岐阜へ・・・第151回日本昆虫学会・第88回日本応用動物昆虫学会東海支部合同講演会
第151回日本昆虫学会・第88回日本応用動物昆虫学会東海支部合同講演会に参加するために岐阜大学に出かけた。朝、津駅に向かう途中に偕楽公園の中を通ると、花見の茶屋のプレハブの工事が既に進んでおり、花見の季節が近くなったと感じさせられた。
9:41発の快速みえ4号に乗り、名古屋駅の高島屋の地下で少し買い物をして、それから東海道線に乗り換えて岐阜に向かった。実家のある尾張一宮を通過することは、これまでに滅多になかったので、妙な気分だ。
岐阜駅に着いたのは11:30頃。岐阜駅界隈を歩くのは何十年ぶりか、はっきり記憶が無く、とにかくJRの駅が高架になってからは、岐阜駅に降りた記憶が無い。駅前はまだ再開発の途中という雰囲気だった。
まだたっぷり時間があるので、ぶらぶらと歩きながら食事をする場所を探した。忠節橋通を北に向かって歩いたのだが、千手堂の交差点を渡ったところでピンとくる店に出会った。いかにも古くからある大衆食堂という雰囲気の店だった。「うどん」「そば」「丼もの」「みそ煮込み」・・・とあり、「みそ煮込み」に惹かれてその店に入ることにした。店の名前は「太田屋本店」。
中に入っても、ずいぶん古い店だと感じさせられた。入り口近くにテーブルが一つ。座敷にテーブルが5つあった。それほど広いわけではない。メニューはそれなりに豊富だったが、「みそ煮込み」に惹かれたので、注文したのは「卵入りみそ煮込み」、700円也。「みそ煮込み」は名古屋の山本屋のものが有名だが、この店ではどんなのが出て来るのか楽しみだった。出てきた味噌煮込みは、山本屋のものとは違い、平打ちのきしめんのような麺だった。麺の形は違うが、やはり茹でていない麺を土鍋に入れたような感じだった。やはり味噌煮込みの麺は、茹でた麺ではいけないと思う。麺の食感は山本屋のものとは全然違ったが、十分に美味しいものだった。値段も山本屋よりも安かったので、お値打ち感もあった。
みそ煮込みに満足してからバスで岐阜大学に向かった。忠節橋を渡ったあたりまではバスは順調に進んだが、しばらくすると渋滞につかまり、なかなか進まなくなってしまった。すばらくすると、大きなショッピングモールのようなものが見えたので、そのせいかな、と思った。そこを過ぎると、またバスは順調に進みだした。
これからが本日のメインイベントの講演会。10題の発表があった。個人的に印象に残ったのは、伊澤和義さんの「オトシブミの産卵戦略」と小出哲哉さんらの「セイヨウミツバチ、ニホンミツバチ、シダクロスズメバチの攻撃性の比較」。
伊澤さんは、エゴツルクビオトシブミの揺籃の中の卵を調べ、多くの場合は1卵しかないのだが、たまに2卵見つかる事があることを観察したが、エゴツルクビオトシブミは1卵を産卵するのが基本で、2卵産んでしまうのは、何らかの理由による事故だ、と判断した。
小出さんらは、様々な刺激をハチに与え、どの程度攻撃するのかを調べた。シダクロスズメバチというハチのことはよく知らなかったが、2種のミツバチと比較するとかなり大人しいハチのようだ。小出さんたちは、シダクロスズメバチをキャベツの害虫に対する捕食性天敵としての利用を考えているようだったが、なかなか奇抜なアイデアで面白いと思った。
講演会のあとは懇親会があったが、ちょっと他に予定を入れたので懇親会を欠席して帰ることにした。岐阜大学17:13発のバスに乗ったのだが、途中少々交通量が多い場所があったものの、岐阜駅発17:52の電車にギリギリで乗る事ができたので、まあまあバスも順調に走ったようだ。
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