ヒメジュウジナガカメムシ続報15
観察を続けていた職場の中のガガイモが一部刈り取られてしまった。昨日までは何の前触れもなく、たった一つ果実を太らせていたガガイモの種子が穫れるのを楽しみにしていたのに、その部分は残念ながら刈り取られてしまった蔓についていた。写真はたまたま昨日、刈り取られる前に撮影することができたものだ。
ひょっとしたらヒメジュウジナガカメムシはいないだろうかと探したところ、あっけなく見つけることができた。これまでは、ひどい藪の状態になっていて、奥の方まで見ることができず、気が付かずにいたということになる。
5齢幼虫が30頭ほど見つかり、そこで羽化したと思われる成虫も2頭見つかった。8月以来ヒメジュウジナガカメムシの発生が途切れてしまっていたと思っていたのだが、どうやら細々と世代を繰り返すことができたということのようだ。
ということは、春以来、この場所では、2世代を繰り返すことができたということになる。ここで成虫になったヒメジュウジナガカメムシは、冬の間に何処へ行ってしまうか見当もつかないが、また来年もここで発生して、ぼくの目を楽しませて欲しいと思う。
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