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2007年12月

2007年12月31日 (月)

2007年も今日で終わり

 今年は自分にとっても、世の中でも色々なことがあった。
 自分にとって良かったことは、やっとのこと博士の学位を取得したこと。家族が大した病気になることもなく、何事も無く過ごせたこと。夏休みには家族揃って石垣島への“里帰り”を果たしたこと。
 世の中では・・・・・つまらないことが多かった。多すぎて書ききれない。自分の身近なところでは、クワガタ採りや栗拾いをした林が伐られてしまったことはショックだった。
 今年もあと数時間。今年は紅白歌合戦に夏川りみが出場しないので、興味が惹かれない。まだ年賀状を書いていないので、これから少しずつ書くことにしよう。

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2007年12月24日 (月)

高橋敬一・連載「カメムシの目で人間を見る」人間の持つ認識能力の限界

連載「カメムシの目で人間を見る」文・高橋敬一、写真・高井幹夫
岳人(東京新聞出版局)2008年1月号 通巻727号 138-139 pp.

 「昆虫にとってコンビニとは何か」(朝日新聞社)著者である高橋敬一氏の新しいエッセイの連載が、山の雑誌である「岳人」で始まった。連載タイトルは「カメムシの目で人間を見る」。「昆虫にとってコンビニとは何か」では、昆虫という視点からみた人間について鋭く描かれていたが、この新しい連載は、その視点よりもさらに深くえぐられているように思える。写真が入った2ページのものなので、文章そのものはそれほど長いわけではないが、中身はかなり濃厚に感じられた。連載ということだが、これからどんな風に「高橋節」が炸裂するか、楽しみだ。
 蛇足ではあるが、ここにはぼくが撮った石垣島ぶざま岳の写真が載っている。今年の夏に石垣島に行ったときに撮影したものだ。大した写真ではないが、このように雑誌に印刷されていると、まんざらでもないように思えるから不思議だ。

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2007年12月23日 (日)

久しぶりの自然散策・・・クヌギカメムシなど

 クヌギカメムシが気になり、いつもの(と言いながら、本当に久しぶりなのだが・・・)のフィールドに出かけた。昨日は雨降りだったので、林床はほどよく湿っていて、カラカラに乾いているより気分が良い。
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 例年ならクヌギカメムシがたくさん見られる時期なので、一所懸命探すのだが、今年は個体数が少なく、成虫も卵もそれほどたくさん見つからなかった。今年はいろいろな虫が少なかったが、クヌギカメムシもその例外ではなかったのかも知れない。
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 毎年、この時期、このフィールドは枯れたススキなどがたくさんあるのだが、どうやらかなり刈り払われていたようだった。そのせいかどうか知らないが、フユイチゴがたくさん目に付いた。これまでにもフユイチゴがあることには気付いていたのだが、今年はやけにたくさんあるように見えるのだ。
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 すこしつまんで食べてみたが、昔の記憶にあるほど味は乗っていなかった。ちょっと水っぽいのだ。ちょっとがっかりして、それ以上食べるのをやめた。
 ここの近くには農業用の溜池があるのだが、一見干上がっているように見えた。しかしそれは見間違いで、水草か何かが水面を一面に覆っているのだった。風向きの影響で、手前に吹き溜められてしまったようだ。水面ははるか向こうにしか見えない。

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2007年12月18日 (火)

