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2009年8月

2009年8月30日 (日)

第45回衆議院選挙

 今日は第45回衆議院選挙だ。朝食を済ませて投票してきた。
 今回の各党の主張を聞いてわかったことは、どの党も目先のこと(もう少し詳しく書けば、現時点あるいは直近の将来のカネの配分をどのようにするか)しか言っていないということだ。自分の頭の中では、目先のことも多少は気にするが、長期的な問題、例えば、食糧問題とかエネルギー問題のような、世界的な問題の方が重要だと思っている。しかしながら、このような長期的、世界的な問題に対して、モノを言っている党はなかったように思う。こういう長期的な問題が話題として登らないようでは、日本の将来ははっきり言ってアブナイと思う。だから、本当のところ、投票したい政党や個人はなかった。
 自民党中心の政権が民主党中心の政権に変わったところで、中身は大した違いはないと思うが、政権が変わること自体には意味が無いわけではないと思う。しかし、本当に頑張って欲しいのは、自民党と公明党と民主党以外の政党だ。本当に心から投票したい政党はないが、次善として3つほど投票したい政党があった。比例代表の投票権は1つしかないので、その3つのうちの1つの政党に入れた。

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我が家の庭のトノサマバッタの成長

 ちょっと前に我が家の庭にトノサマバッタの幼虫が発生しているのに気が付いた。その後、草や芝を刈ってしまったので、どうなったかと思ったのだが、今朝見たところ、数は少ないながら、終齢幼虫や成虫が見られた。意外なほど成長が早い。
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2009年8月29日 (土)

2009年・養殖研究所一般公開

 こちらに引っ越してきてから毎年行っているのだが、今年も行ってきた。養殖研究所の一般公開。養殖研究所は海水の生物を対象としている南勢庁舎と淡水の生物を対象にしている玉城庁舎があるが、一般公開は南勢と玉城で交代に開催されており、今年は南勢の方だった。
 今年は我が家にホームステイしているアレクス君も一緒に出かけた。一昨年は出足が遅れて船に乗る事はできなかったが、今年は何とか船に乗る事もできた。
 五カ所湾の海は、津の海よりも遥かに奇麗で、気持ちが良い。
 研究所は五カ所湾に突き出した半島にあるのだが、この半島にもミンミンゼミが鳴いていた。未だにミンミンゼミが好む棲息環境のことがわからない。
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2009年8月28日 (金)

海の近くでもミンミンゼミの鳴き声

 昨日は朝から一日中会議だったが、今日は現地の見学だ。静岡県の果樹研究センターは静岡市清水区の海のすぐ近くの山裾にあった。そこでいきなりミンミンゼミの鳴き声が聞こえてきて驚いた。ぼくの印象では、ミンミンゼミは山の中のセミだからだ。鳴いていたのは1匹や2匹ではなかった。
 そのほかにも、クマゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシの鳴き声を聞いた。
 午後は浜松市の海岸近くにあるエシャレットや白ネギの畑にも行ったが、こちらでは海岸の松林からアブラゼミの鳴き声が聞こえただけで、他のセミの鳴き声は聞こえなかった。おそらくクマゼミのいたのだろうと思うのだが、既にクマゼミが鳴く時間ではなかった。

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2009年8月26日 (水)

いつもの調査地でもミンミンゼミの鳴き声

 今日は水曜日でいつものように調査に出た。最初の調査地は山に近いのだが、これまでにミンミンゼミの鳴き声を聞いたことがなかった。ところが、今日、初めてミンミンゼミが鳴くのを聞いた。ミンミンゼミは、季節的にちょっと遅れて出現するセミなので、個体数が増えてきたということなのかも知れない。
 今日はこれから出張で出かけなければいけない。調査を済ませてから出張というのは、ちょっと忙しい。

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2009年8月24日 (月)

2009年・稲刈り始まる

 今朝、出勤のとき、既に稲刈りが始まっているのに気付いた。この週末ぐらいから始まったのだろう。今朝は、やや気温が低く、爽やかだった。

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2009年8月23日 (日)

