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2008年7月21日 (月)

奥本大三郎著『博物学の巨人 アンリ・ファーブル』

奥本大三郎著『博物学の巨人 アンリ・ファーブル』
1999年12月6日発行
集英社新書0003G
ISBN4-08-720003-5
680円+税

 生きた昆虫は大好きであるが、実を言うと、ファーブルの昆虫記はじっくりと読んだことがない。やはり、日本に馴染みのない昆虫が多いせいだろうか。それでも、スカラベや狩り蜂の話は読んだ記憶がある。
 著者は虫好きで知られるフランス文学者。新たにファーブルの昆虫記を全訳している。
 この本には、ファーブルがどのように生きてきたのかが書かれている。ファーブルが書いたものは、時代が変わっても変わるものではないので、ファーブルが生きてきた時代がどのようなものであったか、ということに関して、これまで気にかけたことはなかった。この本を読むことによって、ファーブルが生きた時代がどんなものであり、ファーブルがどのように生きてきたのかを知ることができる。ファーブルの業績が素晴らしいものであることは理解していたつもりだが、この本でファーブルがどのように生きてきたかを知ることにより、ファーブルという人間を好きになることができたような気がする。
 ファーブルの足下にも及ばないが、昆虫に接するぼくのやり方は、意識していたわけではなかったが、ファーブルのそれに近いものだったらしいということがわかる。

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