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2009年5月20日 (水)

本川達雄著『「長生き」が地球を滅ぼす』

本川達雄著『「長生き」が地球を滅ぼす』−−現代人の時間とエネルギー
2006年1月23日発行
阪急コミュニケーションズ
ISBN4-484-06202-X
1600円+税

目次
はじめに−−時間の見方を変えて生き方を変えよう
プロローグ 東京は悲しいところ−−ネズミなみの人口密度で暮らす異常さ
第1章 動物の時間−−動物によって時間は異なる
第2章 動物のエネルギー消費−−恐竜は意外に小食だった
第3章 エネルギー問題を考える−−日本人はゾウなみのエネルギーを使う
第4章 現代人の時間−−人はエネルギーを使って時間を早める
第5章 ヒトの寿命・現代人の寿命−−縄文人の寿命は三〇歳
第6章 老いを生きるヒント−−意味のある時間は次世代のために働くことによって生まれる
エピローグ 天国のつくり方−−ナマコに学ぶ究極の省エネ
あとがき
読書案内
付録
索引

 著者である本川達雄氏は「歌う生物学者」として知られている。NHKテレビの「ようこそ先輩」か何かの中で歌っているのを聴いたことがある。「ゾウの時間ネズミの時間〜歌う生物学」という著書があることも知っており、かすかに読んだような記憶があるが、内容はごく一部しか憶えていない。その憶えている内容とは、ゾウもネズミも死ぬまでの心臓の鼓動の数は同じだ、というところだ。
 それはともかく、『「長生き」が地球を滅ぼす』とはかなり刺激的な表題である。しかしながら、中身は期待はずれなほどマトモなことが書かれていた。表題からはもっと過激な内容を期待していたのだ。無駄に長生きしてもエネルギーを食いつぶすだけで、後の世代に負担をかけているから、無駄に長生きすることはなく早く死に、そのために良い死に方を考えることが必要だ、というようなことが書かれていることを期待していたのだ。そういう点では、表題が刺激的なだけに、がっかりした。
 全体として著者が言いたかっただろうと思われることは、第6章の「老いを生きるヒント」にまとめられている。有効に老後を過ごすには、次世代のために働くことが大切である、と。あるい意味、本当にマトモすぎる結論だ。
 自分もそのうち老人になっていくであろうが、無駄に長生きはしたくはないと思うし、もし本格的な老人になってしまっても、若い世代の人たちの役に立つような生き方をしたいものだ。少なくとも、若い世代の人たちに迷惑をかけるようなことだけはしたくない。

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