ドイツ人学生と一緒に奈良観光

 今日は我が家にホームステイしているドイツ人学生アレクス君と一緒に奈良に行った。外国人を古都に案内するのは悪くないと思ったこともあるし、奈良には子供の頃に行った記憶があるのだが(そのときは、唐招提寺と薬師寺に行った記憶があるが、それ以外は全く記憶に残っていない)、ぼくにとってもほとんど初めて行くようなものだからだ。今回の目的地は法隆寺と東大寺に定めた。
 まずは法隆寺。
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 ぼくは歴史には興味が向いていなかったし、今でも向いていないので、法隆寺は聖徳太子が建立したことぐらいしか知らなかった。興味がある人が見たら、さぞ面白いものがたくさんあるのだろうと思うのだが、やはりあまり興味が向かないので、やはり退屈だった。ただ一点、玉虫厨子はタマムシの鞘翅が使用されているということで、若干興味があったが、それが法隆寺にあることは、実は知らなかった。実際の玉虫厨子を見たが、さすがに古いものだけに、タマムシの鞘翅がどこに使われているのかわからない状態になっていた。
 法隆寺で鳴き声や姿で確認できたセミは、アブラゼミ、クマゼミ、ツクツクボウシの3種。境内のクスノキにはアオスジアゲハも来ていた。
 法隆寺の前の店で昼食をとり、東大寺のある奈良公園の向かう。車の数が多く、けっこう時間がかかった。奈良公園で駐車場を探すのにも一苦労。
 奈良公園にはやたらにシカが多い。よく見てみると、やはり人が多いところにシカが多いようだ。あちこちでシカ煎餅が売られているのだが、誰かがそれを買うと、シカは目敏く見つけてやってくる。シカ煎餅を持っている人はシカにたかられて大変だ。シカはそれほどシカ煎餅が好きなのだろうが、店で売られていてまだ人に買われていないシカ煎餅の手を出す(口を出す?)シカがいないのは意外だ。永年の慣習でそういう行動パターンになったのかも知れない。
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 東大寺の大仏殿のある庭は奇麗だったし大仏殿は立派だった。もちろん中の大仏も立派だった。こんなに大きな大仏をどうやって造ったのだろうかと想像するが、なかなか想像できない。
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 二月堂は山の斜面にあり、そこからの眺めは良かった。ここで「お水取り」が行われることは知っているが、それがいかなる行事なのかはほとんど知らない。
 そのあと、正倉院が近いというので行ってみたのだが、休日は開いていないということで、塀の隙間から建物を少し拝んだだけだった。この中にも、興味がある人には面白いものがいっぱい入っているのだろうが、やはり興味がわかない。
 最後は、東大寺の参道にある店でアイスを買ってちょっと一休みしてから帰途に着いた。東大寺界隈で確認できたセミはアブラゼミとツクツクボウシの2種。
 結論だが、やはりぼくにはお寺巡りは向いていないということがよくわかった(将来はわからないが)。学生時代を思い返してみても、古いお寺がいっぱいある京都に住んでいながら、お寺なんぞにはほとんど行かず、反対方向にある山ばかりに登っていた。やはり、山にある自然物の方が、ぼくにとっては興味を刺激されるようだ。

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2009年8月21日 (金)

2009年・ツヅレサセコオロギ初鳴き

 アオマツムシの鳴き声が賑やかになってきた。と思っていたところ、今日、庭からツヅレサセコオロギの鳴き声が聞こえてきた。この鳴き声を聞くと、秋を感じてしまう。今日は夜になっても蒸し暑い日だが。

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2009年8月19日 (水)

