類は類を呼ぶ・・・・・?
誰のこととは申しませんが・・・・・
某「類は類を呼ぶ」。ぼく「類は友を呼ぶ、でしょ」。某「うそっ!?」。
というわけで『類は類を呼ぶ』が間違っているということに対してあまり自信があったわけではないが、『類は友を呼ぶ』が間違っているわけではないことにはかなり自信があった。はたして『広辞苑』を調べたところ、『類は類を呼ぶ』は掲載されておらず、『類は友を呼ぶ』が掲載されていた。
ところが驚いたことに、ネットを検索すると『類は友を呼ぶ』が間違っていて『類は類を呼ぶ』が正しいと思っている人が相当数いるらしいことがわかった。『類は類を呼ぶ』は何かの拍子に『類は友を呼ぶ』のことを間違えて発生したことに疑いはないが、言葉は生き物だから「類は類を呼ぶ」を使う人が多くなれば、「昔は『類は友を呼ぶ』と言っていた」などという時代が来る可能性が無いわけではない。
『きりぎりす』と『ころおぎ』は、昔は逆だったらしい。
きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣かたしきひとりかもねむ
古今和歌集の歌だが、キリギリスが霜夜に鳴くわけがない。このキリギリスは疑いなく現代のコオロギのことだ。
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コメント
スズムシとマツムシが昔は逆だったらしいですね。
投稿: Zikade | 2007年6月 1日 (金) 22時51分
スズムシとマツムシの話も聞いた事があります。でも、出典は知りません。ご存知ないですか?
投稿: Ohrwurm | 2007年6月 2日 (土) 22時38分