また海外からの査読の依頼を断ってしまった
現時点においてGoogleで「査読」、「断る」という検索語で検索すると、このブログの記事が2番目にヒットする。どういう理由で上位でヒットしているのか、理屈は謎だが、とにかくそうだ。
あのとき査読を依頼されたのは海外の植物科学の論文誌で、「自分の専門は昆虫学のしかも生態学で、植物学は専門外だから」という理由で断った。今度はこともあろうに、海外の植物科学の総説誌からの依頼だ。インパクトファクターは9に近く、自分にはとても手が届くようなところにある雑誌ではない。論文の内容は、前回査読の依頼を断った論文と似通ってるところがあった。どうやら、ぼくが植物科学の研究者である、などという間違った情報が海外に飛び回っているとしか思えない。その理由が思い当たらないわけでは無いのだが・・・・・。今回も前回と同じ、この分野の研究者である某Kさんを代わりの査読者として推薦してしまった。Kさん、申し訳ない!
こうやって書いていると、ぼくは査読を断ってばかりいるようだが、ぼくが査読の依頼を断ったのは、ここに書いた2回しかない。これまでに、国内19件、海外1件、合計20件の査読をこなしている。だから、査読拒否率は2割以下だ。今年度(4月以降)だけでも、それ以前からの継続も含め4件の論文に関わった。自分で書くのも何だが、十分に学会に貢献していると思う。
査読とは何か?ご存知ない方はこのサイトをご覧いただくと良いと思う。
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コメント
トラックバック、ありがとうございます。「査読」、「断る」で検索結果第3位のサイトでございます(笑)
断るのはぜんぜん問題ないと思います。さっと断って他の方を紹介してあげるのが一番です。でもたまにきまぐれで引き受けてやって下さいね(と一編集者としては思ったりもします)。
投稿: MANTA | 2008年6月22日 (日) 23時58分
MANTAさん、はじめまして。今見たら順位が落ちていました(笑)。本当の自分の守備範囲なら、まだ断ったことはありませんので、どうぞご安心を。
投稿: Ohrwurm | 2008年6月24日 (火) 06時54分
頂いたトラックバックのために、私のサイトの方が検索結果で上に来たようですね。いやー、ネットの世界って難しいけど面白いです。またお邪魔いたします~
投稿: MANTA | 2008年6月24日 (火) 08時44分