかと言えば、y = a1 + b1x という回帰直線と x = a2 + b2yという回帰直線を描いたとき、その交点を通り傾きが2つの回帰直線の傾きの幾何平均(√[b1/b2])になる直線を求めるのである。xとyの間に極めて高い相関がある場合は、yをxで回帰した直線と不偏長軸との間に大きな違いが無いのであまり不都合はないのだが、やはり不偏長軸を使った方がいろいろな利点があるらしい。
 ぼくがよく使うのは、発育零点(温度が下がった場合に発育速度が0になるという仮想的な温度)を求めることだが、これは一般的にはこれまで y = a + bx (xが温度でyが発育速度)という直線に一次回帰し、発育速度に0を代入して求められてきた。不偏長軸を用いると、一次回帰した場合よりも、この発育零点がより高く計算されるということになるようだ。
 不偏長軸という概念がどれほど使い物になるかはよくわからないが、とにかく一つ勉強になった。

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職場の庭にミイデラゴミムシ

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 こちらに転勤して2か月ほどした頃から続けているので、もう5年半近くも職場の庭でピットフォールトラップの調査を行っている。始めた当初の研究は一応終了しているので、もう続ける必要は全くないのだが、どんな虫が活動しているのかを知ることができるという利点もあるので、惰性で調査を続けている。将来的には、何らかの形で報告としてまとめられたら良いと思ってはいるが。
 今日、調査をしたところ、ほとんど何も入っていなかったのだが、ミイデラゴミムシが1頭だけ入っていた。ミイデラゴミムシは、どちらかと言えばこの庭よりも畑の方に多く見られるので、ミイデラゴミムシだけが入っていたというのはちょっと珍しいことだ。今の時期なら、例年オオクロナガオサムシの方がずっと普通に見られるのだ。
 ミイデラゴミムシは「おなら」をするゴミムシということでよく知られているが、やはりこういう「有名人」が採れると気分が良い。

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2009年10月14日 (水)

畑にいた大きなナマズ

 今日は恒例の野外調査だった。先週の調査の翌日、台風が来てひどいことになったので、さらにその翌日には復旧作業に出かけた。今日はそのあとの最初の調査だ。
 先日の復旧作業の時、ちょうど畑の主のTさんが来ていたので立ち話をしたのだが、Tさんによれば、台風の時、雲出川が溢れたらしいということだった(その畑は雲出川のすぐ近くにある)。確かにそんな形跡もあったが、畑の作物がどっぷりと水に浸かったような形跡が無かったので、どのような状況だったのだろうかと思っていた。
 今日、フェロモン粘着トラップの粘着板を取り替えようとしていたら、一緒に来てきたIさんが、アッと声を上げた。するとそこには大きなナマズの屍体があった。ざっと見て60cmはある大物だ。普通はナマズが自分で畑にやってくることは無いので、この前の台風で雲出川が溢れて、水と一緒に畑にやって来たに違いない。先日のTさんの話は半信半疑だったわけだが、これを見たら雲出川が溢れたことを信じないわけにはいかない。ナマズの屍体があった場所は、フェロモン粘着トラップに向かってしゃがむと、ちょうど背後になるので、先日の復旧作業のときには気付かなかったのだろうと思う。もし気付いていあら、まだ生きていたはずなので、惜しいことをしたと思う。ナマズを食べそこねた。
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2009年10月12日 (月)

日本昆虫学会第69回大会・3日目(2009年10月12日)

