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2009年3月28日 (土)

第53回日本応用動物昆虫学会大会・1日目

 第53回日本応用動物昆虫学会大会は今日が初日だ。
 案の定、というか、昨日の夜に食べた辛いカレーの結果が、トイレに座ったときに出た。それでも、やっぱり唐辛子の辛さは止められない。美味しいものは美味しいのだ。
 午前中は総会と学会賞と奨励賞の受賞講演。とりあえず、総会の開始に間に合うようにホテルを出た。寒い。さすが北海道だ。
 ホテルの目の前が北海道大学の正門。そこにも学会の立て看板が出ていた。
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 学会の会場は旧教養部の「高等教育機能開発総合センター」という長い名前の場所で、正門からかなり離れた場所にあるので、けっこう時間がかかる。2004年の秋に日本昆虫学会の大会が開催された場所なので、少しは記憶が残っている。20分ほど歩いて現地に到着。
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 総会の開始にはゆっくり間に合った。議事のあとは奨励賞と学会賞の受賞講演。
【奨励賞】
・弘中 満太郎(浜松医科大学)「亜社会性カメムシ類の視覚依存的なナビゲーション・定位行動についての研究」
・上地 奈美(農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所)「ゴール形成害虫類の形態、生態と防除に関する一連の研究」
【学会賞】
・新垣 則雄(沖縄県農業研究センター)「オキナワカンシャクシコメツキの交信撹乱法などによる防除技術開発と亜熱帯害虫と天敵の生態解明に関する研究」
・城所 隆(宮城県古川農業試験場)「寒冷地における稲作害虫の発生予察法とIPMに関する研究」

 今年は学会賞の二人とも、国や大学ではなく、県の農業試験場で研究をしている研究者に贈られたということで、これまでに例のないことだと思う。二人とも、農業の現場に密着した研究課題に永年地道に取り組んできた結果としての受賞であり、中身も濃く、いずれは学会賞が贈られると持っていたので、至極妥当な結果だったと思う。
 奨励賞は若手に贈られるものだが、上地さんのタマバエを中心とした研究は、大学院生時代からしっかりしていて目立っていたし、応用現場でに役立つ研究も多いので、これも至極妥当なものだと思った。弘中さんの研究は、ベニツチカメムシのナビゲーションに関するもので、これまでに大学入試問題としても取り上げられたことがあるように、内容的には大変面白いと思うのだが、ぼくにとってはまだ何となく「ホンマかいな」と思わせられるような部分もあり、受賞講演を聴いてもやはりその疑問は晴れなかった。まだ研究途中のことも多いようなので、今後さらに真実に近づく研究をしてくれるのだろうと期待する。
 昼食は生協の食堂に行った。そこでバッタリつくばの某研究所のKさんと出会ったので、一緒に話をしながら食事をした。昨日の夜、辛いカレーを食べたのに懲りず、カツカレーを食べた。マイルドなカレーだったので、今朝のような問題は起こらないと思う。
 午後からは一般講演。休憩室で油を売ることもなく、ずっとどこかの講演会場に詰めていたが、心に響く講演は特に無かった。自分の講演は、キャベツの害虫として名高いコナガの性フェロモン誘引剤に誘引されるコナガ以外の鱗翅目の昆虫の話。これを主目的として行った研究ではないのだが、応用上いろいろと問題がある話なので、一度は学会で話をしておかなければいけないと思っていたことだ。会場の聴衆の数は、自分が予想していた以上だったので、興味を持ってくれた人の数は、それなりに多かったのだと思う。まあまあ良かったのではないかと自己判断した。

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 一般講演が終わったあとは、会場を「サッポロビール園」に移して懇親会。1986年6月に北海道大学で行われた大会のときも、懇親会はどこかのビール園だったが、今日と同じ場所だったかどうかは全く記憶にない。そのときは、料理がジンギスカンだったことと、自分の席の前にちょっと前に亡くなった河野義明さんが座っていたことだけは憶えている。
 懇親会の参加者だけで600人ほどということなので、大会の参加者は相当数になると思う。会場も広いので、どこに席を決めたら良いのか迷ってしまう。
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 結局、沖縄県のメンバーと沖縄県に所縁のあるメンバーが数名座っている場所があり、たまたま一つ席が空いていたので、そこに居場所を決めた。普段話をしている人たちと札幌まで来て話をするのも間が抜けているし、かと言って、全く知らない人の中に入っても話題に困る。だから、ぼくにとって沖縄に所縁のあるメンバーはちょうど居心地が良い場所になるのだ。

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 料理は予想通りのジンギスカン。それなりに美味しい。外は寒かったが、中はほどほどに暖かかったので、今日はビールも飲んでしまった。乾杯のときは普通のビール。黒ビールも注文できることがわかったので、最初のジョッキを飲み干すことはできなかったが、黒ビールも注文して飲んだ。トータルで中ジョッキ1杯分ぐらいだ。普段これほど飲むことはないのだが、今日は調子はそれほど悪くなく、これぐらいは飲んでも大丈夫だと思われたのだ。
 会が終わる頃、「懇親会を当日申し込もうとしたのだが締切が過ぎて断られた」と言っていた某Kさんがいたので、「何で?」と訊いたところ、同日キャンセルができたので、申し込むことができたとのこと。一緒に札幌駅北口までバスに乗り、そこで別れてそれぞれのホテルに向かった。
 ホテルの部屋に戻るまで気が付かなかったが、部屋に戻ったらジンギスカンの臭いが気になる。上着などはビール園が用意してくれたビニル袋に入れてあったのだが、それだけでは不十分だったかも知れないし、無防備だったズボンに臭いが染み付いてしまったのかも知れない。明日学会の会場に行ったら、ジンギスカンの臭いがするかも知れない。

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コメント

 もう10年ばかり前になりますが、津の養正コーラスがキタラホールでの全国おかあさんコーラス大会に出場した折に、サッポロビール園で飲みました。

 ビールもさることながら、チーズとジャガイモがやたら美味しかったことを憶えています。

 すすきのあたりで食べたソフトクリームも濃厚でした。

 お勉強もよろしいけど、北海道の味覚も満喫なさってください♪

投稿: chunzi | 2009年3月29日 (日) 00時39分

chunziはん、サッポロビール園ではチーズはありませんでした。タラバガニが出ましたが、ちょっと大味という感じでした。デザートのアイスクリームも、可も無く不可も無くという感じでした。
今後、スープカレーをもう一度ぐらいと、ラーメンを食べたいと思っています。

投稿: Ohrwurm | 2009年3月29日 (日) 07時16分

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