フェロモントラップの誘引剤が消えた

 先週の調査の時、調査地のうちの一か所に5個設置してあるフェロモントラップのうち、ハスモンヨトウ用の誘引剤を設置したトラップの誘引剤が無くなっていたので、一旦研究所までもどって新しい誘引剤を持って再設置した。ここまでは片道約30分の道程なので1時間ちょっとの時間を無駄に使わされた。誘引剤は粘着板にくっついているので、風で飛ばされたという可能性はまず考えられない。考えられるとすれば、鳥(カラスが疑わしい)が誘引剤をくわえて何処かに持ち去ったという可能性も考えられるが、もしそうだとすれば、粘着板に羽毛のひとつぐらいくっついていてもおかしくない。いずれにしても、謎であった。
 今日は、先週そういうことがあったので、誘引剤を交換する予定の日ではないが、あらかじめ誘引剤を持参して(4週間ごとに交換しているので、交換しない日には持ち歩いていない)調査に出た。
 早速、先週誘引剤がなくなっていたトラップを見てみると、何と今日も同じトラップの誘引剤がなくなっていた。粘着板にくっついているハスモンヨトウも、脚の数の割には胴体の数が少ない。このことから判断すると、粘着板にくっついていたハスモンヨトウを鳥(おそらくカラス)がハスモンヨトウを食べたついでに、誘引剤も持ち去ってしまったと考える妥当性が高くなったような気がする。しかしながら、今回も鳥の羽毛は確認できなかった。
 あらかじめ誘引剤を持参していたので、無駄な時間を使わされることはなかったが、困った事だ。研究費に困っているわけではないが、誘引剤1個の値段も1000円近いので、バカにならない。気休めかも知れないが、今日はトラップの配置を隣のヨトウガ用のものと入れ替えてみた。来週見るのが楽しみだ(などと暢気なことを言っていてはいけないが)。
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これが初期状態のフェロモントラップ。粘着板の中央にある赤いゴム製のキャップが誘引剤。普通はハスモンヨトウを調査する場合、専用のトラップ(この写真のものは汎用のもの)を使うのだが(おそらく、汎用のものではオーバーフローしてしまうため)、厳密な調査ではないので、汎用品を使っている。来週見るときには、おそらくビッシリとハスモンヨトウがくっついているはず。

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2009年8月15日 (土)

2009年・我が家の裏にミンミンゼミ登場

 つい今しがた、ソファーに寝転がって本を読んでいたら、近くでミンミンゼミの鳴き声が聞こえてきた。三男坊も飛び出してきて家の裏を眺めた。すると三男坊が「そこにいる」という。何とそのミンミンゼミは、我が家の裏に立っている電柱に止まって鳴いていた。ちょうどそのとき、車が通りかかり、ミンミンゼミは鳴くのを止めて飛び去ってしまった。
 しばらくしたら、ちょっと遠くの方で、もう一度ミンミンゼミの鳴き声が聞こえてきた。
 毎年鳴き声を聞くわけではないが、我が家の近所には少ないながら確実にミンミンゼミが棲息しているようだ。

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2009年8月14日 (金)

池田清彦著『そこは自分で考えてくれ』

池田清彦著『そこは自分で考えてくれ』
角川学芸出版
ISBN978-4-04-621399-0
1400円+税
2009年3月15日発行

目次
法的規制とマイノリティーの権利
マイナーな普遍
民主主義のセキュリティー
世界最大の難問−人口問題編
世界最大の難問−エネルギー編
クレーマーは不治の病なのか
コニュニケーション不全社会
京都議定書のカラクリ
食と性の分かち合い
抹殺されるマイノリティー
デタラメな法律をつくること
虫を採りにラオスへ行く
アモク・シンドロームの行方
温暖化より危ないこと
暴走する正義
安全な場所に住む
国家は何のためにあるのか
分類とシステム
あとがき

 本書は、角川学芸WEBマガジン(2007年7月から2008年12月)に掲載された「ものの見方について−イデオロギーのはざまで」を改題し、単行本化されたものである。

 また池田清彦である。学生時代に池田氏の「構造主義生物学とは何か」を読んで、中身を皆目理解できず、ずっと池田氏の著書を避けていたが、構造主義生物学とは直接関係のない氏の本を読むと面白く、ついついはまってしまったというところである。
 「そこは自分で考えてくれ」とは随分いいかげんで無責任なタイトルだが、要は、偏向した(池田氏によれば、日本の大新聞やマスコミはほとんどマジョリティーのみに与し、マイノリティを無視あるいは敵視しているというように偏向している)メディアの情報しか得られない一般国民に対して、情報を鵜呑みにしないで確かな情報をもとに自分で考えないとえらいことになりますよ、と言っているということだ。
 めんどうな問題に出くわした時、ついつい自分が理解できるところまでは理解するが、そこで思考停止に陥ってしまうことはしばしばありがちである。本書(に限らず、生物学とは直接関係のない池田氏の著書のほとんどもそうだ)は、そこに警鐘を鳴らしてくれるような本である。
 池田氏の考えの根底にあるのは、自由と平等の考え方である。今の世の中が、いかに不平等で問題の多いものであるかを、本書は教えてくれる。もっとも、これはぼく自身があまりに世の中の情勢の把握を怠っているか、ということにも関係しているが。無駄な法律が次々とつくられて、日に日に窮屈に感じているぼくにとって(本書に従えば、自分はマイノリティーに属する面が多いのだと思う)、本書はその理由を教えてくれているという点で、読んでいて気持ちがよくなる。
 もっとも、ぼく自身の人生ももう半ばを過ぎていることは間違いないと思われるので、このような本は、これからの社会を動かす若い人に読んで欲しい。

