« ヒラタクワガタ登場 | トップページ | 1年経過 »

2007年7月 1日 (日)

編集はつらいよ

 来年の春、名古屋昆虫同好会の会誌「佳香蝶」は第60巻の節目を迎えるので特別号を出すことになっている。編集担当になってまだ2年目なので、大きな仕事をしているという実感は全くないのだが、もう60年も続いている会誌の重みは大きいと思う。
 通常の号は16ページまたは24ページ立てだが、特別号は通常号の1年分以上に相当する100ページ以上を目標にしている。だから、普段の号に載せられない長文の原稿も載せることができる。
 長文の原稿を送っていただけるのは嬉しいのだが、手書き原稿だとちと困る。会報に仕上げるためには、誰かが電子化作業を行わなくてはならない。ところが、極めて長文の手書き原稿が2本送られてきて、こちらもなかなか作業する時間がとれず、なかなか事が進まない。幹事で分担して入力するのだが、それだけでもけっこう大変であるし、その後の作業も手間がかかる。
 送られて来た原稿がそのまま印刷原稿にできることは滅多にない。読んでみると意味がとれなかったり、用語の不統一があったりすることはしばしばだ。だから、それも全部著者に確認をとらないといけない。電子メールが使えると便利だが、当然のことながら、手書き原稿を送ってくる著者は電子メールが使えない。多量の原稿を郵便で送るにしても、小型の郵便物しか投函できない近所の郵便ポストでは役に立たないので、遠くまで投函しに行かなければならない。二重苦三重苦だ。
 というわけで、先週の土曜日のほぼまる一日と、昨日のほぼまる一日をこの作業にあてた。せっかく良い季節なので虫採り(虫撮り)に行きたいのだが、それを我慢しての作業だ。これは辛い。しかし、とりあえず一段落だ。
 それはともかく、長文の原稿を手書きで書ける人は尊敬に値すると思う。自分は、ああでもない、こうでもない、などと考えながら書くので、ワードプロセッサ無しには何もできないと思う。昔の人は偉かった。手書きの長文原稿がこれ以上送られてこないことを祈る。

|

« ヒラタクワガタ登場 | トップページ | 1年経過 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 編集はつらいよ:

« ヒラタクワガタ登場 | トップページ | 1年経過 »