「美しい」って死語ですか
今朝の朝日新聞に美術家・森村泰昌さんと分子生物学者・福岡伸一さんの対談が載っていた。『「美しい」って死語ですか』。
最近は、「美しい」ことに価値が認められなくなっているのではないか、とのこと。昨今の世の中を見れば、まさにそのとおりだと思う。経済価値ばかりが重く見られることは、美しくない。
ぼくにとって「美しい」とは、「自然である」ことだと思う。どこかに無理があるものは、見ていて美しくないし、時として嫌悪感を感じることもある。自然である、ということは、長い年月を通して磨かれてきたことであり、それなりの理由があることだと思う。表面だけ自然を装っても、どこかに不自然さが残るものだ。
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コメント
どこかの馬鹿首相が「美しい日本」とか言ったあたりから、「美しい」がとたんに色あせてしまったような…。
投稿: 楽苦 | 2008年7月 7日 (月) 08時26分
楽苦さん、同様のご意見をこのブログの読者からメールでいただきました。あの人のおかげで「美しい」という言葉の持つ意味が変わってしまったかも知れませんね。
投稿: Ohrwurm | 2008年7月 7日 (月) 19時38分