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2008年3月27日 (木)

第52回日本応用動物昆虫学会2日目

 学会の2日目だ。昨日の夜は雨がまだ残っていたので今朝の天気が心配されたが、意外にも晴れていた。
 「ちりとてちん」を見てからホテルを出て、歩いて20ほどで会場に着き、ちょうど最初の講演が始まるのに間に合った。いずれにしても、自分の講演は終わったので、気が楽だ。
 特に楽しみにしていた講演は無かったが、予想外にぼくの心に響いた講演があった。中原重仁・宮崎勲・小濱継雄・村路雅彦「沖縄県に飛来するミカンコミバエ種群の遺伝的変異 フィリピンからの直接の飛来の可能性について」。石垣島に住んでいたときの大きな関心事のひとつに、海外からの昆虫の飛来があった。台風でも多くの昆虫が飛来する場合があるが、毎年の梅雨の終わり頃には、東シナ海から太平洋に移動する梅雨前線を伴った低気圧に吹き込む南風に乗って運ばれてきたとしか思えない昆虫がしばしば採集されるのだ。中原さんらの講演は、重要な害虫であるミカンコミバエ種群を扱ったものだが、先島諸島で採集されたミカンコミバエ種群は、遺伝子の型がフィリピンのものと一致するとのことだ。ここに詳しく書くわけにはいかないが、某カメムシがフィリピンから飛んできたと考えなければ説明できない分布を示していることをぼくは知ってしまった。そのことが、中原さんの講演と通じるところがあるのだ。講演のあと、中原さんと個人的に話をすることができて、収穫があったと感じることができた。
 夕方の小集会は「応動昆で生物多様性を考える」に出た。来年度から始まる可能性が高いプロジェクトの深く関係するため、勉強する必要があると思ったのだ。生物多様性というものをどのように考えるか、という点については、やはりまだピンと来ないのだが、現状がそのようなものであるらしいことがわかって、自分の立つ位置を確認するのには役に立ったと思う。小集会のあとは、小集会の主要メンバーと一緒に居酒屋に入り、濃い時間を過ごすことができた。
 明日は学会最終回。途中で帰ろうかとも考えていたが、小集会「水田普通種の激減と長期残効殺虫剤」に出ないわけにはいかないと思わされた。某H氏の策略にはまってしまったようだ。

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