月刊むし447号の表紙のオオヒゲブトハナムグリの写真
仕事を終えて帰宅したら「月刊むし」が届いていた。2008年5月号。通巻447号になる。
封筒を開いて中から取り出したところ、信じられない光景が目に飛び込んできて驚いた。オオヒゲブトハナムグリが目の前にあるのだ。
オオヒゲブトハナムグリは八重山諸島だけに分布し、「樹冠の宝石」とも形容されるように、個体ごとに、金青色、金緑色、金赤色など多彩な金属光沢を持ったコガネムシの一種であるが、いつも樹冠を活動場所としているので、すぐ目の前で見る事は非常に困難なのだ。石垣島に住んでいた頃、長い竿の先につけた網を振り回して採集したことが懐かしく思い出される。
とにかく、「月刊むし」の表紙の写真には、ヤンバルアワブキの花に集まった雌雄のそれぞれ異なった色のオオヒゲブトハナムグリが5頭も写っているので、このような光景が見られるとは信じられないのだ。この写真を撮ったのは西野嘉憲氏。このような場面に出会うためには、相当な苦労をされたのではないかと思う。努力もさることながら、このような光景に出会えるとは、実に羨ましい。
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コメント
見てみたいなぁ。転載は無理すよね。
投稿: 熊80 | 2008年4月22日 (火) 09時23分
仕事がヒマなので書いています。
Ohrwurm 独語でハサミムシ、とのことですが、直訳は「耳虫」ですよね。
どこが耳?
投稿: 熊80 | 2008年4月22日 (火) 11時51分
熊80さん、どうもです。
今日はお客さん(?)が少ないですか?
小さい写真ですが、こちらにあります。
http://homepage2.nifty.com/mushi-sha/gekkan.html
でも、こんなんではわかりませんよね。
もうしばらくしたら、このサイトにオオヒゲブトハナムグリの標本の写真が掲載される予定です。
http://column.odokon.org/
ハサミムシが耳の虫と言われているのは、耳の中に飛び込むと言われているからだそうです。でも、耳に飛び込む可能性があるハサミムシは大変限られているので、なんでそう思い込まれているのか不思議です。
投稿: Ohrwurm | 2008年4月22日 (火) 20時28分
大きいのを見るには月刊むし を買わねばなりませんね。
耳に飛び込む虫ですか。奇想天外ですね。
投稿: 熊80 | 2008年4月22日 (火) 21時57分