日本昆虫学会第68回大会1日目(2008年9月14日)
今朝ホテルで食事をしていたら、今は消滅してしまったニフティ昆虫フォーラムのメンバーだったウミユスリカさんとキャラビッドさんに会った。ウミユスリカさんには、昨日書いた記事にコメントをつけていただいたばかりだったので、同じホテルだったとは驚いた。しかも、同じフロアの隣の隣の部屋。さらにその隣の隣の部屋がキャラビッドさんの部屋だった。偶然とは言え、極めて低い確率でしか起こらないことが起きたわけだ。
会場の香川大学へは歩いて15分ほど。降っているときには全く気がつかなかったが、地面がぬれていたので、どうやら雨が降ったらしい。学会が終わる頃には台風13号が近づきそうな気配なので、ちょっと気になる。9年前の愛媛大学や2年前の鹿児島大学での大会は台風の影響をまともに受けたのが思い出される。なるべくゆっくり来て欲しいものだ。
大学の正門の前に着くと、H先生が奥様と一緒にタクシーを降りられたところだった。H先生はいつも奥様と一緒に学会に来られる。ぼくが興味を持ったことを長年やってきておられるので、いつも講演は聴かせていただいている。
今日は自分の講演があった。ベニホシカメムシの生活史とその餌になるアカホシカメムシ類の生活史との関係を扱った石垣島時代のネタで、自分としても自信を持って面白いと言えるような話題ではなかったので、反応がどうなるのか気になっていた。講演の後で質問もしてもらえたし、夕方の懇親会の席では尊敬するM先生から「面白かったですよ」と言っていただけたので、まあまあだったのだろうと思う。社交辞令だったかも知れないが、好意的に受け取っておこうと思う。
その他、サボることなくずっと講演を聴いていたが、「これは面白い!」と言えるような講演には出会えなかった気がした。が、石川忠「チャバネアオカメムシ類は日本に何種いるか?」は個人的には面白かった。宮古・八重山のチャバネアオカメムシが沖縄以北のチャバネアオカメムシとは別種である、ということであれば、これまでの疑問が少し解消するのだ。明日以降もっと面白い講演に出会えることを楽しみにしたい。
懇親会の会場でK大学のNさんから声をかけられた。若い人で面識のない人だった。「ブログを読ませていただいてます」と言われて驚いてしまった。ブロクへのアクセスのログを見ると、K大学からのアクセスが時々あるのには気がついていたが、K大学からのアクセスの一部は、どうやらこのNさんだったようだ。話を聞いてみると、Nさんの実家がぼくの現在の自宅のご近所のようで、ときどき載せる近所の風景の写真を懐かしがっておられるようだった。
このブログも気張らしで書いているわけだが、こうやって人との新しい繋がりができると思うと、書く励みになる。つまらないことでも、どんどん書いておいた方が良いかも知れない。
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コメント
香川大学は、何年か前の植物生理学会で台風のせいで帰れない人が大量発生した不吉?な場所ですが、今回は大丈夫そうですね。
今回はうちからも一人出ていますが、私は学会員じゃないのと、今は昆虫が担当ではないのでパスです。
香川大には、春に助教に採用になった共同研究者がいるので行きたかったところではありますが。
面白い講演があったらここで教えてください。宜しくお願いいたします。
投稿: まーしゃる | 2008年9月15日 (月) 01時27分
まーしゃるさん、こんにちは。
台風の足が当初の予想より遅くなっているので、学会が終わるまで台風の直接の影響を受けなくても良さそうになってきました。ホッとしています。もっとも、帰ってからの仕事のことを考えると、ホッとしてもいられませんが・・・・・
今日は雨になりそうです。雨も鬱陶しいですね。
投稿: Ohrwurm | 2008年9月15日 (月) 08時02分
こんにちは、K大のNです。学会ではお世話になりました。ありがとうございました。最初このブログを見つけたときは随分近いところに虫屋さんがいたんだなあと思ってそれ以降ずっと読んでいます。今後ともよろしくお願いします。
投稿: Nakase | 2008年9月27日 (土) 19時45分
Nakaseさん、コメントありがとうございます。
確かに随分近くのようですね。これからも、近所のことを書くようにしようと思っています。
投稿: Ohrwurm | 2008年9月28日 (日) 17時59分