 今日は昆虫学会も最終日。少し疲れも溜まってきた。それでも、いつものように8時半ぐらいには会場の大会本部に着く。今日は特に本部に詰めている必要はなく、朝一番の一般講演の講演の座長をすれば、ほぼ仕事はこなしたことになる。
 ということで、今日は一般講演をかなり自由に聴くことができた。朝一番は分類学の発表がある会場の座長をして、いくつか講演を聴いたあと、害虫管理の講演の会場に移った。桐谷圭治・湯川淳一・藤崎憲治の大御所3名の連名による「地球温暖化のミナミアオカメムシのこれから」。50年も前に採られたデータと、近年のデータを比較して、ミナミアオカメムシの今後を予想したものである。50年も前のデータが今の発表に活用できるということ自体、大変驚くべきことである。聴衆はそれほど多くなかったが、今回ぼくが聴いた一般講演の中では、もっとも印象が強かったとも言える。80歳にもなる桐谷さんが、まだ元気に発表されるということも素晴らしい。
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 そのあと、ナミハグモの種分化の発表があるのに気付き、その会場へ。今の仕事の中で出てきたクモが、先日の同定会でナミハグモの仲間と同定されたので、聴いておくべきだと思ったのだ。
 昼は大会本部で昼食をとった後、天気が良いので外に出た。すると、ニホンミツバチの巣があるという人がいたので、後をつけて現場に向かった。現場は会場のすぐ近くのマツの木の根元にあった。すぐ近くにジョロウグモか何かの網があり、そこにひっかかたミツバチがかなりいたらしく、クモの網にはミツバチが運んできたと思われる花粉団子がたくさん引っかかっていた。
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 午後は2コマの小集会だ。1コマ目は「カマキリ学の解明に向けて−季節適応.防衛戦略.繁殖戦略からの生態学的アプローチ」に出席。ここでは、近年ずっとぼくが「追っかけ」をしている安藤喜一先生が『仰天科学「カマキリの雪予想」はなぜ信じられたのか?』という演題で講演された。もう何度も話を聞いているので、酒井與喜夫氏の「カマキリの雪予想」がデタラメであるこことは十分に理解しているつもりだが、未だに巷では「カマキリの雪予想」が信じられているという話を聞き、マスメディアの宣伝力の怖さをあらためて感じさせられた。面白ければその話がデタラメであったもかまわない、というマスメディアの態度は極めて危ないものだと感じさせられる。
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 2コマ目は「日本半翅類学会」の小集会に出た。例年と同じく、会務報告のあと、一人一話形式で話題提供が行われた。ぼくが話したのは、近い将来に出版されるはずのカメムシ図鑑でのシロジュウジカメムシ類の扱いについての話など。いつもどり、アットホームな感じのする会だった。
 そのあとは、津駅前の居酒屋に場所を移してさらに話をした。駅前ではハサミムシの分類のNさんが合流した。半翅類学会の世話役のTさんが所用で東京に帰られたので、驚くべきことに、Nさんがいなければ、ぼくはそのメンバーの中の最年長だった。それだけ若い人が多かったということで、喜ばしいことである。しかし、若い人たちの就職のことを考えると、明るい材料は少ないので、喜んでばかりもいられない。8時過ぎにはお開きになり、ぼくは帰宅したが、Nさんと若い人たちは二次会に向かったようだった。
 これで、今年の昆虫学会の予定はすべて終了したが、プログラム編成という仕事も経験することができ、昆虫学会の範疇に限れば、充実した年だったように思える。

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2009年10月11日 (日)

日本昆虫学会第69回大会・2日目(2009年10月11日)

 昆虫学会2日目である。今日の午前中は大会本部に詰めていなければならなかったので、朝一番の講演の座長をした以外は一般講演を聴けなかった。まあ仕方が無い。
 本部で弁当を食べて、午後からのシンポジウムの会場に向かおうとしたら、ウスバツバメガが飛ぶのが見えた。なかなか見る事ができなかったウスバツバメガだったが、思わぬところでお目にかかったものだと思った。ウスバツバメガの幼虫は桜の葉を食べるが、付近をざっと見たところ、桜の木は目につかなかった。
 午後からは2コマ×2会場のシンポジウムがあった。1コマ目は「フェロモン利用による害虫防除の現状と展望」、2コマ目は「土着天敵の評価と利用技術の展望」に出席した。1コマ目のシンポジウムでは、しょうもない勘違いをして、見当はずれの質問をしてしまった。恥ずかしい。日頃、害虫防除のコストをあまり意識していないという事がバレてしまったと思う。しかし、フェロモン利用の現状の一面を知ることができ、有益なシンポジウムだった。2コマ目は自分でも話をしなければいけなかった。「土着天敵類に対する農薬の影響評価と今後の展望」という演題で、自分の仕事の一部も紹介したのだったが、オチらしいオチのない話で、あまり受けは良くなかったのではなかったかと思う。まあ、あまり明瞭な結果の出ている仕事ではないので、仕方が無い面もあると思う。ほかの3名の話題提供は大変勉強になった。特に天野先生のカブリダニの話は、研究の考え方についても突っ込んだ話をされていて、大変勉強になったと思う。
 夜の部は「第11回昆虫の季節適応談話会」の小集会に出席した。ここ何年かの昆虫学会では、だいたいこの小集会に参加していて、いろいろ勉強させていただいていたが、大変嬉しいことに、今年はこの小集会での話題提供を依頼されていた。「亜熱帯の植物種子食性カメムシの生活史戦略・・・アカホシカメムシ類を例として」という演題で、石垣島で勤務していた頃に研究していたカメムシの話を紹介した。細かく突っ込んだ話ではなく、まだほとんど研究されていない亜熱帯の昆虫の生活史の概略を紹介しただけだったが、それなりに受けた話だったように思えた。亜熱帯の昆虫の生活史はまだほとんど研究されていない宝の山である、と結んで話を終えた。
 そのあとは、小集会に参加したメンバーで、三重大学の近くの居酒屋に流れ込み、話し足りなかったことを話した。これまで名前を知っていても顔を知らなかったりする人と話しをすることができ、楽しい時間を過ごす事ができた。隣に座ったのは、セルビアから北大に留学している女子学生。日本に来て1年半だということだが、日本語は達者だった。これまで全く縁のなかったセルビアの話しを聞く事ができて面白かった。11時頃にはお開きになり、明日に備えることになった。明日はいよいよ最終日だ。