寒風のなかのモンキチョウ

 今日は晴れていたが風が強かったために、気温ほどには暖かく感じられなかった。昼前に調査に出たのだが、こんな強い風の中、蝶が飛ぶはずもないと思っていたところ、予想に反して黄色い蝶が飛ぶのが見えた。この季節の黄色い蝶と言えばキチョウだが、それよりも淡い色だったし、飛び方も敏捷だったので、モンキチョウのように見えた。運良く花に止まったので、近くに寄ってみてみたら、やはりモンキチョウだった。
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 モンキチョウは昔、オツネンチョウ(越年蝶)とも呼ばれていて、成虫で越冬すると思われていた時代があった。秋遅くまで飛んでいるのが見られるし、春も早くから飛んでいるので、そう思われていたのだ。しかし、現在では成虫で越冬するのではなく、幼虫で越冬すると考えられるようになった。
 モンキチョウを含むColias属の蝶は、北半球の温帯のやや高緯度地方に分布の中心をもっているグループだ。その中で、モンキチョウは最も温暖な地域にまで分布を拡げている。石垣島に住んでいたころにも普通に見かけた。もっとも、石垣島では真夏には個体数が少なくなり、秋から徐々に個体数を増し、冬から春にかけてたくさん見られた。だから、少なくとも石垣島で見られるモンキチョウには休眠性が無いものと思われる。
 モンキチョウの生活史についての研究事例を知らないのだが(どなたかご存知の方があればご教示いただきたい)、本州中部のやや温暖な場所である東海地方では、モンシロチョウは休眠することなく、冬の間も徐々に成長しているのではないかと思えて仕方がない。多くの温帯の昆虫にとって、冬を乗り切ることが最大の課題だが、モンキチョウの仲間は北方起源だと思われるので、もともと寒さには強そうだ。だから、モンキチョウはColias属の中で休眠する性質を徐々に失って年中発生するようになり、徐々に南方に分布を拡げた種であるように思える。生活史を見ていると、ちょっと気になる種だ。寒風の中を飛んでいるモンキチョウを目にして、それを余計に強く感じさせられた。

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2007年12月17日 (月)

今年の初霜は遅かったようだ

 今朝、職場へ向かう途中に田圃の中の道を走っていたら、霜が降りているのに気がついた。今年はまだ霜が降りているのを見た記憶が無かったので初霜ではないかと思ったのだが、この時期まで霜が降りていないのは何かの勘違いだろうと思い直した。
 ところが、津地方気象台の発表によれば、今日が初霜の観測日になったとのこと。平年より23日遅く、去年より12日遅かったとのこと。
 今年はまだ暖かいのかも知れないが、今朝はさすがに寒かった。

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2007年12月16日 (日)

朝日新聞be「積雪の量 カマキリがズバリ」

 今朝の朝日新聞に付いていた「be」の1面。日曜ナントカ学「積雪の量 カマキリがズバリ」。
 季節柄、このような話題を出すのは適切かも知れないが、酒井與喜夫氏が「カマキリが大雪を知っていた」を出版したのはもう何年も前のこと。それ以降、酒井説を否定する研究発表が安藤喜一氏によってなされている(1)(2)。それにもかかわらず、朝日新聞に書かれていることは、酒井氏の説を説明したのみで、安藤喜一氏による研究は「異論もある」としか書かれておらず、安藤喜一氏の名前はもちろん、その内容に関しても一切説明が無かった。
 これでは、朝日新聞が科学雑誌「科学朝日」とその後継誌「サイアス」を休止してから、科学部のレベルが落ちたのではないかと思わざるをえない。カマキリが積雪を予測している、という話になれば一般受けは良いかも知れないが、積雪を予測しているのは、カマキリではなく、酒井與喜夫氏、あるいは酒井與喜夫氏によって作られた計算式であることは明白だ。
 かつて「科学朝日」や「サイアス」の編集長をやっておられた方に、柏原精一さんという方がおられたが、柏原さんがいれば、このような記事にはならなかったのではないかと思う。
 朝日新聞さん、もう少ししっかりしてください。と声を大にして言いたいものだ。

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2007年12月15日 (土)

伐られた林を近くで見た

 自宅裏の斜面の向こうにある墓地に行ったら、林の木がすべて伐られているわけではないことがわかった。よく見てみると、斜面の頂点近くに測量用の標石がいくつもあり、それの斜面側の木が伐られていることがわかった。クワガタ採りや栗拾いのときにも、標石があるのは目についていたが、それをそれとして意識したことはなかった。ところがこうやって伐られてしまった林を見ると、この標石には大きな意味があったことを感じさせられないわけにはいかなかった。
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 土地に対して権利を持たない自分には何もできないと諦め、この場所を離れ、今度は栗拾いをした場所を下から眺めてみた。落ち葉に半分隠れたような栗を拾いながら歩いた斜面は、地肌を見せて哀れなものだった。
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サルにご用心・・・近所の墓地にて