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意外な時刻にヒグラシの鳴き声が聞こえた

 今朝、寝坊をしてゆっくり起きて、コンピュータの前に座っていたら、思いがけずヒグラシの鳴き声が聞こえてきた。時刻は8:20頃。こんな時刻にヒグラシの鳴き声を聞くとは思わなかった。クマゼミとアブラゼミの鳴き声はいっぱい聞こえる。ヒグラシは6回鳴いたら鳴き止んだ。
 今日は朝から快晴だが、湿度はやや低めのようで、それほど不快感はない。

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2009年8月13日 (木)

山の方は少しは涼しいと思ったのに・・・セミの鳴き声には満足

 特に用もないので、家でゴロゴロしながら本でも読んでいるつもりだったが、何処かに行こう、という家族の声。それで「落合の郷」へ行くことに。
 「落合の郷」は安濃川の上流の安濃ダムの奥にある。少しは涼しいと期待して、図書館で借りた本を持参して出かけた。
 ところが、ちっとも涼しくなかったのだ。これにはアテが外れたが、セミの鳴き声には満足した。期待したとおり、ニイニイゼミとアブラゼミの鳴き声に混じってミンミンゼミの鳴き声も聞こえた。3時を過ぎた頃からヒグラシも鳴き出し、やがてヒグラシの大合唱になった。なぜかクマゼミの鳴き声も一声聞こえた。ツクツクボウシの鳴き声も聞こえたので、セミの鳴き声は6種も聞いたことになる。
 トンボもたくさんいるのだが、ウスバキトンボ以外の種はよくわからない。
 セミの鳴き声の中で読書するのは良かったが、やはりもっと涼しくないと、と思った。

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池田清彦+養老孟司著『正義で地球は救えない』

池田清彦+養老孟司著『正義で地球は救えない』
新潮社
ISBN978-4-10-423105-8
1000円+税
2008年10月25日発行

目次
はじめに(池田清彦)
I ニセモノの環境問題(池田清彦)
1 「地球温暖化脅威論」こそ脅威
2 北海道洞爺湖サミットでわかったこと
3 日本にエネルギー戦略はあるか
4 生物多様性の保全という「正義」
5 人口−ほんとうにほんとうの環境問題
II 人間と環境のあいだ(池田清彦×養老孟司)
1 ねじれた正義
2 人間は環境を乱暴に見ている
3 エネルギー問題のゆくえ
4 ほんとうの「エコ生活」とは
あとがき(養老孟司)