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2009年10月10日 (土)

日本昆虫学会第69回大会・1日目(2009年10月10日)

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 今日から三重大学で日本昆虫学会第69回大会始まった。
 今回は運営スタッフなので、全ての講演を聴く訳にはいかないが、今日は生物多様性関係の講演をいくるか聴き、午後は生物多様性関係のシンポジウムに参加した。今、仕事で「生物多様性」に関わっているわけだが、未だに「生物多様性」とどのように向き合っていくか、という感覚がつかめない。時間が解決してくれるだろうとは思うのだが、仕事の方はそれを待ってくれないのが辛い。生物多様性関係の講演は、今ひとつピンとこないものばかりで、うまい感想が書けない。生物多様性関係以外では、元弘前大学の安藤喜一先生のカマキリの卵寄生蜂の話を聞いたが、これは面白かった。まだ生態には未解明の部分が多く、これからの展開が楽しみだ。
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 夜は懇親会があった。料理の質、量とも、最近の昆虫学会の懇親会の中ではもっとも良かったのではないかと思う。三重大名物の「三重大カレー」は噂どおり美味しかった。デザートも充実していたと思う。懇親会の準備をしていただいた、三重大学のY先生、T先生には感謝したい。
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 懇親会のあとは、京大の昆虫学研究室のOBや在学生の集まりに参加した。上は85歳のS先生から下は25歳ぐらいの現役の大学院生まで、10数名が集まった。この集まりは、学会が開催されるときに時々開催され、ぼくが参加するのは2回目だ。初めて参加したのは、まだ大学院生のときだったかも知れないので、25年以上前だったかも知れない。この集まりが始まったころに会を盛り上げていただいていたハサミムシの酒井清六先生は数年前に亡くなられ、ぼくは農林生物学教室のOB会のウェブサイトに追悼文を寄せたのだが、直接面識の無かった大先輩のMさんが、ぼくが書いた追悼文に甚く感激されていたようで、ぼくは恐縮してしまった。4年上のI先輩にも25年ぶりぐらいにお会いすることができ、大変嬉しかった。85歳のS先生は大変お元気で、ぼくも少しエネルギーを分けていただきたいぐらいに思えた。こういう会も学会ごとにやっていたらマンネリ化してしまうと思うが、たまにはこういう会も良いと思った。
 明日はシンポジウムと小集会で話をすることになっている。十分に準備ができたか、と言われるとあまり自信はないが、考えていることはうまく話せるようにしたいと思う。

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2009年10月 9日 (金)

地元開催の学会は勝手が違って妙な気分

 学会に行く、というのは、大抵の場合、旅を伴っている。学会の始まる前々日には旅支度をして、前日には出発して、その夜はその土地の美味しいものを食べて、ホテルで本でも読んでくつろぐ、というのがぼくの場合にはよくあるパターンだが、今回は地元開催なので、学会の前日なのに旅支度もせず、自宅でパソコンに向かっている。どうもいつもと勝手が違うので、妙な気分だ。
 他所から今度の学会に参加する人は、今日のうちに津に着いて、今日は何か美味しいものを食べている人が多いと思う。津のお勧めは鰻かなぁ?津の鰻は安くて美味しいと思う。

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2009年10月 8日 (木)

明後日から日本昆虫学会第69回大会(2009年10月8日)

 明後日から、三重大学で日本昆虫学会第69回大会が開催されます。このブログを読んでおられる方にも参加を予定されている方もおいでだと思います。学会でお目にかかれることを楽しみにしています。
 ぼくは、大会2日目の公開シンポジウムの後半と、夜の小集会で話をする予定になっています。その日の午前中は、受付か大会役員の控え室に詰めていると思います。もちろん、大会初日の懇親会にも出席します。
 大会とは直接の関係はありませんが、大会の前日の9日(金曜日)夜に、津駅西口から徒歩3分ぐらいのところにある「ホテル ザ・グランコート津西」1階のレストランで、三重昆虫談話会の有志によるサロンが開催されます(たまに貸し切りで使えないこともあり、そのときは「コメダ珈琲店津県文前店」に変更になります)。20:00ぐらいには何人かのメンバーが集まっているはずです。オープンな会ですので、おヒマな方はこちらにもどうぞ。