 伐られてしまった自宅の裏の斜面の林(だったところ)を近くで見ようと思って墓地に行ったら、これまで無かったはずの看板が目についた。おそらく墓参りに来た人がサルを見て、墓地の管理者に通報したのだろう。
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2007年12月13日 (木)

クワガタムシやカブトムシの林が潰された!

 我が家の裏の坂の上に家が建つことになったことは書いたが、半月ぐらい前から実際に作業が始まった。
 今朝、ゴミを出しに行って気が付いたのだが、その家が建つ場所の上の墓地の斜面の木がことごとく伐られていた。ぼくが毎年夏にクワガタムシやカブトムシを観察に行き、秋には栗拾いに行っていた場所だ。来年からは、もうクワガタ採りや栗拾いもできなくなってしまった。
 それだけでなく、こんなに木を伐ってしまったら、大雨でも降れば土砂崩れが起きてしまうのではないかと心配にもなる。
 この斜面はおそらく津市が管理する土地だと思うのだが、どうして伐ることにしてしまったのだろうか?斜面の下に家を建てる人は、土砂崩れが怖くないのだろうか?自然観察者には理解できない。

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40000

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 いただいたコメントにお返しをしようかと思ってアクセスしたら、カウンタがちょうど40000になっていた。アクセスしていただいた皆さんに感謝感謝。

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2007年12月 7日 (金)

石森愛彦作品展「多賀城焼けた瓦の謎」原画と虫の絵など

 春にハサミムシについて対談をした石森愛彦さんから作品展の案内状が届いた。東京で開催されるし、期間もそれほど長くないので、とても行けそうにない。というわけで、このブログを読んでいただいている人に宣伝しようと思う。石森さんは吉村仁先生の著書「素数ゼミの謎」の挿画を描かれているのだが、その原画も展示されるとのことだ。行きたいなぁ。

石森愛彦作品展「多賀城焼けた瓦の謎」原画と虫の絵など
2007年12月19日(水)〜12月24日(月)
11:00〜19:00(最終日17:00迄)
GALLERY Repolier ギャラリー ルポリエ
東京都豊島区南池袋1-21-7 池袋画荘ビル6F
TEL 03-3988-5631 会場直通(会期中のみ) 03-2988-6450

案内状には無限階段を歩いているゾウムシの絵が描かれている。
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2007年12月 3日 (月)

街の中に猿が出没したらしい

 ラジオのローカルニュースを聴いていたら、津市東丸之内のマンションに猿の親子が出没したとのこと。東丸之内はどこかと地図で確認したところ、国道23号線のすぐ海側の街中だということがわかった。我が家の近くに猿の親子が最初に確認されたのが9月4日のことカメラに収めることができたのが9月8日夜に吠える声を聞いたのが10月1日のことで、それ以降は我が家の近くに猿が出没した形跡はなかった。
 我が家の近くに出没した猿も親子連れだったので、今日、街中に出没した猿とはおそらく同じ親子なのだろうと思う。これまでどこを歩き回って、どこをねぐらにしていたのだろうか?興味が尽きない。

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2007年12月 2日 (日)

ホトケノザやナズナは春の花だと思っているのだが

 先週は普段と違う仕事が色々入っていたので、普段の週とは調査の日程がずれてしまい、今日は出勤して調査をすることになった。風はやや強かったものの、晴れていて陽射しが暖かく感じられた。
 しばらく前から咲いているのに気が付いていたのだが、今日はちゃんと写真を撮った。畑の回りに生えていたホトケノザとナズナ。いずれも春の花だと思っているのだが、もう秋の終わりには咲き始めていたことになる。今日は暖かくモンシロチョウも飛んでいた。そのほかにはキタテハやヤマトシジミも。
 これから寒さが厳しくなると、ホトケノザやナズナの花はどうなるのだろうか。興味津々だ。
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2007年12月 1日 (土)