 今日から夏休みを取った。特に用も無いのに出かけるのはエネルギーの無駄遣いなので、図書館で借りて本を読むのは良い選択肢だと思う。
 本書は両著者よにる『ほんとうの環境問題』の後を受けたような位置付けになっているが、内容については『ほんとうの環境問題』と大きく変わるところはないので、『ほんとうの環境問題』を読んでいても読んでいなくても関係ないと思われる。
 本書の著者である池田清彦氏も養老孟司氏も、世間一般の考え方とはちょっと違った考え方を持っている人である。おそらく、ぼく自身の物事の考え方も、世間一般よりも池田氏や養老氏により近いと思う。だから、本書を読んでいても、あちこちで「そうだそうだ」とうなずきながら読むことになった。
 京都議定書を批准したことは政治的に失敗だった、と池田氏は指摘しているが、それは1990年を基準に二酸化炭素の排出基準を決めたことは、それ以前に日本はいわゆる省エネをかなり達成していたので、それ以上に二酸化炭素の排出を減らすことが極めて困難であることがであるのに、日本政府は議長国として良い格好をするためだけに受け入れたからである、という理由である。それはともかく、本書では二酸化炭素の排出などは些末な問題であると言い切っている。本当の問題は、エネルギー問題であり、人口問題であり、石油の供給量を減らせば二酸化炭素の問題は解決するはずなのに、石油の供給を増やして二酸化炭素を減らせというのは馬鹿げていると言い切っている。そのとおりだと思う。2008年7月の洞爺湖サミットでも、具体的なことが何も決まらなかったことを池田氏は評価しているが、なるほど、と思った。資源もエネルギーもない日本は、石油エネルギーが使えるうちに、それを使って代替エネルギーを開発するために、石油の消費を増やさなければえらいことになる、と指摘しているが、まさにそのとおりだと思う。
 生物多様性の問題にしてもそうである。来年名古屋で生物多様性に関する締約国会議が名古屋で開催されることが決まっているが、日本では、「生物多様性を守ろう」=「環境を保全しよう」というお決まりの表面的な考え方だけで動いており、生物多様性の何が問題で何が大切であるのか、少なくとも一般の人が理解できるような報道はなされていない。本書では、その点についても様々な指摘がされている。些細な話だが虫屋の立場から見た場合、絶滅が危惧されている種を採集すると罰せられるのに、ダムなどの人工物を作ってその環境を破壊して何のお咎めも無いのはおかしい、と。さらに、種の保存のためなら、人工増殖をすれば良いのに、一般の人が天然記念物に指定されている種を採集して人工増殖をすることは許されていないのはおかしい、と。要するに、何が大切なのか、政治家や役人や経済学者はわかっていない、と言っている。
 『ほんとうの環境問題』でも言えることだが、本書は、いわゆる常識に囚われてしまって見えにくくなっている本当に大切なことが何であるかを再認識させてくれる意味で、目を覚まさせてくれる本だと思う。
 本書の最後の方では、画一的な考え方でなく、考え方にも多様性があった方が良い、と指摘されている。原理主義ではまずいのである。そういう意味で、基準からはずれた人間が叩かれる日本という国は、考え方の自由が許されにくいという意味では北朝鮮よりもヤバいかも知れないと指摘されているが、それにも同意できる。
 普段の生活の中で様々な束縛感を感じているぼくとしては、本当は何事も「ほどほど」が良いと思っているが、本書でも「ほどほど」が良いと指摘されており、少し気が楽になったように思える。

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2009年8月12日 (水)

2009年ペルセウス座流星群

 真剣に見ようとしていたわけではなかったが、今晩はペルセウス座流星群の極大なので、ちょっと見てみることにした。けっこう雲も多く、街の灯りが雲に反射しているので、さすがに自宅からでは観測条件は悪い。
 総計15分ぐらい空を眺めていただろうか?1等星か2等星ぐらいの明るさの、けっこう明るい流星が流れるのを1つ見る事ができた。
 空の暗いところに行けば、もっと暗い流星もたくさん見られたことだろうと思う。

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アオマツムシの鳴き始めは意外にも耳に心地よい

 昨日ぐらいからアオマツムシが鳴き始めた。最盛期になると、アオマツムシの鳴き声は騒々しくて耳に障るほどだが、まだ1匹1匹の鳴き声が聞き分けられるうちは、けっこう耳に心地よく響くものだと思った。

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2009年8月 9日 (日)

瀬戸口明久著『害虫の誕生−虫からみた日本史』

瀬戸口明久著『害虫の誕生−虫からみた日本史』
ちくま新書793
ISBN978-4-480-06494-3
720円+税
2009年7月10日発行

目次
プロローグ
第一章 近代日本における「虫」
1 日本における農業の成立
2 江戸時代人と「蝗」
3 虫たちをめぐる自然観
第二章 明治日本と<害虫>
1 害虫とたたかう学問
2 明治政府と応用昆虫学
3 農民vs明治政府
4 名和靖と「昆虫思想」
第三章 病気−植民地統治と近代都市の形成
1 病気をもたらす虫
2 植民地統治とマラリア
3 都市衛生とハエ
第四章 戦争−「敵」を科学で撃ち倒す
1 第一次世界大戦と害虫防除
2 毒ガスと殺虫剤
3 マラリアとの戦い
エピローグ
主要参考文献
図版出典一覧
あとがき