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筋肉痛・・・台風の影響

 腕の筋肉が痛くて手に力が入らない。筋肉が痛いのは、台風に備えて雨戸を閉めるのと、台風が過ぎ去った後に雨戸を開けるのに、普段は使っていない筋肉を使わなければいけなかったからだ。古い雨戸が恨めしい。

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2009年・台風18号

 2009年の台風18号は、勢力が強く、経路が伊勢湾台風に似ているということで、ちょっと緊張させられた。
 昨日の夕方の時点では、雨は降っていたが、風もほとんどなかった。妻から職場に電話があり、家の雨戸が堅くて閉まらないので早く帰宅して欲しいとのこと。早速帰宅し、閉めようと努力したが、きしんで堅く、ずいぶん苦労させられた。それでも何とか閉めることができた。
 夜10時を過ぎる頃から風が強くなってきたが、雨戸を閉めてしまったので、それほど音も気にならず、落ち着いて寝ることができた。2時半ぐらいにトイレに起きたが、ほどほどに風が吹いている感じだった。そこから朝7時ぐらいまではしっかり眠ることができた。起きるとほとんど風が収まっている感じで、台風の目に入っているのかと思ったが、既に台風は通り過ぎた後らしかった。気圧が下がったせいか、頭痛がする。津地方気象台では、970hPa以下まで気圧が下がったようだ。
 今度は雨戸を開けようとすると、閉めるとき以上に堅い感じがして、休み休みやって1時間以上苦労させられた。全身筋肉痛になりそうだ。それほど狭い家ではなく、その割には家賃も安いが、普段はあまり感じるところはないが、いざとなるとこういうところに古さを感じさせられる。家賃が安いから文句も言えないかも知れない。
 雨戸を開けるという一仕事を片付けたが、頭痛もあるので、朝食後、再び布団に潜り込んだ。
 9時半を過ぎた頃から、再び風が出てきたように思える。しかし、思ったほどひどい台風ではなかったようだ。石垣島に住んでいた頃は、一日中家に閉じ込められることも珍しくなかったが、夜のうちに通り過ぎてくれる内地の台風は、やはりあっさりしていると思う。
 午後になったら風も雨も収まると思うので、今日は午後から職場に行こうかと思う。

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2009年10月 4日 (日)

アレクス君との別れ再び

 1か月ほど前に送り出したアレクス君が半月ぐらい前に日本にやってきた彼女のハナさんを連れて、昨日再び我が家にやってきた。土産話と一緒に、ハナさんは息子たちのためにドイツのカードゲームを2種類お土産に持ってきてくれた。ひとつは「セット」で、もうひとつは「LAND UNTER」だ。どちらも知らなかったゲームだ。
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 今日は、もう一度アレクス君に会いたいというので、尾張一宮の実家から母も出てきてくれた。
 今日の昼食は、ハナさんとアレクス君がドイツ料理を作ってくれた。Spätzleというパスタのようなものとグラッシュだ。グラッシュは肉と野菜を煮込んだもので、これまでにも食べたことはあったが、Spätzleは初めてだ。調理中はこんな感じ。なかなか美味しくいただくことができた。
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 アレクス君たちは、明日伊丹空港から成田を経由してフランクフルトに飛ぶということで、今日は伊丹空港の近くのホテルに泊まるとのこと。部活で忙しい長男は居なかったが、夕方みんなで駅まで見送りに行った。列車が来るまでホームで話をしたり写真を撮ったりして過ごした。列車が来てアレクス君とハナさんが列車に乗り込み、列車が動き出すと、驚いたことに三男坊が涙を流していた。
 アレクス君と一緒にいたのは1か月ぐらいだったが、家族でない人間が我が家にそんなに長い間一緒に居たことはなかったし、三男坊も何か感じることがあったのだろうと思う。ぼく自身にとっても、貴重な経験だったと思う。定年になって時間ができたら、アレクス君とハナさんに会いに、ゆっくりドイツを旅行できたらいいものだと思う。
 昼食がしっかりしたものだったので、夕食は軽く済ませることになった。そのあとは、ハナさんが持ってきてくれた「セット」で遊ぶことになってしまった。「LAND UNTER」はちょっと面倒くさそうな感じだが、「セット」はルールが単純なので、かなりはまってしまいそうなゲームだ。

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2009年10月 3日 (土)

朝食前の栗拾い

 昨日までの雨が上がったので、朝食前に三男坊と一緒に近所の墓地に栗拾いに出かけた。数日間雨だったので、拾いに来る人も少なかっただろうと期待していたわけだが、期待に違わずまあまあの収穫だった。
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