ヒグラシとアミメカゲロウ
今日は休日だが、毎週月曜日に行っている粘着板トラップの粘着板の交換や、飼育している虫の餌の交換などのために出勤した。台風一過で久しぶりの晴れだ。
仕事を済ませ帰宅する前、ヒグラシ Tanna japonensis (Distant, 1892) がいないかと思って職場の畑の近くのヒノキ林に立ち寄った。人工のヒノキ林は太陽光が地面まで届かないので、下草も生えず、中は歩き易い。ところが、太陽光が届かないということは、すなわち暗いということなので、幹にヒグラシが止まっていても、向こうに気付かれる前にこちらが発見するのは困難だ。結局撮影することはできなかったが、3頭のヒグラシを確認できた。まだ鳴き声は聞いていないが、近々鳴き声を聞くこともできるだろう。
するとそのとき、何やらフワフワと飛んでヒノキの葉に止まる昆虫を発見した。よく見るとアミメカゲロウ Nacaura matsumurae (Okamoto, 1912) だった。アミメカゲロウを前に見た記憶が残っているのは久留米に住んでいたときのことなので、十数年ぶりのことになる。それほど珍しい種だという気はしないが、意外に目にする機会は少ない。意識していればもっと見つけることはできるのだろうが。
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