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2007年9月19日 (水)

意外な場所でハマベハサミムシに出会う

 津駅発7時16分の近鉄特急に乗ったらほぼ満席だった。この時間帯に特別料金(しかもやや高価)が必要な電車にこれだけの人が乗っていることは、やはりすごいことだと思った。お金を余計に使ってでも、楽に座って行きたいということなのだろう、と思ったのは、自分がそう思ったからだ。名古屋からは「のぞみ206号」の禁煙の自由席。近鉄から乗り継ぐと新幹線のホームのほぼ端から端まで歩かなければいけない。東京では8分の乗り継ぎ時間で「Maxやまびこ・つばさ111号」の自由席に乗った。乗り換え改札に行くために北の方に進んだので、何となくそのまま北の方に歩いたら、前の方に連結されている「つばさ111号」の方だった。つばさにはまだ乗った事が無かったので、それに乗ることにした。自由席の場所を車掌さん(女性)に訊ねると、一番前の16、17号車とのこと。東京駅でも、結局ホームの端から端まで歩くことになってしまった。Maxの2階建の車輌より、落ち着いた感じがする。歩いた甲斐があった。宇都宮を過ぎたあたりで車内販売が回ってきた。ちらっと見ると「鉄子の旅」に出ていた「峠の力餅」があった。うちの息子たちが「一度食べたい」と言っていたような気がしたので、帰りに買うことを決意した。と言う事は、帰りも「やまびこ」ではなく「つばさ」に乗らなければいけないことになった。とりあえず、当初の予定寄り1本早い東北新幹線に乗ったので、福島駅では十分に時間があり、帰りに買う土産を物色し、昼食をとった。ラーメンが好きなのだが、東北なので蕎麦にした。しかし、不味くはなかったものの、感激するほどの味でもなかった。やはり、下調べをしておくべきだったかも知れない。やがて、研修の参加者が集まり、13:00発のバスに乗り、目的地の研究所へ。
 途中の仕事の話などは省略する。宿は出張先の研究所からそれほど遠くない土湯温泉の旅館だった。露天の岩風呂と檜風呂が売りらしい。夜は岩風呂が「殿方用」。一緒に講師として参加した別の研究所から来たIさんとの雑談が1時間ぐらいは続いたような気がする。途中、灯りに寄ってくる虫のことも気になり、灯りの回りを探すと、クモがいっぱい巣網を張っていた、ということは、それなりに餌になる虫が多いということだろう。下に目を向けると、何とハサミムシがいた。どんな種かと思って1匹捕獲して灯りの近くで見てみると、ハマベハサミムシ Anisolabis maritima (Bonelli, 1832) の雌成虫だった。他にも幼虫が何匹もいた。ハマベハサミムシは海岸や大きな河川の下流域の砂地に多いという印象を持っていたので、こんな山の中の谷底で見られるとは思ってもいなかった。
 ここのハマベハサミムシは、灯りの下に落ちていたガの成虫の屍体を食べていたのだが、温泉で一年中暖かくて湿っており、冬はどうだか知らないが、それなりに餌が確保できるこの場所は、ハサミムシの棲息場所として、それなりに良い条件を備えているのではないかと思った。近年、家の中にハサミムシが出て気持ちが悪いので何とかしたい、という相談を何度か受けた事があるのだが、そのような場所とも条件が似ているのかも知れない。

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