清水義範著『スラスラ書ける!ビジネス文書』
清水義範著『スラスラ書ける!ビジネス文書』
2006年4月20日初版発行
講談社現代新書 1834
ISBN4-06-149834-7
720円+税
清水義範氏は、ぼくが説明するまでもなく、「パスティーシュ(模倣)」という手法を得意とした作家だが、文章に関する著書もいろいろある。このブログでも「大人のための文章教室」についても少し触れた。
この本では、「何のために文章を書くのか」ということが常に意識されている。「ビジネス文書」とは銘打ってあるが、ビジネス文書だけでなく、科学論文を書くためにも随分参考になることが書かれていると思った。
とにかく、文章は誰かに読まれることを前提として書かれているものだ。このブログも、自分の備忘録として書いているという意味はあるのだが、誰か他人に読んでもらうことも、当然のことながら想定している。
このブログが読みづらいとすれば、まだまだぼくの修行が足りないという事だ。
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コメント
清水義範は「国語入試問題必勝法」を読んで以来、実際の入試問題でやってみようと思いつつまだやっていないという、ちょっと思い入れのある作家です。
西原理恵子と組んで色々出してましたけど、本当に色々やっていますねえ。
…しかしこんなことを書かれると、コメントが書きづらくなってしまうぢゃあないですか
投稿: まーしゃる | 2008年4月 5日 (土) 01時23分
まーしゃるさん、こんにちは。
宇都宮では、咳と痰と熱が出る、けっこう質の悪い風邪をもらってきた人がいるようですが、大丈夫でしたか?
ぼくの場合、清水義範は「蕎麦ときしめん」に始まっています。「国語入試問題必勝法」も傑作だと思いました。「このブログの特徴を10字以内で説明しなさい」とかね!
西原理恵子と組んでるのもかなり読みましたが、いずれも面白いと思いました。
投稿: Ohrwurm | 2008年4月 5日 (土) 22時44分
書きたいように、書きたい内容を書くことと読みやすいように書くことは別のように思います。どちらに重点を置くのかは書き手の自由でしょう。
閑話休題、左右の帯はミンサー織だったんですね。いま気付きました。
投稿: 熊80 | 2008年4月 6日 (日) 22時51分
読んでもらうために書くときは、読みやすいように書く事は鉄則でしょう。でないと読んでもらえませんから。
ミンサーは石垣島へのこだわりです。ミンサー工芸館の隣に住んでましたし。
投稿: Ohrwurm | 2008年4月 7日 (月) 07時04分
おや、パソコンだけでなく人間のウイルスも流行していたんですね。
発表にしろ懇親会にしろ、あれだけ狭いところに詰め込まれたのではモデル屋さんが喜びそうな流行が見られそうです。
>このブログの特徴を10字以内で説明しなさい」とかね!
うーむむむ、「生き物がいろいろ。」?
投稿: まーしゃる | 2008年4月 8日 (火) 01時28分
まーしゃるさん、どうもです。
「生き物がいろいろ。」では句読点を入れても9字ですから満点は差し上げられません。「無駄なものがいろいろ」ならぴったり10字です。
さて、今日の朝日新聞の朝刊の「私の視点」に清水義範さんが「勉強本ブーム 効率追求もいいけれど・・・」という表題で良いことを書いています。「趣味でいろいろ勉強しているんです、という人間のほうが、彩りがあって豊かだと私は思うのだが。」ぼくも同感です。
投稿: Ohrwurm | 2008年4月10日 (木) 23時02分