日本鱗翅学会東海支部第136回例会

 名城大学で開催された「日本鱗翅学会東海支部第136回例会」に出かけた。今回の目玉は昆虫写真家の海野和男氏の特別講演だ。自分は日本鱗翅学会の会員ではないが、会員でなくとも広く一般への参加を呼びかけていたようだ。
 9:42津駅発の快速みえ4号で名古屋に向かった。休日の快速みえ2号と4号は4両編成だと書かれていた。津駅を出たときは、ほぼ座席が埋まった感じであったので、2両編成ではきついだろう。途中、桑名でもたくさん乗り込んできたので、2両編成ではとてもさばききれない人数だと思った。名古屋の駅に進入する直前、いつもは停車しない場所で信号停止となった。隣の中央線の電車も駅に進入する直前で足止めをくらっている感じだった。数分遅れて名古屋駅に着くと、中央線のどこかで人身事故があって、中央線のダイヤが乱れていたとのことのようだった。関西本線と中央本線は名古屋駅でホームを一部共用しているので、そのとばっちりう受けた感じだった。
 名古屋から金山に出て、さらに地下鉄で上前津まで出て、例によって電子部品屋を冷やかした。時間があまりなかったので、上前津駅近くの吉野家で牛丼を食べ、地下鉄鶴舞線に乗って塩釜口に向かった。

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 名城大学に行くのは初めてだ。名城大学は名古屋の私立大学の中ではおそらく一番大きな大学だと思うのだが、キャンパスもそれなりに広く、会場を探すのがちょっと大変だった。定刻15分ぐらい前に会場の講義室に入ると、既にたくさんの人が集まっていた。さすがに海野さんの人気のなせる業だろう。
 海野さんの話は、自分の生い立ちから虫の世界に入るところから始まり、海外へと話が及んだ。東南アジアの昆虫は自分にとっても少し馴染みがあるが、南米の昆虫となると、見慣れないものばかりで新鮮だった。夥しい数の蝶が飛び交う道も素晴らしかった。
 海野さんの話し振りから感じられる海野さんの自然観は自分のものとそれほど大きく違わないように感じられた。だからこそ、海野さんの話を自然に聴くことができたのだろうと思う。それがそのまま海野さんの作品としての写真やビデオ映像になっているのだと思う。
 海野さんとは初対面だったが、ぼくにとっての海野さんは、昆虫写真を撮るための技術を教えてくれた師匠だ。もちろん、海野さんの著書を通してだ。講演のあと少し言葉を交わすことができ、感激した。
 その後3題の一般講演があったが、学術的なことに面白さを感じるぼくとしては、少々的を外しているものだった。レッドデータブックの話は少なからず政治的なこともあり、また、自分自身で直接関わったことがなかったので、ちゃんと真面目に話を聞いて、レッドデータブックのことを少しは理解できた感じがした。
 例会が終了したあとは懇親会があって、そこでまた海野さんと話ができたら良かったのだが、家庭の事情で遅く帰る訳にはいかなかったので、涙を飲んで欠席した。
 名古屋駅の西口の地下街エスカの「想吃坦々麺」で担々麺を食べた。上海の担々麺を知っている友人の話だと、かなり本場物に近いということらしいのだが、とにかく美味しく食べることができた。しかし、850円という値段はちょっと高い気がするが、場所を考えればこの程度の値段も仕方がないのかも知れない。
 ここから名古屋駅の太閤口に近いので、関西本線の列車に乗るには都合が良い。19:30発の快速みえ21号に乗ることになった。ホームに上がって行くと行列ができていた。入ってきた列車は2両編成だったが、行列を作っていた人のほとんどすべてが着席できた。この時間の快速みえは混雑することが多いという印象だったが、今日はそれほどでもなかった。列車の中は読書の時間。ゆっくり本を読むことができた。

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