« カワセミが近所の池に居着いているらしい | トップページ | 青少年のための科学の祭典2008第6回三重大学大会 »

2008年11月29日 (土)

第150回日本昆虫学会・第87回日本応用動物昆虫学会東海支部合同講演会

 第150回日本昆虫学会・第87回日本応用動物昆虫学会東海支部合同講演会に参加するために名古屋まで出かけた。今日はまあまあ良い天気になった、と思った。会場の名城大学は、去年の鱗翅学会の支部会のときに一度行ったことがあるが、今回は、同じ建物の中の別の場所だった。まだ今年の春にできたばかりとのことだ。とにかく教室も通路もゆったりと広く、余裕が感じられた。
 秋の東海支部会の講演会は、招待講演のみ。じっくりと話を聴ける良い機会だ。講演は以下の3題。
1)中松 豊(名古屋大学大学院生命農学研究科研究員)寄主の生体防御と寄生蜂の寄生戦略.
2)大久保 憲秀(三重県病害虫防除所)動物学名の仕組み.
3)山岸 健三(名城大学農学部昆虫学研究室)種多様性解明の取り組みの現状.
 中松さんの話は、細かい話で、なかなか理解が追い付かなかった。アワヨトウの幼虫とそれに寄生するカリヤコマユバチの間の防御機構の話。
 大久保さんは同名の書籍を自費出版されており、それの要点をかいつまんで話された。分類には否応無く関わらざるをえなかったこともあり、大久保さんの著書は出版と同時に購入してほんの少しだけ勉強したが、今日の話はその要点だったので、大変よくわかり、大変勉強になった。
 山岸さんの話は、ご専門の小型の寄生蜂を中心とした話。「種多様性」という言葉は、環境評価の目的で使用されることが多いが、山岸さんの話は、評価を目的としたものではなく、あくまで中立的な立場で、「ある環境にどれぐらいの種がいるのか」ということが重点に置かれていた。「種多様性」あるいは「生物多様性(biodiversity)」という言葉は最近あちこちで耳にしたり目にしたりすることが多い言葉だが、未だにその概念を把握するに至っていない。おそらく、その研究に関わる人の数だけの概念があるのではないかと思う。
 講演が終わったあとは、来年の秋に昆虫学会東海支部会が担当して行う日本昆虫学会大会の準備の進捗状況についての話。三重大学で開催されるわけなのだが、鈴鹿で行われるF1グランプリの日程との関係で無駄に労力を遣わされたが、当初の予定通り開催されるということだ。
 酒なしでの懇親会の席での話。同じ三重県にあるぼくの職場でも大会の事務を担当しなければいけないことになっているが、その話が多少具体化してきた。来年の夏は忙しくなりそうだ。

|

« カワセミが近所の池に居着いているらしい | トップページ | 青少年のための科学の祭典2008第6回三重大学大会 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/182871/43270979

この記事へのトラックバック一覧です: 第150回日本昆虫学会・第87回日本応用動物昆虫学会東海支部合同講演会:

« カワセミが近所の池に居着いているらしい | トップページ | 青少年のための科学の祭典2008第6回三重大学大会 »