 著者の瀬戸口明久氏は1975年生まれで、生命科学と社会の界面に生じる諸問題について、科学技術史と環境史の両面からアプローチしている、と紹介されている。
 この本は、日本の歴史の中で「害虫」という概念がどのようにして成立し、その後どのような変遷を遂げて来たかについて書かれている。著者の言うところによれば、「害虫」という概念が成立したのは明治以降で、それ以前の日本には「害虫」という概念はなく、虫による被害は天災として扱われていたということである。言われてみればなるほどと思うのだが、これまでこういうことをぼくは意識したことが無かった。害虫の研究でメシを食っているのに。
 「害虫」という概念に対する瀬戸口氏のようなアプローチはこれまでになされておらず、書かれていることすべてが新鮮に感じられた。「害虫」という言葉に少しでも興味を持つ人であれば、なるほど、と思わされることが多いのではないかと思う。
 ぼく自身の個人的な経験と関連するところでは、名和昆虫研究所について、これまで何も知らなかった、ということをこの本を読んで実感した。ぼくが子供だった頃、確か祖母に連れられて、岐阜公園の中にある名和昆虫博物館を訪れた。その後、夏休みに採集した昆虫の同定会で名和昆虫博物館の4代目館長の名和秀雄氏(故人)にお世話になったこともある。ぼくが高校生だった頃(だと記憶しているが)、名和秀雄氏は、東海ラジオのミッドナイト東海という深夜放送のパーソナリティを務めるなど、博物館の外での活動も多かった。だから、ぼくが知っている名和昆虫博物館の活動は、博物館での展示や、自然観察会や同定会の開催など、自然に親しむための啓蒙活動がほとんどだ。石垣島に住んでいた頃、石垣島に調査においでになった5代目館長の名和哲夫氏にもお会いしたことがある。しかし、名和昆虫博物館がどのような基盤の上に成り立っていたかということについて、深く考えたこともなかった。この本によれば、名和昆虫研究所は大正時代までは農業害虫の研究では、日本の中心的存在だったということだ。これはぼくにとって予想もしなかったことで、今の名和昆虫博物館の姿からは想像もできないことだ。農業害虫研究の中心的存在からの凋落の原因としては、初代所長の名和靖氏の死去と、帝国大学に興ったアカデミズムに基づいた昆虫学研究室の成立などがあげられるとのことだ。こういう歴史も知らないより知っていた方が良い。
 まあ、それはともかく、この本は応用昆虫学の歴史をうまくまとめてあるので、少なくとも応用昆虫学を学んでいる人にとって、読む価値のある本だと思う。

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我が家の庭にトノサマバッタが発生

 昨日は天気が良かったが、今朝は明け方に雨が降り、今も曇っている。気温はそれほど高くはないが、湿度が高く、体調の管理が難しい。
 朝食後、何気なく庭に出てみたら、小さな虫がピョコピョコ跳ねるのが目についた。よく見てみると、どうやらトノサマバッタの幼虫である。それも、けっこうたくさんいる。
 トノサマバッタの幼虫がどこか他所から飛んでくるわけはないから、どうやら我が家の庭に卵が産まれていたということになる。トノサマバッタは、基本的には原っぱに発生する種なので、何で我が家の庭のような場所に発生したのはか謎だ。
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2009年8月 8日 (土)

我が家にドイツ人学生がきた

 妻の意向により、今日から一か月弱の間、三重大学に来るドイツ人学生のホームステイを受け入れるホストファミリーになることになっていて、今日、本人がやってきた。夕方には、他のドイツ人学生や他のホストファミリーとの交歓会もあった。
 我が家にきたアレクス君の日本語歴は2年ということだが、日本語での会話にあまり不自由はないという感じだ。少なくとも、ぼくのドイツ語よりは遥かにレベルが高い。
 こんなことを書くと、我が家は広い家に住んでいるように思われるかも知れないが、長男の部屋をアレクス君に使ってもらって、長男が別の部屋に移動した。長男は部活で忙しく、家にはほとんど寝るためだけに帰っている感じなので、それでもほとんど問題はない。

