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2007年7月20日 (金)

セミの個体数が少しずつ増えてきた

20070720blog1  ニイニイゼミ Platypleura kaempferi (Fabricius, 1794) の羽化殻が毎年たくさん付くウバメガシの木が職場の庭にあるのだが、昨日までは羽化殻を見つけることができなかった。ところが今朝見に行ったところ、付近で7個ほど羽化殻を見つけることができた。昨日の晩のうちに7頭もそこで羽化したらしい。うち二つは、ウバメガシの木ではなく、近くにあるキノコについていた。手近なものに登ったらキノコだったのは想定外だったが、仕方がないのでそのまま羽化した、という雰囲気だ。
20070720blog2  ヒノキの人工林では、まだ羽化して間もないと思われるヒグラシ Tanna japonensis (Distant, 1892) の雄が見つかった。うまく飛べずに地面に落ちてしまうし、拾い上げても悲鳴の鳴き声を出すこともできなかった。いわゆる「やらせ」だが、ヒノキの幹に止まらせて撮影した。羽化して時間が経った個体と比較すると、明らかに艶がある。奇麗なセミだ。
 ニイニイゼミばかりでなく、アブラゼミ Graptopsaltria nigrofuscata (Motschulsky, 1866) の鳴き声も増えてきた。今日はどんよりとした曇りで気温も低く、そのせいかどうか知らないが、クマゼミ Cryptotympana facialis (Walker, 1858) の鳴き声は聞かれなかった。職場の前のケヤキの並木の木の幹には、羽化殻がたくさん見つかるのだが。
 ヒグラシの鳴き声もまだ聞いていない。

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