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2009年3月29日 (日)

第53回日本応用動物昆虫学会大会・2日目

 今日は学会二日目だ。昨日の懇親会の疲れがまだ残っている感じ。昨日と同じように、朝一番の講演に間に合うようにホテルを出る。天気は良いが、相変わらず寒い。風が吹いていないのが唯一の救いか。
 学会の会場に入ると、昨日の懇親会のジンギスカンの臭いが感じられた。自分のズボンについていた臭いなのかも知れないが、他人の衣服についていた臭いであることも否定できないと思った。
 今日は色々な講演を聴いたが、まず一つはうちのボスの娘さんの講演。学会デビューだ。専門外なので内容は理解できなかったが、初めての講演としては落ち着いていて立派な発表をしていたと思った。
 昼休みを挟んだ8題はミカンキジラミとカンキツグリーニング病関係の講演。これは全部聴いた。5年前まで関わっていた問題だが、なかなか大きな進展が無いと感じられた。しかし、やはり問題自体が難しいことが大きいということなのだろう。それでも、着実に前に進んでいるという実感は得られた。
 そのちょっとあとには、キムネクロナガハムシ関係の講演が4題並んでいたので、それも聴いた。石垣島に住んできたころには馴染みのあった虫だ。東南アジアではココヤシの害虫として、かなり問題になっているらしい。これも、葉の中に潜り込む性質がある虫なので、問題を解決するのはけっこう厄介に感じられる。
 そのあといくつか講演を聴いて、休憩室で紅茶を飲んでいたら、「カマキリの雪予想はウソ」と断言されている安藤喜一先生がおいでになり、しばしカマキリ談義。「カマキリが雪予想をする」という迷信が未だに世間に広く定着してしまっていることを嘆いておられた。科学的なデータがあっても、マスメディアの前には無力であると。
 そのあと、昨日の奨励賞の講演をした弘中さんの一般講演を聴いた。ベニツチカメムシのナビゲーションの問題だが、昨日の受賞記念講演を聴いた限りにおいては「ホンマかいな」と思われたことの一部は理解できた。やはり面白い話だ。
 さらにそのあといくつか講演を聴いて、最後は小集会「新害虫の発生生態およびその適応戦略」に出席した。ネギアザミウマとニセタマナヤガの話だったが、いずれも野菜の害虫であるので、情報収集の意味合いが大きい。ネギアザミウマは今後問題が大きくなりそうな感じがするし、ニセタマナヤガも生態に関して理解しずらい部分が多く、今後問題になるかも知れないと思った。
 このあと、小集会のメンバーで懇親会をやるということだったが、疲れが溜まってきているので、先に失礼してホテルに戻った。
 今日聴いた講演では、やはりミカンキジラミとカンキツグリーニング病関係の講演が心に響くものが多かったが、生物学的な観点では弘中さんの講演も面白いと思った。

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コメント

おつかれさまです。

至近距離にいますが、脊椎関節炎の症状が強く出ていて激痛にさいなまれているので、学会のほうに顔を出すのはちょっとあきらめております。

投稿: ウミユスリカ | 2009年3月30日 (月) 00時45分

ウミユスリカさん、札幌に戻られていたのですね。まあ、あまり無理をなさらずに。

投稿: Ohrwurm | 2009年3月30日 (月) 07時07分

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