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産卵しようとしていたヤマトタマムシ

 某虫の調査のため、松阪市の某所まででかけた。某虫のことは期が熟したら書きたいと思う。
 某所はちょっとした公園のようになっていて、木が植えられており、クマゼミが盛んに鳴いていた。灌木の植え込みの近くを歩くと、灌木の中からもクマゼミが飛び出してくる。そのような灌木の中にいたのは、ほとんどが雌だった。おそらく産卵しようとしていた個体も多かったのではないかと思う。ツクツクボウシの鳴き声や姿も見られ、夏も本番という感じだ。
 そこでふとソメイヨシノの老木の幹に目をやると、ヤマトタマムシが見つかった。そのヤマトタマムシは、産卵管をしきりに動かして幹を歩き回っていた。おそらく、産卵しようとしていたのだと思う。その産卵管の動きは普段の行動からは想像しにくいほど素早いもので、産卵管の先に感覚器官でもあり、それで産卵場所を探っているようにも見えた。
 ヤマトタマムシの成虫が何月頃から見られるようになっていたのかはわからないが、産卵しようとする個体がいるということは、もう発生の盛期を過ぎたということなのだろうと思う。
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2009年8月 6日 (木)

学会のプログラム作成作業がほぼ終わる

 10月10日から12日まで三重大学で開催される第69回日本昆虫学会大会のプログラムを作成する作業をしていたが、一昨日の大きな山を越え、自分がやらなければいけない仕事はほぼ終わったような感じがする。それにしても色々あった。
 プログラムは近々公表されると思うので、ここに細かいことは書かないし、ここで質問されても答えるつもりはないが、今回の大会は、シンポジウムと小集会に使う時間が多くなったことだけは書いておこうと思う。
 一般講演は全部で177題で、5会場使用し、3日間とも9:00から12:00まで。シンポジウムは1日目の午後のはじめに1コマ、2日目の午後に2コマ、それぞれ2会場各2時間半。小集会は2日目の夕刻に1コマ、3日目の午後に2コマ、それぞれ5会場各2時間割り当てた。一般講演の申し込みが思ったより少なかったので、小集会に多くの時間を割り当てることができたわけだ。
 ぼくの仕事はほぼ終わったが、大会事務局のT先生の仕事はまだいっぱい残っているはずだ。
 まだ参加費を払っていないアナタ。T先生が困っているので、早く振り込んで下さいね。

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2009年8月 5日 (水)

2009年ツクツクボウシ初鳴き

 今日は週に一回の調査の日。一か所目の調査を終え、二か所目の調査地点についたら、アブラゼミやクマゼミの鳴き声に混じってツクツクボウシの鳴き声が聞こえた。これは今年のツクツクボウシの初鳴きの観測になる。去年は7月25日にツクツクボウシの鳴き声を聞いているので、今年はかなり遅い初鳴きになる。これまで天候不順が続いているので、発生が遅れているのかも知れない。
 今日は天気がいまひとつ良くないせいか、一か所目の調査地では、まだ午前中だというのに、ヒグラシもけっこう鳴いていた。

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2009年8月 1日 (土)

八重山の風に吹かれて

 八重山の人が来るということがわかれば、そこに行きたくなるのは、やはり八重山病患者の症状だと思う。甲子園球場に八重山商工が来たときには、ついつい甲子園球場まで行ってしまったこともあったし・・・・・
 今日は、三重県のあちこちを会場にして開催されている全国高校総合文化祭の郷土芸能部門に八重山農林高校が出場するというので、伊賀市まで出かけた。八重山は芸能の島で、島に三つある高校のいずれのにも郷土芸能部があり、そのいずれもがレベルが高い。今年はその中でも八重山農林高校が抜きん出ていたということなのだろうと思う。
 八重山農林高校は「稲粟の稔り(いにあわぬなうり)」というタイトルで、マミドーマなどを歌い踊った。他のいくつかの高校の演技も見たが、八重山農林高校の演技は、見ていて美しさが感じられた。美しさが感じられるのは、他の高校の演技にはなかった。やはり、八重山のレベルの高さというか、生活の中に芸能が息づいていて、自然に演技ができていたということなのだろうと思う。
 長男の小学生時代の同級生も三人出演していた。演技が終わったあと、長男は会場の外で同級生たちと旧交を温めていたようだった。
 八重山の風に吹かれるのは、やはりいいものだ。
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マミドーマを踊る

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長男の同級生のヒロキくん大活躍

20090801blog4
演技を終えて会場の外で

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