オオキベリアオゴミムシがたくさん産卵していた
昨日産卵を確認したばかりのオオキベリアオゴミムシだったが、今日も飼育実験中の虫を見るために出勤したついでに、飼育容器の中を調べた。ピンセットの先で小さな泥の塊を解剖すると、中から次々と卵が見つかった。さほど大きな飼育容器ではないとは言え、全ての泥の塊を調べ尽くすのは不可能だが、とにかく一所懸命調べたところ、合計41個の卵が見つかった。昨日は3個見つかっただけだったが、今日見つかったものの中には、昨日見落としたものがあるかも知れない。ともかく、合計44個のオオキベリアオゴミムシの卵を手に入れたわけだが、これが全部孵化したとしたら、とても飼育しきれるものではない。卵が孵化するまでにはおそらく1週間ぐらいかかるだろうが、それから先はアマガエルを採集するのが仕事になりそうだ。今はまだ簡単にアマガエルが見つかるが、それまでアマガエルがたくさんいて欲しいものだ。
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コメント
それはそれは・・・アマガエルにとっては大変な災難・・・
カエルは結構好きなので(たまたま見つける(見かける)と嬉しい、という程度)、ゴミムシのエサにされるアマガエル君たちが哀れ……。
オオキベリアオゴミムシは、アマガエルだけを食べるのですか???
投稿: でんでんむし | 2008年7月 8日 (火) 20時03分
2005年に飼育したときも、たくさん卵が孵化して、えらいことになりました。アマガエルがあまりにグロテスクな状態になってしまいまして・・・・
ぼくはアマガエル以外のカエルを食べるのを見たことはありませんが、他のカエルも食べるという報告が出ています。でも、アマガエルが一番の餌だと思います。
投稿: Ohrwurm | 2008年7月 8日 (火) 22時46分
ゴミムシといえば、他の生物の死がいを食べるものと思っていました。生きた生物を積極的に捕らえて食べるものもいるわけですね。
いずれにせよ、このゴミムシはカエル専門に食べるわけですか?自然下でも同様ですか?
投稿: でんでんむし | 2008年7月 9日 (水) 05時51分
ゴミムシは生きている動物を食べるものが多いです。植物種子を食べるものもいます。動物の死骸を食べるものは少数派だと思います。
オオキベリアオゴミムシは、少なくとも幼虫はカエル専門で、成虫は色々なものを食べますが、主にカエルを食べていると思います。
投稿: Ohrwurm | 2008年7月 9日 (水) 06時33分
ゴミムシに限らず、本当に死肉専門に食べる昆虫って少数派だと思います。捕食者だけど、新鮮な死肉にぶち当たればありがたく食べちゃう、そういうのが多いでしょう。死肉食のハエとか、モンシデムシ類とか、一部のハネカクシぐらいかな。ヒラタシデムシ類はハエのウジを捕食することも多いし、死肉に来るハネカクしも実はそういうのが多いと思います。
投稿: ウミユスリカ | 2008年7月 9日 (水) 09時33分
ウミユスリカさん、そうですね。死肉は常に存在する訳ではありませんから、死肉食専門への進化は困難が大きいでしょうね。
投稿: Ohrwurm | 2008年7月 9日 (水) 19時25分